「今日も悲惨なマグレガーさん」ピーターラビット2 バーナバスの誘惑 ONAKAMAさんの映画レビュー(感想・評価)
今日も悲惨なマグレガーさん
金曜ロードショーにて1作目を鑑賞しましたが、見事に倫理観が崩壊していて、ずっと笑っていました。あれ?原作ってこんなんだったっけ?と思いつつ楽しい作品でした。
翌日、本作を鑑賞しましたが、もうめっちゃ面白かったです。初っ端のビアとマグレガーさんの結婚式で、大人しいピーターラビットたちがマグレガーさんの悪意のない君たちの父親だ発言でブチギレて会場をめちゃくちゃにした挙句、マグレガーさんを蹴り飛ばして、たまたま付いた風船で空高く飛んでいくという、家族映画にあるまじき衝撃のスタートを切りました。妄想オチでしてが、妄想でここまで話を広げるピーター恐るべし…
ビアとマグレガーさんは楽しそうな夫婦ですが、ヒットしたピーターラビット(前作)の本を世界的に流通させようと考えている企業の考えに対し、2人の意見は割れてしまいます。マグレガーさんが割とまともなことを言っていることに衝撃ですが、なんで宇宙に飛ばそうと思ったのやら…あと三姉妹の真似をしたマグレガーさんが思いっきり転がり落ちていくのが面白かったです。
今作の悪役のパーナバスですが、思ったほどの悪ではなく、ピーターにきっかけを作る舞台装置的な役割だったと思います。ピーターとパーナバスが捕まり、引き取られた子供たちの母親の方がよっぽど悪役でした。そんな母親をあの手この手でボッコボコにするピーターもピーターですが笑
後半、マーケットを襲撃し、ドライフルーツを強奪しますが、パーナバスがピーターたちを騙し、作戦を成功させてピーターの仲間たちを囮に使いますが、ピーターとマグレガーさんが互いを理解し、何故かピーターの喋ってる言葉が分かるようになるという面白展開が待ち受けています。その間も、車が動いて止まらずマグレガーさんはドタバタしてしまいます。救出劇もビアの考えていた話通りのスケールのでかいものになり、大体はマグレガーさんが酷い目にあっています笑シカが空に飛んでいったので不意をつかれました。
全員揃ったピーターたちがパーナバスたちを罠にはめ、全員間接的にペットショップに送りつけるという復讐をかまして物語は一件落着でした。
その後、ビアとマグレガーさんには子供が生まれ、ピーターたちはその子供を妹のように可愛がるというとてもハートフルな展開で幕を閉じます。語り手発言だったり、ピーターラビット2そのものの絵本を書き上げたり、次回があったらいいね!発言などメタ発言連発で笑いました。是非とも次回作が見てみたいです。
鑑賞日 6/26
鑑賞時間 12:35〜14:20
座席 G-11