「母と娘、姉と妹と弟」わたしのお母さん えみさんの映画レビュー(感想・評価)
母と娘、姉と妹と弟
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思い返せば返すほど、1つ1つの行動だったり、言葉だったり、表情が印象に残ってる。
夕子さんの中には「お母さんが好きなのが当たり前」な一般論や「姉だからしっかりしなくてはいけない」と言うモヤモヤした中で「お母さんを好きになれない自分が嫌いだった」のかなとラストシーンで感じた。
急に一緒に住むことになり、実家から母の荷物が送られてきたときに少くなからずとも弟のお嫁さんも疎ましくも思っていたのかなと
その荷物が廊下からリビングに旦那さんが移動してるあたりで、夕子さんも限界を迎え、最終的に喧嘩のシーンに繋がるのだが、それが最期になるなんて映画を観るまでは想像できなかったけど
弟の意向で「母の葬儀を家でしよう」と言った時に、それを受け入れてるあたりはやっぱり母を受け入れられない自分も嫌いで苦しんでいたのかなと感じた。
そうじゃなきゃ、家で葬儀なんて大変なことに賛同したりしないだろうから。
感想はとても難しいけれど、ここまで細かく描かれるのはリアルさがあってすごいなと思う。
【わたしのお母さん】の【お母さん】は誰しも感じたことがあるだろうし、とても近くに感じた。
また本当の家族に見える出演者たちの自然なところも観ていて違和感なくすんなりと入り込んでくるのがよかった。
また映画館に観に行きます。
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