泣きたい私は猫をかぶるのレビュー・感想・評価
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ムげが自分と少し似てて共感したりして泣いてしまいました。猫をかぶる...
ムげが自分と少し似てて共感したりして泣いてしまいました。猫をかぶるっていう表現からして主人公がつよいということが分かって最高でした😭
アタゴオルじゃなくてジブリ
岡田麿里さんの脚本なので鑑賞したが、残念ながら昔からの少女漫画。
しかも、少し変態気味なストーカーばなしになっている。
ポジティブであっても、こんな少女はいないだろ。
中二病の少年は、こんな少年ではない。
騙されるな少女達。
ますむらひろし先生のアタゴオルのヒデヨシが出ていたので見たが、全く違うお話だった。
大変に常識不足だった。このモデルになった場所が瀬戸物だと知った。唐津辺りの話だと思ったが、常滑市なんだね。
結局、やっぱり、アタゴオルじゃなくてジブリ何だよね。
アニメーションだからこそ伝わる
映画館での公開を中止せざるを得なくなり
NETFLIXでの全世界配信をしたこの作品。
当たり前だと感じることが出来なくなったとき
当たり前の大切さを知る。
この公開の仕方でも出ているなあと感じました。
主人公の女の子が明るくて純粋で感情豊かで
心が動かされました。
人生イヤになることもあるけど
これまでであってきた人が自分のことを忘れてしまうと思ったら
そう簡単に自分をやめられないなと思った。
とても響いた。
見るべき映画だと思います。
少女の本心は猫に隠して
『ペンギン・ハイウェイ』のスタジオコロリドによる長編アニメ第2作。2020年の作品。
長編最新作『雨を告げる漂流団地』が配信されたばかりで、こちらまだ未見だったので併せて鑑賞。
始めは主人公像に好き嫌い分かれるかも。
中学2年生の美代。自由奔放でおかしな言動から、“無限大謎人間”を略して“ムゲ”と呼ばれている。
その良く言って大胆、悪く言ってドン引きな言動の要因は、
行為を抱く同級生男子・日之出への猛アプローチ。
サンシャイン・アタック!…と体当たりしてきたり、皆が見てる中でも恥ずかし気も無く好き好きアプローチしたり、日之出の一言一言にとろけ酔いしれたり、将来日之出と一緒になる事を夢見ている。“日の出見よう”=“日之出美代”として。
さらには“ある方法”で日之出の私生活にも潜り込む。
…って、一歩間違えればストーカー行為。いや、完全アウト…?
で、その“方法”というのがファンタジーで、本作のミソ。
猫の姿になる。
ある時夏祭りで、迷い込んだ不思議な世界。
そこで、人間の言葉を話す巨大な“猫店主”から貰った猫のお面。
それを付けると、猫になれる。
無論、何も代償ナシの善意からではない。ある代償が…。非常に胡散臭い猫のお面屋…。
人間のムゲの姿で接すると、日之出の対応は素っ気ない。ほとほと呆れ、うんざり。
が、猫の姿では…。亡くした犬の“太郎”と名付け、可愛がってくれる。
猫になれて最高~!
いつかあの本当の優しさや笑顔を、人間の時の私にも…。
思いもがけないラッキーな事が。
毛嫌いする同級生男子といざこざ。その時日之出が、庇ってくれた…!
