「撃つだけの映画」デンジャー・クロース 極限着弾 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
撃つだけの映画
ベトナム戦争に参加したオーストラリア軍が行った、1966年8月の「ロングタンの戦い」を描いた作品。
南ベトナムの農園地帯・ロングタンでオーストラリア軍がたった108人で、南ベトナム解放民族戦線の2000人と対峙し、わずか18名の死者だけで退けたという本当にあった作戦。
迫撃砲の自部隊への「至近着弾(デンジャー・クロース)」が、その作戦を可能にしたという史実を基に、無限ともいえるほど湧き出てくるベトコン相手に、ひたすら撃って撃って撃ちまくる(時々撃たれる)シーンだけの映画でした。
シナリオはグダグタ。
まさか令和の世に「中隊長、国に帰ったら俺、婚約者と結婚式を挙げるんですよ」ってセリフを聞くとは思いませんでした。
上長(大隊長・准将)がクソ野郎とか、テンプレのあらし。
映画としては正直面白くありません。
ただ、ミリタリー系映画好きとしては、戦闘シーンを丁寧に描いているだけで、多少採点は甘目に。
★は1か2でもよかったかも。
エンディングで、演じた役者と実際の兵士の写真を並べて見せるのですが、近年稀に見る、まったく似てない感がすごかったです。
コメントする