「理想と現実」ワインは期待と現実の味 Raita Maipenさんの映画レビュー(感想・評価)
理想と現実
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映画はどうしてもドラマチックな展開にしてしまいがちだが、この作品は展開がリアルで、周りにいそうな青年を描いているという意味では評価できた。
大人になれば、バーベキュー屋をやりながら接客やマリアージュを学んでソムリエ試験を受けたほうが、金銭的にも精神的にもよいと思えるのだけど、いきなり上記資格(マスターソムリエ)を狙うのも、若気の至りで観ていて痛々しく(自戒を込め)感じられる。そういった意味で、主人公は真面目で一生懸命なんだけど、共感はできなく結局試験に不合格なのも、一回諦めたワインスクールに入り直すのも、なんか現実的だなあとしみじみしてしまった。でも後味は、映画として観たかったのはこれではない感に溢れる。
それにしても日本語タイトルがほんとそのまんまで(苦笑)
あとテイスティング能力高いなと。国、品種だけでなく生産者やビンテージまで当てるのは、相当訓練しないと難しそう。。。
ヒップホップとワインは新しい。親子はバローロなんだね。
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