猫にならずともこれで一気に距離が縮む…と、勝手に思い込んでしまった。
気持ちを記した手紙を日之出へ。そしたらいざこざあった同級生男子が横取りし、嫌みったらしく読み上げる。
恥ずかしいのではない。素直なこの気持ちを貶すのが許せない。
ところが…。日之出が手紙やムゲ自体を激しく拒絶。
その口から聞きたくなかった、「お前と俺は違う」「嫌いだ」の言葉…。
思いがけないラッキーな事から一転、ショックな事へ。
ムゲは涙を浮かべながら無理して笑う…。
ウザく、KYなムゲだが、その境遇は複雑。
小学校低学年の時に母親が家を出た。現在は父と、家事手伝いをする女性・薫と暮らしている。
母親代わりの薫。決して悪い人ではない。優しく、いつも気に掛けてくれる。
…いや、寧ろ、それが嫌なのだ。
母親でもないくせに。実の母親は私を捨てて出て行った。
お父さんもお母さんも薫さんも、皆々自分勝手。私の事なんか…。
そこに追い打ちを掛けるように、日之出からのあの言葉…。
もう人間なんてヤだ。ずっと猫で居たい…。
その時、お面がポロリと落ちた。人間のお面。
これが、代償。心から人間で居るのが嫌になった時、猫になるのを条件に、人間のお面(本当の私)を猫店主が貰う。寿命の半分も一緒に…。
まだ本当の気持ちを伝えていなかった。取り戻す為に、“あちらの世界”へ。
ムゲが居なくなり、親友・ヨリちゃんや家族は探す。
日之出も気付く。本当の気持ちを…。
不思議なタイトルの“泣きたい私は猫をかぶる”。
でも実際見ると、その意味を知る。
泣きたい私=本当の自分の気持ち。猫をかぶる=偽りの感情で隠す。
自分の本当の気持ちを伝えるのが苦手。知られるのが怖い。
だから正反対の感情で表してしまう。
不器用で、繊細な心の持ち主の女の子。
美しい柔らかみのあるタッチの画で、感傷的な内容かと思いきや、ファンタスティックでユーモアもある。
でもそれが、シリアスなのかファンタスティックなのか、どっち付かずの印象も。
ムゲのキャラ像もさることながら、日之出の感情の変化、ムゲの人間のお面を被ったあるキャラの心変わりなど、ちょっと唐突過ぎ。
時が来ればムゲは人間の姿に戻れず、猫の姿のまま。人間の言葉すら忘れてしまう。クライマックスの一番の見せ場の筈が、今一つ盛り上がりに欠ける。
画は綺麗だし、少年少女を主人公にしたちょっぴりの切なさと爽やかさの青春ファンタジー。
良作ではあるが、面白味やイマジネーションは『ペンギン・ハイウェイ』に及ばず。
なぜ理解できなかったのかがわからなかった
そこまで考察する方ではないので、間違っているかもしれないですが、
この映画の心情や理由がわからないと評価するのはないかな、と思ってしまいました。
美代が賢人を好きな理由は、家に居場所がないと感じていた所に出会い、本編で言っていたように二人きりで甘い時を過ごしたからでしょう(美代は猫でしたが)。
賢人が美代を好きだったのは、最初からだったのではないかと思います。
大切なものに失うまで気が付かないと本人も言ってました。
そんなに立派な人間ではないと気づかれたくないとも。
どうして好きなのかは美代が一生懸命だからでしょうね。
自分のために悪ガキに喧嘩売るくらいですから、あそこでもかなり心を許した感じがしました(その後、美代+悪ガキの行動で一時的に台無しになってしまいましたが・・・)
あと自分にはできない、言いたいことを言えるところかな(少し勘違いだったようですが)。
賢人が猫にも「(美代の事が)好きだ」と言ってましたし、上記のことに気が付かなければ唐突に好きになったようにも見えるかもしれないですね。
猫店主(お面屋)が美代を猫にしたい理由はもっとわかりやすいです。
本人が欲しがっていたように、寿命です。
猫の寿命は短いからですね。いつまでも生きていたいのでしょう。
ところで、美代という名前は、
ドラえもんの美代子さんから来ているのかなと思いました。
あちらは、月が出ていないときは猫になってしまう魔法でしたが・・・人間の言葉を喋るのも一緒です(翻訳こんにゃく食べてですが)。
美代の謎の行動が許せない人は一定数いそうな気はしますが、
あそこまで謎行動も家族の影響がありそうでしたし、不安な子供時代というのがよく表現されていたのかなと。
個人的には、恋愛はもう少し引っ張ってほしかったですが、映画1作だけだと仕方ないですね。
思っていることを言えない(素直になれない)のは恋愛についても同じだったのでしょう。
主人公ふたりの成長物語なのだと思います。
総評として、私は結構好きな作品でした。
大自己満感想文かきました
