劇場公開日 2020年11月27日

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「最後はドッキリ?主人公の妄想?」佐々木、イン、マイマイン 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5最後はドッキリ?主人公の妄想?

2021年6月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

難しい

寝られる

地元ではフォーラム仙台で公開されていた
タイトルにインパクトがあったので興味があり映画館で観ようと思ったが思いのほか早めに公開終了した
イオンシネマの多くで上映されるようなタイプの映画ではない

某映画監督の遺作のように長くはないし丁寧に作っているし政治的メッセージはない
シム・ウンギョンと松坂桃李の共演作の某より酷いかと聞かれたらそれほどでもないので星2つ
と思ったが最後があまりにもいただけないので1.5

男中心の青春映画で中心的人物が亡くなる話といえば最近では『くれなずめ』を思い出す
あれはコメディー要素がありくだらないがそれなりに楽しめた
こっちは苦痛しか感じなかった
小西桜子や萩原みのりの全裸なら良かったかといえばそういうことでない
主人公に共感できなくても作り話は楽しめる方だがこれだけはなぜかダメだった
疎外感さえ感じた

レビュアーの大多数はこういう映画が好きなのか
僕には合わない
娯楽生が全くないし面白くもなんともない
カンヌで賞を取るような退屈な作品
海外の作品を有り難がり日本映画をとことん蔑む映画通は少なくとも及第点をあげるかもしれない

たしかにトイレ以外でチンコを出していた男子はクラスの人気者だった
当然のことながら女子の評判は悪かったが
生徒会長に立候補するくらいクラスの男子に支持されていた
だけど案の定落選した
僕はそんな一学年下の後輩を冷ややかな目で見ていた

佐々木という男が好きか嫌いかで評価が分かれるのだろうか
これを面白いと感じる人たちが今の邦画全体をを支えているわけではないんだなと
レビューを参考にして映画を観るかどうか判断する人は少数派らしい
そうかもしれない

野川新栄