「「待機」の意味は「手を出すな」」ライブリポート shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
「待機」の意味は「手を出すな」
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映画「ライブリポート」(スティーブン・C・ミラー監督)から。
結果オーライだったから、事件解決だけど、
現実は、そう簡単には行かないだろうな、と観終わった。
主人公の一人である若い女性は、こう言う。
「私はありのままを伝えていく。
大手メディアに無視される事件を報道し、
あらゆる世代の人々に立ち上がらせたい」と。
物語は「生配信により捜査状況がリアルタイムで公開され、
ハラハラドキドキ感が伝わってくる誘拐事件」だったが、
この発想を真似する若者が出てこなければいいな、と
一抹の不安を残したまま、メモを整理した。
犯人が撃ち出すマシンガンは、ほとんど当たらないし(汗)、
横転するほどの車両事故なのに、ケガの一つもなく、
またすぐに走り出す。(笑)
現実の事件ではあり得ないことが何度も起きるし、
やはり、話題優先、目立つこと優先のレポート・報道は、
捜査の邪魔になるだけではないか、と冷静に感じてしまった。
しかしながら、多くのメモから選んだのは、
警察が使う「捜査」指示の一つ「待機」。
「待機」は、単に「指示があるまで待て」ではなく、
どんなことがあっても「手を出すな」ということらしい。
それを無視して手を出したから、現場は混乱する。
映画でなかったら、大変なことになっていたなぁ。
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