「優しいメルヘン」宇宙でいちばんあかるい屋根 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
優しいメルヘン
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この映画はメルヘンな家族のそれぞれの思いが織りなす、優しさ溢れる物語です。家族の個性を屋根の明るさや色であらわしている所に、新しい魅力があります。桃井かおりが、幽霊となっていて、孫に会いたいという望みを、清原が叶えてあげるのです。その前には、桃井にいろいろ助けられるので、その恩返しとして清原が歩き回ります。そんなことをしているうちに、自分の家庭の中にあった継母との葛藤も、ちゃんと成長して乗り越えていきます。爽やかに彼女が成長する姿に号泣です。最後の桃井との別れを観ているうちに、嗚呼、桃井は清原が強い女性に成長していくための守護霊の役割を果たしているんだなと思いました。家族を大切にと桃井や伊藤に言われる清原が、素直に聞いて良いところを伸ばしていくところは、爽やかすぎます。歌も清原が歌い、主演ですから、清原のための映画であるような気もしました。
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