君は永遠にそいつらより若いのレビュー・感想・評価
全62件中、1~20件目を表示
願いは時を超え、時代は変わる
津村記久子が2005年、当時20代後半で発表したデビュー小説の映画化。津村は新卒で入社した印刷会社でパワハラを受けて1年足らずで退職した経験をインタビューなどで明かしており、“虐げられる存在”の視点が本作の登場人物たちにも確かにある。それは組織や集団や社会のルールにうまく馴染めない人への攻撃であったり、処女や童貞に対する侮辱や中傷であったり、男から少女への性的暴行であったり、育児放棄された子であったり。
主人公・ホリガイ(佐久間由衣)は大学で知り合ったイノギ(奈緒)の少女時代の痛ましい体験を聞かされ、その場にいて助けられなかったことを嘆く。直接会ったことのない行方不明の少年を想い、「君を侵害する連中は年をとって弱っていくが、君は永遠にそいつらより若い」と伝えたいと願う。もちろん時間をさかのぼって過去を変えることはできないが、そうした願いを伝えることで、誰かの心に変化をもたらし、現在と未来を変えることにつながるかもしれない。弱者に向かって上から頑張れ!と声援を送るのではなく、同じ地平で寄り添い一緒になんとかしようもがくスタンスは、津村自身もハラスメントのサバイバーであることことが大きいのだろうと想像する。
吉野竜平監督が原作小説の空気感を誠実に映像化しようと努めたことは確かに伝わってくる。惜しいと感じたのは、終盤でホリガイが団地のベランダの外側から階下の住宅に侵入し、ネグレクトされた子を探そうとする場面。ホリガイが部屋に入るより前に室内で待ち構えたカメラが彼女を“客観的に”とらえるのだが、ここはホリガイの主観視点か、あるいは彼女の後ろから追随する映像によって、不法侵入を承知で未知の空間に分け入り、子供を救い出そうとする内心の緊張や高ぶりを表現すべきではなかったか。原作でもここの一連の描写は大きな山場になっていて、読者もホリガイの内面に同化してハラハラしながら読み進む部分なのだが、客観映像の演出ではそうした盛り上がりにやや欠けるように感じられた。
とはいえ、佐久間由衣と奈緒の好演は見応え十分。奈緒の役・イノギは「マイ・ブロークン・マリコ」でやはり奈緒が演じたマリコにも少し通じる部分がある。原作小説も素晴らしいので、未読の方はぜひ。
合わなかった
評価が高い作品ですが、正直伝わらなかった。
原作を知らないからかもしれません。
学生の悩みは伝わってきましたが、緩急が欲しかった。
最後だけ怒涛の展開のように感じましたが、一瞬だけでした。
あと、タイトルの意図が分からずです。
鷹揚さ
自分にはあまりない感情のせいか、捉えどころのない印象でした。この映画についての原作者・津村記久子さんのコメント、「自分が描きたかった堀貝佐世の鷹揚(おうよう)さは、確かに誰かの支えになるものだと、改めて信頼させてもらえた」が今作の魅力を言い得てるように思えました。思いやりとか慈悲の心とかそういう道徳的な正義と似ていて非なる感触、それが鷹揚さなのかな…。それで全てうまく事が運ぶわけでもなく、主人公は常に迷い、戸惑い、時に自虐的になりながら生きていくわけですが、でも、彼女の鷹揚さは確かに常に彼女を支え、そして、隣人を助けているという、とても不思議な感覚になりました。その捉えどころのなさを佐久間由衣さんが見事に好演してましたね。放映中の朝ドラ「らんまん」の綾役の方が個人的には好みですが(笑)。
懐から強いメッセージを感じる優秀作(71点)
意外と詰め込み気味な作品
20代前半くらいの遅咲きの交流をスモールスケールで描いていますが、終盤に起伏つけるのになのかちょっと無理があると言うか、不自然な演出や展開がひっかかりました
特に印象的なのが、奈緒の将来息子の綺麗なお嫁さんに老後面倒見てもらう的な発言で、単純にその言葉自体に華やかさを感じるのもそうだし、あの年頃である種少し悟りを開いてる様にも聞こえるし、この言葉を紐解くと容姿も心も綺麗なお嫁さんと結ばれる様な息子に育ててあげるだけの教養や経済力、人格がある旦那と出会いたいとも取れるのが、あぁいい作品だぁと思えた要因の一つです
