「権力という名の魔物が成せる劇場」粛清裁判 ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
権力という名の魔物が成せる劇場
ソ連最高裁という名のスターリン劇場で展開される国家最大の茶番劇
本作もロズニッツアはナレーションを入れず粛々とフィルムのコマを進めていくためやや単調な感じは否めないが、あるがままを写すのが作風であろうから、これは理解した上で鑑賞しなければならないだろう。
それにしてもこんな在りもしない罪を捏造し権勢を維持しようとする人の強欲さには飽きれ果てる。
やはり権力は人間をどうとでも変えてしまう恐ろしいものである。
コメントする
りあのさんのコメント
2021年3月21日
ちゆうさん
コメントありがとうございます。
銃殺刑から減刑された人が何人か居ましたね。
もともと無実の罪だから当たり前だろうけど、ムチとアメですよね。
権力が長く続くと人が変わる、大国ではロシアと中国がやばいですよね。