「【哀しきロシアンクールビューティー、自由を求めて、米ソの諜報機関を相手に見事なチェックメイト!リュック・ベッソン監督の得意分野、金髪美人のアクション炸裂作品。】」ANNA アナ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【哀しきロシアンクールビューティー、自由を求めて、米ソの諜報機関を相手に見事なチェックメイト!リュック・ベッソン監督の得意分野、金髪美人のアクション炸裂作品。】
序盤はやや凡庸。
アナ(サッシャ・ルス)も”荒んだ、死んだような”生活を送っているし・・。
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アナの恋人は、”あ、君は戦車操縦が超絶上手い、イヴシュキンじゃないか!どうしたんだ、そのタトゥは・・”
すいません・・。超絶面白いロシア戦車映画を一瞬思い出してしまいました・・。(アレクサンダー・ペトロフ:あの映画のヒットで脚光が当たったんだね。嬉しい・・。)
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―冒頭、旧KGBによる”ウワワ・・”なシーンあり・・。その背景には、KGB長官ワシリコフの対米強硬路線があった・・。そして、その問題解決がこの作品の根底にある・・。-
序盤のトーンから、KGB高官のしたたかなオルガ(ヘレン・ミレン:当然、良い。)がアナに仕掛けた”KGBテスト”のモスクワ高級レストランでの”アドレナリンが体内から吹き上がる大殺戮シーン”から物語は一気に面白さを増していく。
”アナ、フォークで刺すのは止めて!。痛そうだよ・・”
-このシーンも含め、今作品で、何人殺したんですか!アナ?-
・KGBにアナを導き、彼女を支えるアレクセイ(ルーク・エヴァンス)と
CIAのアナを抱き込もうとしながらもアナの魅力に引き込まれるレナード捜査官(キリアン・マーフィー:この人が出ると作品が締まります・・。)
とアナとの三角関係も面白い。
-これが、ラストに効いて来ます。-
だが、今作品の一番の面白さは観客が観せられる映像が、絶妙に計算された時間差で提示される部分にある。
あの脚本の”技”が実に上手く効いている。
アナを演じたサッシャ・ルスのアクションの切れも宜しい。(相当、トレーニングしたのだろうなあ・・。)
さあ、今作品はシリーズ化されるかな?
〈今作品のKGBの辣腕の殺し屋、アナを演じたサッシャ・ルスはロシアのスーパーモデル。
「ヴァレリアン」のヒロイン戦士ローレリースを演じたのは、フランスのトップモデルのカーラ・デルヴィーニュ。
「LUCY/ルーシー」のヒロインはスカヨハ。
うーん、貴方の好みは分かり易いぞ!リュック・ベッソン監督。〉
■蛇足
サッシャ・ルスは「ヴァレリアン」で映画デビューとあるのだが、資料を見ても見つからない・・。パンド・デシネの生物に扮装していたんだろうか?