「60歳だと言われたのが一番のショック・・・」グッバイ、リチャード! kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
60歳だと言われたのが一番のショック・・・
誰に泣かされたかと考えると、冒頭ではイヤな奴かと思っていたピーター(ダニー・ヒューストン)だった。人生の最期は誰かと一緒に過ごしたいもの。孤独死なんていやだ(何度も書いてるけど)。そして、彼が選んだのは・・・
リチャードの気持ちはすごくよくわかる。ただ、研究休暇を取って英文学教授らしく短編小説を残すかと思いきや、単なるジョークに過ぎなかったというのが気がかり。学生たちには「Cあげるから来なくていい」と言ったり、残された学生たちと過ごす青空教室や、BARで人生を語る・・・みたいな光景に憧れを持って見てしまった。個人的な経験で変わったとことと言えば、青空教室みたいなのは平凡だし、教授と一緒にパチンコしたという思い出しかないなぁ。
妻の不倫だとか、娘のレズビアンというカミングアウトもなんのその。残りの人生を全て自分のために使うってところが潔い。娘に対する教育方針も素敵な台詞がいっぱい。どことなく文学風な人生観や、最期のT字路なんてのはとても印象に残ります。えー?と感じるエピソードも吹っ飛んじゃいました。
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NOBUさんのコメント
2020年9月30日
今晩は
ジョニー・デップが麻薬王を演じた映画というのは、ジェームズ・”ホワイティ”・バルジャーを演じた「ブラック・スキャンダル」でしょうか?
今作は、コミカル要素を絡ませながら、ジョニー・デップが”お化粧せずに” 真面目な表情で余命僅かな男を、”残り少ない人生、好きに生きるぜ!”という吹っ切れた姿で演じているのが、個人的には、好みでした。
では、又。