「当たり牌は海底にありがち」バルーン 奇蹟の脱出飛行 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
当たり牌は海底にありがち
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1979年東ドイツ、国境から約10㎞の町に住む家族が熱気球で西ドイツを目指す話。
「ゲンソク」では何でも手に入り、何のの不自由もなく暮らせる筈の東から、監視され抑圧された生活から脱する為に奔走するストーリー。
開始早々飛び立つも、凡ミスにより後200mのところで脱出は失敗。
この失敗で残してしまった遺留品により捜査の手がのびるは、街中には監視の目があるは、更にお向かいさんはシュタージだは、という環境の中、脱出方法を模索する様子はとてもスリリング。
日本人も〇〇ポリスがすぐに登場する国民性だから、世間の目とか、本当のことを話してはいけないとか理解出来るしね。
実際の話をベースにとはいうけれど、こういう出来事は成功も失敗も沢山ある筈だし、映画だから恐らく結果は…とは思いつつも、成功の度合いも色々あるし、どんな結末になるのかを含め最後まで楽しめた。
あらすじに書かれ過ぎちゃっていて、どうせここは上手く行かないよねとか、どうせここで捕まらないよねとか、思ってしまう部分があったのは勿体なかった。
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