「612」SKIN スキン Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
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白人至上主義集団「ヴィンランダーズ」の創設者の一人で役員のブライオン・ワイドナーが、そこから脱会した実話に基づく話。
「ヴィンランダーズ」は知らずに鑑賞したけど、現在のKKKの一つといえる存在。
NORDIC FESTAと冠したヴィンランダーズのイベントに、生活費の為にミシガンからやって来たシングルマザーのジュリーと3人の娘。
彼女達を茶化したメンバーを諫めたところから交流し展開していく。
映画だし、尺が限られるので仕方ないけれど、洗脳解除があまりにも急で、もうちょいその辺の件が欲しかったかなとは思うけれど、命懸けで悍ましい集団と対峙し、我慢し、決断していく様子が、哀しく力強くとても面白かった。
以下本編上映前に併映された「SKIN 短編」のレビュー。
本編との関連はないフィクションだけど、同じく白人至上主義思想を持つ男の話で、衝撃的な差別思想に胸クソ悪さと気持ち悪さ全開。
たった20分で展開する悲しい結末はかなり衝撃的で、映画として非常に面白かったけど、他のヤツらもいたよね、と物足りなさも感じた。
ただ、この展開を是としてはいけないし、面白いと思うのも間違いだし、物足りないと感じるのはとんでもないことだよね。…☆4.5
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