劇場公開日 2020年7月10日

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「平和であることの幸せをあらためて実感。」バルーン 奇蹟の脱出飛行 TOMOさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5平和であることの幸せをあらためて実感。

2020年7月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

幸せ

現代日本に生きる私たちには、命を掛けてまで行う「亡命」に走る彼等の想いは、到底想像すら出来ない。

作品は、バルーンで飛ぶ当日から始まる。
なぜこの家族は2年も掛けて危険を犯しながら準備を始めたのか、それは語られていないが、幼い息子に「真実すら自由に言うことが出来ない。それがこの国なのよ。」と語る言葉に生活の不自由さが伝わってくる。

ただ、一度目の失敗の際、白い布で作られた気球の明るいこと!夜空に明るく浮かび上がる姿に絶対見つかるだろう^_^;と思ったら、別の理由で失敗に終わった。

捜査の手が忍び寄るなか、二度目(最後)のフライト。

所々に、えっ、それはまずいでしょ!と突っ込みたくなることも多く、、実話ならではの素人感が出てて、それがまたハラハラさせてくれる。

・・・物語の10年後に東西統一、ベルリンの壁が崩壊。それがどれだけ多くの方達に待ち望まれていたことか、あらためて理解できた気がする。

TOMO