「若者が年長者から学ぶこと」宇宙でいちばんあかるい屋根 プールサイドさんの映画レビュー(感想・評価)
若者が年長者から学ぶこと
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今注目の女優、清原果耶さん初主演作品。
家族や好きな人への想いで悩む普通の女子中学生の話に、桃井薫さん演じる星ばあという少しのファンタジー。
自分だけの憩いの場に突然現れた見知らぬお婆さんに悩みなんて話す?と最初は思ったけれど、「星ばあ相手だったら話しちゃうでしょ」と思わざるおえない程、桃井さんが素晴らしかった。
清原さんも14歳という難しい歳頃の女の子がばっちりハマっていて、演技ではないのだけれど横顔がまあ見惚れてしまう。
伊藤健太郎さんや山中崇さん、この作品に出演されたキャストさんの代わりは誰1人としては考えられなかったと思います。
脚本においては台詞のセンスがとても好きでした。
好きな人への手紙を書いたのを普通だったら「夏の所為」とすると思うのだけれど、「夜の所為」と言ったり、
「時間は有効に使え」ではなく「気持ちよく使え」だったり。
言葉による表現で心を掴まれましたね 笑
この人の言うことは間違い無いんだろうなと思う人っていますよね。
この作品では、星ばあと習字の先生がそうかなと僕は思いました。
根拠はないのだけれど、そう感じてしまう。
それってその人の歳の重ね方なんだろうなと。
少しずつ積み上げて来たものがその人の雰囲気となり、行動や言葉に力を持たせるんでしょうね。
本編が終わりエンドロールとともに主題歌が流れて来て、いい歌だなと思って聴いていたら、清原さんご自身が歌われていたんですね 笑
とても綺麗な声で松崎ナオさんのようでした。
最後に気になったのが産まれた妹の名前!
何だったんだろうな〜?
すずめ?とよ?くらげ?笑
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