「なぜこんなに目が釘付けになるのか」なぜ君は総理大臣になれないのか ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜこんなに目が釘付けになるのか
弛緩することなく、ひたすらに突っ走る映画。
「本人」と自転車に旗を立てて地方都市を走ってゆく姿はもう園子温の「自転車吐息」かと思うくらいシンボリックなキャラクターになっている。それにちっちゃな娘さんがやがて「娘です」という襷をかけて父につづく。
17年という歳月の中、年老いていく両親、成長する娘、変化する政党、そんな中、ハゲもせず、太りもせず、まっすぐなままの小川淳也氏。変わらない姿、を伝えるための17年。こんな人もいるんだ、いて欲しい。そしていつか陽の目を浴びて欲しい。劇中の国会での姿があまりに美しくて帰りにYouTubeで映像探した
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