「やさしい映画」宇宙でいちばんあかるい屋根 やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
やさしい映画
この映画を一言で表すなら、やさしい映画だなと。
優しいではなくて、やさしいって感じ、どこか柔らかい様な。
それで、この映画はなんといっても清原果耶さんですよね。
清原さん、『愛唄』の屋上のシーンで凄い女優さんだと思い知らされたんです。
当然、初主演のこの映画の期待は大きくなります。
そしてやっぱり良い。特に良いと思ったのが、涙の温度。
温かい涙を流すシーンでは、涙にぬくもりが有る様な気にしっかりさせてくれるんです。
いや、清原さんだけじゃなくて坂井さんの涙も温かかったな。
吉岡さんは相変わらずやさしい感じ、山中さんはほのぼのとした感じで、この映画を温めてくれたかな。
そして桃井さん、桃井さんらしさはしっかり出しつつ、桃井さんらしくない人間臭さが出ていた気がします。
だからでしょうか、不思議な星ばあの設定が割りと自然に感じました。
役者さん達の雰囲気が、映画をやさしく感じさせた一因だと思います。
ちょっと話が変わるんですけど、途中にホオズキ出てきましたね。
中田永一さんの『百瀬、こっちを向いて。』を読んだ事有る人なら知っていると思いますが、ホオズキの花言葉ってあまり良くないんですよね。
この映画でも、その件に関しては良くない結果になりましたね。
それで気になって調べてみたんです、有るんですね花言葉だけじゃなくて鳥言葉。
ツバメの鳥言葉 幸福の予感
今晩は
”原作だと主人公はその後も百瀬と関係が続いているのが、最後に分かって嬉しかったんだけど、映画は切ない感じになっているのですかね。”
このコメントは直ぐに更新されるので、書きますが・・”切ないです。”
百瀬に”利用されていた?”相原君は、その後、百瀬に会うことなく作家としてある程度成功し、母校で講演をする前に且つて鬼灯をくれた神林さんと喫茶店で会う場面から物語は始まります・・。
私にとっては、原作とは違うストーリー展開が面白かったのですが、(そして、何より早見あかりさんの圧倒的なミステリアスな美しさ存在感)余り評価されなかった記憶があります。
当時のパンフレットには早見さんと共演された方々のコメントが載っており、早見さんが今作品とは随分違う性格の方であるという事が多くの俳優さんが語っていた記憶があります。
では、又。
今晩は
”『百瀬、こっちを向いて。』を読んだ事有る人なら知っていると思いますが、ホオズキの花言葉ってあまり良くないんですよね。”
とても、懐かしい・・。そう、良くないんですよね。
『百瀬、こっちを向いて。』は早見あかりさん主演で映画化もされて、彼女の横顔が美しいフライヤーやポスターがあっという間に無くなった事を思い出しました。映画も私にとっては切なくて、面白かった作品でした。
この映画からずれてしまいましたが、お許しを。
返信不要です。
では、又。