劇場公開日 2020年9月4日

  • 予告編を見る

「思春期の女子を主軸に広がる少し不思議な夏物語」宇宙でいちばんあかるい屋根 SAMURAI JAPANさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0思春期の女子を主軸に広がる少し不思議な夏物語

2022年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

(原作未読、ネタバレなしレビュー)

清原果耶さん主演とのことで鑑賞しました。

この作品すごくよかったです。特に「先のストーリーが読めなくてドキドキ」や「坂口健太郎さんの胸キュンシーン」などがあるわけではなくこの映画の雰囲気がすごく気に入りました。これと言ってすごいといえるところはあまりないのですが、どこか惹かれてしまうさ作品です。

まずはストーリーですが、いろんな悩みを抱える思春期の女の子に起きた少し不思議な夏物語といったところです。女の子が少しずついろんな経験を積んで成長していく姿は愛おしくかわいらしいものでした。この手の作品は多くありますが、他とは違う不思議な魅力に包まれます。

キャストさんですが、文句はありません。主人公の清原果耶さん。悩める中学生の女の子を完璧に演じれており、隣に住む大学生(坂口健太郎さん)に恋をし動揺するシーンや家族と心がすれ違ってしまったシーンも持ち前の演技力で魅了されました。清原果耶さんのパパ役山中崇さんとママ役坂井真紀さんはさすが歴が長いだけあります。特に坂井真紀さんが涙を流すシーンは思わずもらい泣きしてしまいました。素晴らしい演技です。この三人家族は本当に家族なのではないか疑うくらい馴染んでおり映画の世界に入りこんでしまいました。

「色褪せたように、なんかつまらないなぁ」と思う方に見てほしいです。物の見方や考え方が少し変わるかもしれません。

SAMURAI JAPAN