劇場公開日 2020年9月4日

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「たまげた。清原果耶はあの年で既に女優の顔をしている。桃井かおりの好助演があるとはいえ、一本の映画をちゃんとしょっている。恐るべし。」宇宙でいちばんあかるい屋根 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5たまげた。清原果耶はあの年で既に女優の顔をしている。桃井かおりの好助演があるとはいえ、一本の映画をちゃんとしょっている。恐るべし。

2020年9月6日
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鑑賞方法:映画館

①演出は対象に余り入れ込まず客観性を保っている。その点は「新聞記者」と似通っているので、これがこの監督の持ち味なのだろう。途中やや冗長なところはあるが、ファンタジーと現実(もちろん映画的現実です)との「あわひ」が微妙に曖昧なこの物語を、ファンタジーに偏って馬鹿馬鹿しくもならず、現実的過ぎて柔らかさに欠けることもないバランスのよい演出が最後まで一貫している。②桃井かおりの飄々とした個性と絶妙な受けの演技(押し付けがましいわけでもなく突き放しているわけでもない)が映画を楽しいものとしているのは確かだが、やはりこの映画の眼目は清原果耶の突出した存在感であろう。

もーさん