「名前を呼ぶよ」東京リベンジャーズ ONAKAMAさんの映画レビュー(感想・評価)
名前を呼ぶよ
原作はアニメ放送前にちらっと1巻を見てどハマりした人間です。アニメも現在進行形で楽しんでいます。
昨年公開予定でしたが、特になんの情報もなく今年に入り夏に公開ということで、この時期の公開を選んだのは正解だったと思います。アニメも漫画も盛り上がっているタイミングでもありますし、初動もるろ剣に並ぶレベルのヒットをかましているのでお見事です。今日行った劇場も8割方埋まっていました。
大体は原作のメインシーンを繋げて、サイドストーリーなどはカットしたり、少し描く程度にしているので、くどくなく120分に収めています。ただ冒頭のアルバイトのシーン。原作では店長がボソッと嫌味を言うのですが、映画では何故か童貞だったり、妖精だったりと、意味のない嘲笑をしてしまっているので、少し不快になりました。別に追加しなくてもいいものを追加しているので、かなりモヤモヤしてしまいました。
ただそこからは概ね原作に沿っているのであまり問題はないように感じました。フリーターをしているタケミチが何者かに突き落とされるが、タイムリープをして高校生時代に遡っていきます。
そこからキヨマサにボッコボコにされて奴隷にされ、喧嘩賭博に参加させられるという流れをテンポよく見せていきます。学生時代の日向も出てきます。原作と髪色は違いますが、実写にするあたりここを再現しなかったのは正解だったと思います。漫画的な可愛い日向と、実写での可愛い日向の2つが楽しめました。今田美桜さん本当に可愛いです。
喧嘩賭博も中々にエグく、PG12も納得の出血、傷、暴行でした。そんな中マイキーとドラケンがやってきます。ドラケン役の山田裕貴くんは少し声が高いかなとは思いましたが、撮影時にアニメ版はまだ公開されていなかったはずなので、ifのドラケンと思えばいいなと納得しました。マイキー役の吉沢亮くんは流石のかっこよさです。少しムキっとしていましたが、いい具合のノリの良さと身のこなし方がお見事でした。
ドラケンのカッコよさは原作に負けずとも劣らずのカッコよさでした。謝るシーンだったり、漢気が溢れているので最高でした。実写としてとっても輝いていました。キヨマサ役の鈴木伸之くんが今日俺では硬派なヤンキーを演じていたのに、今作ではザ・チンピラみたいな感じになっていたので、ヤンキーの演技の振り幅広いなぁと思いました。
今作は8・3抗争をメインに描いているので、ボス的ポジションは愛美愛主のリーダーの長内と、寝返ったキヨマサです。そのため大規模な戦闘シーンではなく、狭い場所での大乱闘がメインになります。そのため、マイキーやドラケンは大きく活躍がありますが、ミツヤやパーちんはそこまで目立ちません。寧ろ結構殴られるシーンが多かったです。
メインシーンがタケミチvsキヨマサに移り変わり、今まで逃げてきたタケミチがリベンジをかまし、ダサいながらも全力で挑み、最終的にはかなりの体格差のあるキヨマサを落とすことに成功し、勝利を収めます。手に汗握る名勝負でした。
ドラケンの手術成功により、ほろっと泣くマイキーの涙も素晴らしく美しい。そして現代に戻り、日向と再会して物語は幕を閉じます。
SUPER BEAVERの主題歌「名前を呼ぶよ」も物語を締め括るのに最高の楽曲でした。
かなりキレイにまとめ上げられていました。英監督のハイテンションさはありつつも、原作に沿った物語に仕上がっていたので、原作ファンでも納得できる実写映画でした。是非続編が見たいです。血のハロウィンかな?その時の主題歌もビーバーで!
鑑賞日 7/11
鑑賞時間 12:20〜14:35
座席 J-30
レモンブルーさん
コメントありがとうございます!
吉沢くんのムキムキ具合が大河の関係だったのを知ったのが公開後だったので、自分の知識不足です💦
SUPER BEAVERを主題歌に選んでくれた製作陣には感謝しかないです✨早く続編も観たいですね✨
「名前を呼ぶよ」素晴らしい歌ですね!歌詞が沁みます!人生って出会いが全てだとか…何の脈絡もなくあの時はごめんと言える関係を大切と言わずに何と言う?とか…とにかく、歌詞の何処を取っても いちいち その通りだな!そう思えるの素敵だな!って 車の中でヘビロテして聴いてます!「東京リベンジャーズ」の内容にもピッタリですよね。(^^)
吉沢亮さんの└( 'ω')┘ムキッと具合は…大河の為の体格を作っている時の撮影なので…😓目を瞑ってください😅
もし続編があれば、その時は…普通のスリム?(でも筋肉は残して)になって演じてくれるのでは?と期待してます(笑)