是非
適性あり
圧倒的に無知でとっちらかった言い方しか出来なくても、その言葉は必ず誰かの胸に響くはず。
いろいろ生きてくだけでも大変な世の中だけど、
誰かが気にかけてくれる人がいるだけでも、自分も価値があると思おう。
児童福祉司として圧倒的に適性あり。
皆んな理想通りの人生じゃない
大学生までの人生が順調で
希望通りの大学に入れてキラキラした人生を送っている子達。
一方でトラウマを抱えていたり
人間関係が上手くいかなくて希望する人生ではなくなりかけている子達
まさに分岐点であるその時のその感傷的な部分を上手く描いていると思う。
男の子もだけど。
女の子はには特に慎重に生きて欲しいし
女の子を育てる親も気をつけて欲しい
女の子は子供でも別の雌が不幸になれば嬉しいとか蹴落としてやろうとか、そういった本能を持っている
蹴落として奪って輝いている雌がより良い男を捕まえる
この主人公たち2人はそんなマウント気質は感じられず
素直に生きているから真っ向から受け止めてしまうんだろうと感じた。
メインキャスト2人のような友情を見つけられることはとても貴重なんじゃないか、友情なのかよくわからない描写もあったけど。
大学生とかこれから大学進学を控えている子達に見てほしい。PG12だけどそこまで過激な描写は無かったような。
こんなまとまりのないことしか言えないんだよ私は、、、。
何を描きたいのか今一つ不明確だった印象。 児童福祉士として内定を得...
何を描きたいのか今一つ不明確だった印象。
児童福祉士として内定を得た女子大生が主人公だが、児童虐待がメインテーマではない。
単に卒業までの期間を漫然と過ごしている様子が淡々と描かれている。
ただ、終盤は少し盛り上がり、準主人公の奈緒が今までにない複雑な役をこなしていることが新鮮だった。
ポップじゃないポチョムキンはプーチンのせいでポップになった
初鑑賞
原作未読
芥川賞受賞作品
監督と脚本は吉野竜平
吉野竜平作品初鑑賞
タイトルに惹かれた
出版社の担当編集者が考案したのかもしれない
そういうことができる人が文芸誌に配属され無能はゴシップ雑誌に飛ばされるんだろう
児童虐待モノ
児童福祉士になる主人公は友人が子供の頃に虐待を受けていたことを知る
テーマはかなり暗いが主人公の素っ頓狂なキャラやバイト仲間のおかげで重い雰囲気を和らげている
それは文学している
だけど後半はシリアス
壮絶な虐待シーンはない
その点は良いんだか悪いんだか人それぞれ
可愛くないヒロインは奈緒でカバー
『僕の好きな女の子』もそうだったが彼女は女物のニット帽がよく似合う
佐久間と奈緒のレズシーンあり
長めのキス
女の友情といえばレズなのか
佐久間由衣はなんとなくだが中島ひろ子に似ている
中島ひろ子を大きくしたような感じ
原作がデカいという設定なので抜擢されたのだろうか
デカいといっても『キッチン』の川原亜矢子や『デビルマン』の冨永愛ほどデカくはない
赤毛から黒髪にしたことで就職したんだと観る側に悟らせる
そんな効果を狙った演出なのか
それとも原作の設定か
それはよくわからない
赤毛は『白線流し』で共演した馬渕が出演していることもあってか『レッド』の遊井亮子を彷彿させた
児童福祉士として県職員に内定している赤毛の処女・堀貝佐世(束谷大学文学部社会学科)に佐久間由衣
ひょんなことで堀貝と親しくなるずっとニット帽を被っている猪乃木楠子(束谷大学文学部哲学科)に奈緒
堀貝の友人で眼鏡をかけている渾名がヨッシーの吉崎壮馬(束谷大学文学部社会学科)に小日向星一
吉崎の友人で育児放棄されている子どもを保護したら誘拐犯にされてしまった穂峰直(束谷大学文学部文学科)に笠松将
堀貝の友人でミムラ姉さんのような髪型の岡野あかり(束谷大学文学部哲学科)に森田想
堀貝がバイトしている酒造工場の同僚でチンコがデカい童貞・安田貴一に葵揚
就活マナーを指導する束谷大学の講師・杉田千鶴に馬渕英里何
堀貝のバイト先の上司・八木圭介に坂田聡
堀貝が卒業後に就職した職場の上司・江藤敏光に宇野祥平
えーー。要約すると、就職決まって残りの大学生活ダラダラ過ごすな...
