「【”変われ!。”そして強欲という物の怪に憑りつかれた社会を祓う。”今作は豊田利晃監督の最新作「次元を超える」の原点作品であり、監督の表現者としての凄さの片鱗が伺える作品である。】」破壊の日 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”変われ!。”そして強欲という物の怪に憑りつかれた社会を祓う。”今作は豊田利晃監督の最新作「次元を超える」の原点作品であり、監督の表現者としての凄さの片鱗が伺える作品である。】
ー 今作を観ると、先週公開された豊田利晃監督の「次元を超える」との共通点が多い事に気付く。
  メインキャストの修験僧を演じた窪塚洋介や、炭坑の奥深くに入り込み正体不明の怪物を見つける男を演じた松田龍平。そして僧でもある男を演じた渋川清彦。
  妖術を掛ける人差し指をパチッと鳴らして、指さすポーズなどはマンマである。
  今作のフライヤーを見ると、豊田利晃監督のコメントが記載されている。
  曰く、”東京五輪を控え、強欲という物の怪に憑りつかれた社会をお祓いしてやろうと思い企画したが、その物の怪はコロナという現実的な死の脅威、あるいはコロナに怯える人の心に変貌しました・・。”と記載してある。
  そして、コロナが収束した今、豊田利晃監督は「次元を超える」という映画を製作したのだなあ、と思ったのである。
  但し、今作を公開当時に映画館で観た人の多くは、困惑したであろうなあ、とも思った作品である。
  今作は、豊田利晃監督の表現者としての凄さの片鱗は伺える作品であると思います。-
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