Tokyo 7th シスターズ 僕らは青空になるのレビュー・感想・評価
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わたしが愛してきたナナシスでした
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こちらのゲームを初期から続けている者です。
期待ちょっぴり、不安たくさんの気持ちで映画館に向かいましたが、わたしが愛してきたナナシスがそこにありました。
はじめの20分ほどでナナシスだ、、、と思いボロボロ泣いてしまいました。
映画館でみんなを見れる日が来るなんて。
アイドルアニメにありがちなかわいいキャラがわいわいやっているだけの映画ではありませんでした。
世界観を壊さずとても良くて本当に本当に嬉しかったです。
ありがとうございます。
アイドルが好きな方にも好きだった方にもそうじゃない方にも見てほしいと思える映画でした。
よくあるアイドルアニメ
アイドル氷河期の2034年、多くのスタジオが時代遅れとなり姿を消していた。そんなある日、12人組アイドルユニットのスリーセブンシスターズのライブが、機材トラブルで中止の危機に陥ってしまうが、HAKKAKUの支配人・八角が機材を直し無事ライブは開催された。
そのHAKKAKUが滑川コンツェルンの買収により閉館の危機に立たされていることを知り、客席を満員にし思い出が詰まったスタジオを救おうと・・・という話。
アイドルアニメも最近よく観てる気がする。これが特別他と優れてる様にも思えないし、歌が特別上手い訳でもなく、平凡な作品。
普段立ち絵でしか見てなかったキャラがアニメになった点だけがよかった。
★をつけて評価できる点はタイトルの通りです。
ただの立ち絵じゃなくアニメになって動いていたのは感度的でした。
動かしてくれてありがとう。それに尽きます。
ほかは残念な点ばかりでした。
上映時間が少なく、新規シナリオな点で期待しすぎたのもありましたが、
大きく残念な点は以下です。
・シナリオのアウトラインがひどい
→一生懸命頑張って、自分たちの技術を磨いて、多くの人にアイドルのすばらしさを広げて
それが多くの人に伝わって満員御礼ハッピーエンド!であれば、
映画の尺的に難しかったとしても、やりようによっては実現可能で、感動も大きいと思います。
が、満員御礼の結末は見え見えなうえ、ふたをあけてみてビックリ仰天。
なんとおっさんが金にモノを言わせて宣伝しまくったり、
映画の主人公たちの努力ではなく、
「かつて人気のあったスタジオが潰れるのが嫌だから救うために行く」
という、焦点がアイドルたちではなく、ハコになっていた点で開いた口がふさがりませんでした。
冷たい言い方をすれば、今回のこの映画は
「アイドル氷河期に光を見せた少女たち」ではなく
「潰れる前の最後の記念に一日だけ満員になった、とあるハコの話」といったところでしょう。
・滑川という男
話の構成上、どうしてもこのような人物を登場させる必要があったのかもしれません。
でも、今回のような限られた時間の中でこうした煽りを入れるキャラを入れる必要性は
あまりない気がしました。スタジオが潰れる理由の設定や、それに対する圧力は別の形で穏便に表現したほうが、短い尺を考えると自然かつ必要以上の感情を観客に与えずに済むと感じます。
また、明らかにこいつはアイドルが大好きな過去があったな、とすぐに分かってしまいました。
行動や言動が、プリパラの大神田グロリアにそっくりだったため察しがついたのもありましたが、
大神田校長のように、
「一連のことをきっかけに、逆にアイドルをもう一度応援しなおすことで12人の”背中を押す”重要な存在となった。そして10年後・・・・滑川はアイドル界を陰で支える重大な存在になっていた!」
とかであればいい話だったな!となるんですが、敗北して空港でへこたれたとこだけ見て落胆しました。
・ライブシーンに別の意味で泣けた
フルで聴けたのは既存の一曲だけで、ほかは部分的。
今回の主題歌に至っては、エンディングの背景真っ黒で流れただけという。
大人の事情と現実に、ある意味とても泣けました。
我々ゲームのファンがもっと支えてあげるべきだったと反省。
グッズを買って、いまさっき発表された推しメンバーのPJTも支援するので、
今後のアニメ制作やゲーム拡充の足しにでもしてください。
総評すると、立ち絵を動かしてくれてありがとう。
その一言ですが、映画としての内容はあまり評価できないものでした。以上。
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