えーー。要約すると、就職決まって残りの大学生活ダラダラ過ごすなかでイロイロな葛藤を抱えてるんですよ(・д・)ノ ってお話。 まぁもっともっとシリアスな感じも醸し出してんだけど、なんだか青いなぁっと思わされた。なんだろう?
やっぱ奈緒はうまいわぁ♪ 奈緒の演技は好き♪
面白かったです。
人の痛みや悩みと向き合う作品
原作小説が話題だったのでレンタルしました。
この作品には様々な要素がてんこ盛りで、見る人によっては詰め込みすぎと感じる人もいるかもしれません。しかし緻密に繊細に人間それぞれが抱える痛みや苦しみ、悩みが描かれていて、自分にとっては些細なことでも人によってはそれが生きる意味を問うほどの苦しみであること。そういった部分を深く丁寧に描いていて素敵な作品でした。
今やドラマでは名バイプレイヤーとして欠かせない存在の女優となった佐久間由衣さんと奈緒さんが演じられたからこそ、このような素晴らしい作品になったと思います。
ダイヤモンドの原石が原石のままで終わる時‼️❓
深いテーマが満載です。
ネグレクト、誘拐、レイプ、自殺、児童福祉士のこと。
でも、それらが、なんとゆうか、有機的に化学反応を起こさせず、ただ、無機的に陳列させて見せているだけ。
自省的なヒロインは、今の所希望が見えますが、暴走する危うさが、とても不安を駆り立てます。
とはいえ、ヒロインの熱演には、凄いとしか言いようがありません。
方言といい、セリフ回しといい、絶妙な人物造形の完成です。
演技力を見る映画🎞🎟🎬🎦を是非。
耳の傷は見えますか
「耳の傷に気がつかなかった」
すぐ近くにいる人の、些細な変化や抱えてる想いに気がつくのは難しい。
「その場に行って助けてあげたかった」
その言葉と同じくらい
「君は永遠にそいつらより若い」という言葉は、猪乃木にとって大きい一言だった。
それでも、猪乃木の耳の傷に気が付けなかったことが、悔しかった。
その気持ちに応えるように、処女であることが自分の欠陥さを物語っていると考えているあなたのすべてを肯定するように、猪乃木は全身で彼女を肯定する。
猪乃木が突然いなくなった時。
直前に友人が友を亡くしていた。死んだ理由は特にない、ただただ焦燥がすべてを超えていたからだそうだ。猪乃木がいなくなった時、訳もなくただいなくなったとき、きっとその焦燥にかられていたのかもしれない。彼女がその焦燥を感じ取ったのかもしれない。いずれにせよ、猪乃木の耳の傷にはじめて気がついたのだ。今こそその場に行って助けてあげなくては、と思って、こんな言い方しかできない自分の身一つで小豆島へ猪乃木を助けに行ったのだ。
仕事の適性はわからない。
ただ、誰かが抱えている、隠している耳の傷に気がつくこと、自分にできることはただそれだけだと思ったのだろう。
ラストシーン。
「安否確認だけはするから」と、チャイムを押して状況報告に行った上司とは対象に、安否確認だけでなく子供の耳にある傷に気がつくために、彼女は自分でチャイムを押したのだと思う。
この映画を見た自分は、身近な人が隠している耳の傷に気がつくことができるだろうか。わずかな変化に気がつくことができるだろうか。
そしてその先は。
うまく言葉で助けることができなくてもいい。ただその場に行くだけでも良いのかもしれない。
ずっと、「他者」と関わる
