バナナパラダイスのレビュー・感想・評価
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袖振り合うもが
1948年第二次国共内戦下の華北で、兄貴と慕う幼馴染みの男を頼り国民党軍に潜り込んだ男の半生。
戦争下のシーンはほどほどに、魅惑の果物バナナの生産地の台湾は天国だ、ということで戦後台湾に移り住み、名前を偽って慰問劇団の台所で手伝いをするところから人生が転がっていくストーリー。
勢いで突っ走る 兄貴と、ボーっとしている主人公。
終始口が開いちゃってるし流され捲りだし、寡黙さもないし。
悪いヤツではなさそうだけどね。
コメディという感じのつくりではないけれど、人生そのものが素っ頓狂で惚けた感じ。
再会した兄貴のこととか、ちょっと笑えないエピソードもあったけど、波瀾万丈のズレた物語がなかなか面白かった。
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