「ニコールキッドマンありきな作品」ストレイ・ドッグ KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
ニコールキッドマンありきな作品
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ニコールキッドマンが初の刑事役作品ということで少し期待して鑑賞したが、ニコールキッドマンの新たなる挑戦作品といった以外特に面白味を感じることはなかった。
冒頭から体に限界をむかえ心身ともにフラフラな状態のニコール演じるエリンの姿が描かれる。
そんな中身元不明の死体と出くわしその犯人は知っていると意味深な発言をし作品はエリンが犯人を追う展開から始まる。
その事件の背景には何やらエリンがいまだ尚トラウマとして苦しめられるなにか事件と関連してる事を匂わせられる。
このトラウマこそがこの作品の肝となるのだが、ありきたりな展開で非常に退屈に感じてしまった。
その内容も潜入捜査でともに捜査する捜査官に恋をし勤務内で殺されてしまう。それがトラウマの根であり、その恋人を殺した犯人を復讐する事に囚われている。
金を盗んだり、娘との関係性やエリンを苦しめる追加要素は他にもあるが、それらも非常にありきたりな印象を受ける。
結局描かれているトラウマ描写にそれ以上もそれ以下もなくそれらを2時間近くダラダラと描かれているように感じてしまった。
最終的に冒頭の身元不明の死体はエリンの恋人を殺した犯人で、その犯人を殺したのはエリンであった。
まぁこの最後の最後に時系列をいじる展開は予想はしてなかったが、特に驚かされる事もない。
ニコールキッドマンの迫真の表情や演技には一応それなりに惹きつけられたが…作品全体としては個人的には退屈な作品であった。
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