負けることや痛みを避けるため、あらかじめ言い訳を準備してから勝負を避けようと生きてきた堀貝。過去の深い闇を封印し人との深い関わりを避けてきた猪乃木。
「誰かに話たい」、「誰かに伝えたい」、「誰かに聞いて欲しい」。
わたしたちはあえて自分に気づかない振りをして、そんなことを残したまま生きている。
自らの共感の強さに押し潰される人。
その重圧を避けるために共感のスイッチを切る人。共感は暴力にもなり、唯一の細い糸で繋がった救いにもなる。
そんなことをとっ散らかって思う。
佐久間由依と奈緒の圧倒的な演技。
【”友人の心に負った傷に気付いたら、眼を逸らさずにそっと寄り添う大切さ”を社会人になる直前の不安定な気持ちと共に描く。現代社会に蔓延るネグレクト、児童誘拐に対し、激しい怒りを示した作品でもある。】
ー 序盤は、就職先も児童福祉職に決まり、後は卒業論文提出だけの、どこか覇気のない堀貝(佐久間由衣)が、ヒョンなことから猪乃木(奈緒)と出会う所から始まる。ー
◆感想
・大学の飲み会で酒癖の悪い男子学生に”お前なんかに、児童福祉職が務まるかよ!”と絡まれるシーン。
ー ここが、最後半、効いてくるのである。
だが、彼女はTVで偶々見た、数年前に行方不明になってしまった男の子の事を調べていたのだ。それが、きっかけで児童福祉職を選んだのだ。
又、彼女が選んだ卒業論文のテーマも、その事に影響していると思う。ー
・バイト先で一緒になった男の子の、真剣な悩みに、正面から向き合わない(向き合えない)堀貝の姿。
ー が、ここから、彼女はイロイロな経験をして、人間として成長していくのである。>
・自宅の下の階に住んでいたネグレクトされていた男の子を自宅で預かっていたホミネが、突然死んでしまう。ホミネの親友が、鳥取の葬儀に出席した時に知った真実。
ー ホミネは、自分が男の子を救えなかった事が、心のどこかに鬱々とした思いとして、抱えていたのではないかな・・。
ホミネが遺した、堀貝が卒論作成のために頼んだ、アンケート用紙の裏に書いてあった、明るい感じのキャラクターが、却って彼の苦しみを表している気がした。
そして、その絵に、カラフルな彩色を施した猪乃木。彼女も又、心に深い傷を負っていた事が中盤分かる。きっと、あのカラフルな彩色は、彼女のホミネに対する”想い”ではなかったか・・。ー
・堀貝と猪乃木の間は、徐々に縮まり、猪乃木が言った衝撃の過去。誰にも見せなかった耳の傷。
ー あのような事件は、日本でどれくらい起きているのだろうか・・。、猪乃木が、大学を休学して、お婆ちゃんと住んでいた小豆島に戻ったのも、未だ傷が癒えていないからではないか。ー
・堀貝が、ホミネの家で、彼の親友から形見分けを貰うシーン。彼女は、突然ベランダから身を乗り出し、ホミネが助けようとした男の子の家に”命懸けで“降りる。
そこで、見たネグレクトの酷い実態。
<赤く染めていた髪を黒髪に戻し、堀貝が猪乃木に会いに行くシーン。
”暫しの沈黙の後、猪乃木が、か細い声で言った言葉”良いよ、待ってる・・。”
大学生から社会人になる精神的に不安定な時期に、堀貝が経験した、世の闇。
だが、あのラストシーンを見て、磯貝は良い児童福祉職員になるだろうな・・、と思った作品。>
<2021年10月31日 刈谷日劇にて鑑賞>
