「きれい過ぎたら逆に魅力を感じない」3年目のデビュー りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
きれい過ぎたら逆に魅力を感じない
乃木坂ファンではあるけど、日向坂は数人知ってる人がいるレベル。
これで日向坂が好きになったか聞かれたら「ファンにはならなかったけど、みんないい子たちで全員仲良しで助け合っている」というのが分かったと答える。
制作側もそれを一番伝えたかったのだと思う。
それは真実なのかもしれないけど、もっと掘り下げないと人間味がなくて実感が湧かなかった。
例えば、念願のデビューシングルで二期生がセンターに選ばれた事。選ばれた本人にはインタビューがあるが、一期生にはない。
私からしてもセンターに彼女がなぜ選ばれたのかが分からない。
しかも、三作連続で選ばれるので、ほかのメンバーと比べて抜きん出て美人という訳でもないのに?となってしまった。
しっかり者のキャプテンのインタビューは多い。でも、キャプテンとしての苦悩を語るのが少なかった。
メンバーのモチベーションに差がある事で悩んでいたけど、ない人にあげてもらうのが一番難しい所なのに、映画全体を通して「改善するために何をしたのか」がなかった。
唯一あるのは「お辞儀を深く揃えること」だったように思う。
欅坂と比べてガラガラの握手会が数ヶ月後には満員に。その理由がぼやっとしてて分からない。
「ひたむきに活動したらファンが増えました」という印象しかなくて、ファンのYouTube解説を見る方が日向坂について知れると思えるのが残念。
本当に漫画のヒロインみたいな子たちなのかもしれないけど、実感ないのでもう少し実感湧くような制作して欲しかったな。
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