「星空とクラゲに癒された。。。」宇宙でいちばんあかるい屋根 ひれはるさんの映画レビュー(感想・評価)
星空とクラゲに癒された。。。
悩みを抱えた中学生と、空を飛ぶ星ばあの不思議な物語。
父と継母の間に子供が生まれることで自分の居場所を奪われるような。
学校で元カレとの変な噂を立てられ、学校も居心地が悪く。
唯一の一人の時間を楽しむための書道教室のビルの屋上には謎の老婆が現れて。
家にも学校にも居心地が悪いってかわいそう。。。
最初は距離を取っていた星ばあ(確かにズケズケ物事言うし、空は飛ぶし怪しいわ)に心を開き、
手助けされながら成長していく姿はよかった。
ひどいことを言ってしまった継母に、生まれてくる子用の靴下をプレゼントして謝るシーン、
そして、最後の糸電話のシーン。
すごくすごく感動しました。
映像は全体的にきれいで、星空とクラゲは本当に癒されました。
なんで2005年スタート?っていう謎だったけど、
最終的にあー、こういう葛藤を乗り越えての2020年なんだな。って
実母の血を完全に継ぎましたね。
ひばりの描く水墨画、個人的に好きです。
でも、中学生の設定は少し無理を感じました。
いくら今の中学生が大人びているとはいえ・・・。
ましてや、中学で謹慎?(停学?どっちだったか忘れたけど)
伊藤健太郎さん、いろいろな映画やドラマに引っ張りだこですが、今作も安定のかっこよさでした。
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