ラストの意味は観た人の捉え方に任されている
なかなか見ることが出来ず。たまたま横浜の(憧れのミニシネマ)ジャックアンドベティで、観たかったふたつの映画を連続上映してたので、意を決して遠征鑑賞でした。
高評価も納得の映画でした。
唯一問題なのは、佐久間由衣が可愛すぎることぐらいかな。あれでモテないわけが無い。
大学生のチャラチャラした話かと思ったら、なかなかベビーな話になります。
そして、最後は鑑賞者のとらえかた次第で、いろいろな撮り方が出来ます。
こういう映画は好き。
たまたま、舞台挨拶付きで監督だけ来ていました。サプライズで佐久間由衣か奈緒か来ないかな、と期待していましたが、残念。監督だけでした。
ただ、質疑応答があったのは楽しかった。
本当は、最後の方はどういう意図があってどういう意味なのか質問したかったけど、見た人次第で良いのかな。
ネタバレしないではなかなか感想が書きにくいけど、あのキャラがあのシーンに出てくるところでことや、最後の行動や言葉がどういう意味なのか、この辺りはいろいろな捉え方が出来そう。
私は、あの部屋にあのキャラクターが見えたのは、あの部屋の意味やあの部屋にいた人と、そのキャラクターが重なる部分があったからだと思いました。監督はちょっと違うことを言っていましたが。
この映画も、心の病と自死が関係します。
2作連続で同じテーマでした。
こちらも、ポップで楽しい空気も、重い空気のコントラストがとても良い。前半から楽しいシーンや、可愛らしいシーンが多かったので見やすかった。
佐久間由衣は長身の美人なのに、それを封印。
私は現代の若者を描いた作品を原則あまり観ない。60歳は超えているし、まだ働いているとは言え既に定年退職した人間だ。若い人に関心がない。
それが恋愛ドラマだと引いてしまう。また、昨今は同性愛を扱った映画も多く、そんな物は見たくもない。
NHKの朝ドラに出ていた時から佐久間由衣が好きで、それで観る気になった。
現代の若者を生態・会話・心の有り様が丁寧に描かれて、好感が持てた。丁寧すぎて映画が長くなっている。ちょっと削ってほしい。
主演の佐久間由衣は長身の美人で、目を惹くがこの映画ではそれを封印して、良い演技をしている。
私の好みの映画ではないが、佳作だ。
堀貝の抱える劣等感は誰もが持っている。
自分には大切な何かが欠けていると悩む卒業間近の女子大生堀貝。明るくて友達も多そうに見えるが実際はネガティブ思考で他人と深く関わろうとしない。作り笑いでその場を繕って過ごす日々。そんな頃同じ大学の1つ後輩猪乃木と知り合い残された学生生活に色がついてゆく。
虐待という痛みを違う形で共有する2人。心の内を話せる誰かをきっと待っていた。学生という立場がもうすぐ終わり、これから背負ってゆくものの重み。生きている限り悩みは尽きない。
疲れたら休めばいい。好きな髪色にして好きな格好をしたらいい。人なんて誰もが無神経なんだからそんなに自分を卑下することはない。まだまだみんなこれからやんか。私なんかより永遠に若い登場人物達を羨ましく思った。
笠松将は強面のイメージが強かったけどやんわりとした雰囲気良かったです。でも穂峰の遺した言葉は強烈だったな。あんな風に言われると返す言葉が見つからない。
全62件中、1~20件目を表示