その神の名は嫉妬のレビュー・感想・評価
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私には刺さらなかった。
良い評価をつけているレビュアーさんもたくさんおられるのですけれども。
製作者側の「消化不良」というのか、「独りよがり」というのか…。
ごめんなさい、評論子の心には、まったく刺さりませんでした。
その神が悪ならばもっと嫉妬の神に振り回されても良かったのでは?
池袋のシネマロサで期間限定されていた作品で、たまにミニシアター系のインディーズ作品を観たくなる衝動があって、それが湧き出してきたので鑑賞しましたw
で、感想はと言うと…正直なんでこういう作品を撮ろうとしたのかが気になったw
言わんとしている事は分からなくは無いんですが、観ていて気持ち良くはなく、かと言って爽快感も無い。
でも、何処か自身の中にある醜い部分を曝け出されている様な感じで、そういった部分を赤裸々にする作品って何処かインディーズっぽいw
そう考えると至極真っ当なインディーズ作品ですが、それも面白いかと言えば…ですw
友人の成功を妬み、同棲している彼女を下に見て優越感に浸っている。
そう言う衝動というか、そうでないと自我の崩壊を抑えられないと言うのも分かる。
でもそれは薄っぺらいプライドで安っぽい満足感。
そんな物で支えられた精神なんて脆いなんて言うのも十分分かっている。
でも、割とそういった部分で支えられていると言うのは誰にでも多かれ少なかれあるのでは無いだろうか?
それが赤裸々過ぎるからなかなか共感出来ても認めたくないんですよねw
そこに付け込む宗教団体と言うか、教祖と安易と言えば安易。でもスタンダード。
この作品は割とスタンダードな手法を踏まえているんですが、全体的に雑にまとめていて、チープさが際立ち過ぎていて、そこで損している。
それが狙いだとすると凄い作品ですがw
もっと芸術的に特化する様な引っ掛かりはあるんですが、ミニマムでありつつ何処か風呂敷を広げ過ぎている所もある。
また、役者陣も不可は無いにして可は少ない。
物凄く不細工でも無いし、かと言って美形でも無い。
アクが強いかと言うのも無く、限りなく無味無臭の所が残念だし、なんか腹が立つw
もっと理屈はいいから屁理屈でも突っ走れよ!と言いたくなる。
嫉妬と言う神は誰にもあると思うし、その神に付け込まれたのであればそれにハチャメチャになるまで振り回されて欲しい。
そこにパワーが産まれて初めて嫉妬と言う神の怖さが分かるのではないだろうか?
そこに至る所は有るのに、要はまとめきれなくてとっ散らかっているんですよね。
ただ自分の中ではいろんな作品を消化していきたいと思うので、こういう作品に出会えた事はそれはそれで有りなんですが、でももう少しきちんと整理すれば良いかなとも思います。
安易なプライドで優越感に浸って身の回りの者を傷つけていると痛い目にあう事を改めて教えてくれる作品と解釈しますw
見終わった後に家族に優しくなれる映画
芦原健介初監督作品。
自己中な男の自己中な行為により自壊していく姿を描いている。
多かれ少なかれ、我々も自己中な行為により家族等に負担をかけていることを、この男の自壊を見て気付かされた。
見終わったあとに家族に優しくなれる映画といえる。
フラットという名の凹
付き合って8年の元劇団員同棲カプの男の、言い訳と虚栄と嫉妬の話。
仕事に真摯に向き合わず、上司からは叱責の嵐で、その鬱憤を晴らすかの様に彼女に一方的に愚痴をぶちまけつつ偉そうなことを宣う不動産会社営業職の主人公。
劇団員時代の友人が出演がCMに出たり俳優業で活躍する話を聞き癇癪を起こしてという中で、ネットでみつけた物件を持つ宗教団体に近付いていくストーリー。
擦り寄り転がされウンコに祈りwそれでも続くよ彼女への態度は。
この男の魅力は判らないし、共依存ですか?
それにしても神父さまの強かさ、嫌いじゃないw
調子に乗っちゃった果ての展開は好みではあったけど、更にそこからの流れは全然引っ掛からず。それだけ?と感じてしまった。
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