劇場公開日 2020年8月7日

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「【”イマニミテイロ” 眼前に大きな壁が立ち塞がり、それを何としてでも乗り越える必要がある状況にある人(私である)にとっては、何だかとても、パワーを貰った作品。】」3年目のデビュー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”イマニミテイロ” 眼前に大きな壁が立ち塞がり、それを何としてでも乗り越える必要がある状況にある人(私である)にとっては、何だかとても、パワーを貰った作品。】

2020年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

ー私事で恐縮であるが、普段、車内で大音量で聞く音楽はブリティッシュ・ロックが殆どで、邦楽では「エレファントカシマシ」である。
 であるので、「日向坂46」の名前は知ってはいたが、メンバーの方や曲など全く知らなかった・・。
 では、何故このドキュメンタリー作品を観たのかは・・、書かない。-

■印象的だった事
 ・第一期生の”キャプテン”佐々木久美さんが、”ひらがなけやき”(勉強しました!)だった頃、メンバー感の努力の温度差を感じ、コンサートの後に皆を集めて”涙の喝”を入れるシーン。
ー他のメンバーより少し年上とはいえ、中々言えることではないよなあ。”なあなあ”で済ませずに、ビシッと言う姿勢は立派であるなあ・・。-
 彼女あっての、今の「日向坂46」ではないかと、その後の幾つかのシーンを見て思う。

 ・ある握手会で、隣の「欅坂46」の前は長蛇の列で、彼女たちの前には、・・。
ー厳しいなあ。あの状況で笑顔でいるのは、相当キツイだろうなあ。ー

◆だが、彼女たちは悲愴感漂うような努力、連帯感により、様々な出来事(武道館3日間を急遽、単独でこなすことになった事など・・)を乗り越えていく。
ーあの数々の試練を乗り切った事が大きかったのは、観れば分かる。-

 ・仕組みは良く分からないが(多分、ファンの人気とかなのかな・・。シビアな仕組みである。)二期生の小坂菜緒さんが”センター”になったシーン。
 複雑な表情をした彼女を、主に一期生の方々が笑顔で祝福する。
ー悔しくはあるだろうが、それを笑顔に隠して、第二列、第三列になった人たちは、努力していくんだろうなあ。そして、努力を怠った人は・・。
 白鳥が水中で足を必死に回す姿がイメージ映像として、脳内に突如出現する・・。-

◆「日向坂46」のメンバーの方々の立ち居振る舞いを見て、思った事
 ・常に、丁寧な挨拶をする。メンバー全員での挨拶の際には、45度近く頭を深々と下げる。
 ・表情が暗いメンバーがいると、誰彼となく、明るく励ます。それだけ、常に仲間の状態を見ている証拠であろう。
 だが、普段の姿は良くイオンなどにいる女子高校生達と余り違わない気がする。(怒られるかなあ・・)

 ・オードリーの二人も言っていたが、多くの方には、”品”がある。人によっては、少しずつではあるが、スターの”オーラ”が出ている(気がした)。

 ・シンメトリックで、シンクロニシティ感溢れる、激しい歌とダンスシーン。凄い体力を使うだろうし、(疲れ切った表情・・)息が合っていないと踊れないよな。どれだけ、練習しているのだろう。
 ここのところをもう少し見たかったかな・・。

 ・様々な事情で、”卒業”したり、”休業”したりするメンバーの表情と涙。

<このドキュメンタリー映画は、ファンの方には物足りない部分もあるのかもしれないが、ほぼ初めて「日向坂46」の方々の姿を見た者にとっては、とても刺激されたし、シビアな”秋元ワールド”の一端も見えた気がした。

 それにしても、皆さん、濃縮した時間を過ごされているのであるなあ。想像もつかないほど大変な世界なのであろう。
 私も更に頑張らないとなあと、何故か彼女たちに励まされた気持ちになってしまったよ。>

 ・「ドレミソラシド」のメロディは覚えました。明るく、爽やかな感じがしたのだけれど、違ったら申し訳ない。

■補足
 ・主な鑑賞理由は言わないが、このレビューサイトに挙げられていたレビューは幾つか、事前に拝読しました。
 勝手に名前を挙げさせていただきますが、KZKさん、しゅうへいさん、ヨッシーさん、りやのさんのレビューには”後押し”させていただきました。
 有難うございました。

NOBU