泣きたい私は猫をかぶるをみて、誰かを愛する人は勇敢であると、私は感じました。なぜなら、人は愛する人にありのままの自分を愛されたいけれども、ありのままの自分を愛する人に否定されたくないからです。このように、本作では人の臆病さが良く描かれていたと思います。
例えば、ムゲが猫(たろう)として日之出に近づいていたことが挙げられると思います。ムゲは猫として仮面をかぶっている時が1番嫌われずに、愛情を注いでもらえることを理解していたからです。というのも、日之出がムゲとたろうを重ね合わせるように何度も思いを馳せているのを見ているのにも関わらず、ムゲはたろうなら簡単に好きと言ってもらえるのに、と呟いてるからです。
確かに、ムゲは日之出に躊躇なく日之出サンライズアッタクを決め込んだり、公衆の面前で堂々と愛情表現をしたり、と臆せずに人を愛しているように見えますが、たろうという形をムゲ自身のスペアのようにして愛を享受しようとしていました。それは、日之出に嫌いと言われた直後にたろうとして仮面を被り会いに行っているからです。他にも、お父さんや薫さん、お母さんに対してのらりくらりと躱していところにも、ムゲの臆病さが描かれていたと思います。
この臆病さを克服する手段として猫の仮面が描かれていたと、私は感じました。言い換えれば、仮面をすることは愛する人に愛してもらえるようになろうとする手段だということです。愛する人に愛してもらえる形で、本当の自分を隠して、本音を押し殺して。しかし、その仮面は本当の自分を愛してくれる人にはすぐに見破られてしまいます。なぜなら、ありのままの人間性を愛しているからです。本作では、きなこがムギに成り代わっていた時、ムギの親友の頼子や日之出には不審がられていたところでそれが描かれていたと思います。
こうした愛されるために仮面を被る行為は、私たちにも存在すると思います。好きな人の前でカッコつけたり、モテるアピールしてみたりと。それが愛されるかどうかは置いておいて、私たちは本当の自分の上から仮面を被ってでも、愛されたいのだと思います。でも、満たされるような愛情をもらうためにはその仮面は脱がなければならないと思いました。ムギが本当に猫になってしまってから、人の声が聞こえなくなるというのは、私たちが仮面をつけた時実際に視覚や聴覚が不自由になるのと似ているなと、思いました。だから、本当の自分を愛してくれる人を見つけられるように仮面を取る勇気が必要なのかもしれないと、この作品を見て感じました。愛するってめんどくさくてかっこいいですね。
映画あんま見たことなくて何となく見やすそうだったからみてみたけど、心が張り倒されました。この作品にめちゃくちゃ感銘受けて夜中に見てすぐ感想書いたけど何書いてるか分からなくなってきて途中からポエムみたいになってました。恥ずかしくなってきたので仮面被らせてください。
今まで見た中でトップレベルに最低の映画
まず、主人公のムゲ「無限大に謎な女の子」が本当に理解不能で不愉快な行動ばかりしてイライラします。好きな男の子がいるのですが(ひのでくん)その子に対する言動が相手の気持ちを考えない最低のアピールばかりでまず見るのがしんどくなります。
最初から最後まで自分勝手で胸糞です。
ストーリーの展開もラスボスである悪役が弱すぎてなんだこれは?となります
主人公を嫌っていたひのでくんくんの心変わりも意味がわかりませんし、だんだんひのでくんも勝手で嫌な人間になります。
時間を返して欲しいですね…。
泣きたい時には
普通の女子高生がいつも周りに対して笑顔をでいる。だけど、心の奥底で色んなものを抱えている。
そんな事を隠して本当の自分になりたい時に猫になる。
とてもファンタジー要素が強い感じがする所もあるけど、要所要所の部分では、現実でも全然起こりうるような問題だったりが合ったりしてこういう事を感じる人がいるのかもしれないと思った。
猫ってとても自由気ままで思っている通りのことをしていく。
そこが現実的な人間が抱える問題と理想的な自分っていうのがテーマになっているのかなって思いました。
「心からのメッセージを笑うな」ってセリフは、とてもグッとくるものを感じます。
誰かに届ける言葉って誰かの言葉でなく、自分はこうしたい!こうなりたい!こうでありたい!
形のない存在なようなものかなって思いました。
全体的にスッキリした感じで見終わった後に心が晴れる感じがありました!
映画半分くらいで離脱しました
どうしてもこの映画についてコメントしたいので、映画.comに登録しました。
ネタバレを含まないと、なぜこの映画の評価が星一つなのかを説明できないので、ストーリーを話しつつ、批評します。
主人公はムゲ、という女の子で、ケント君に想いを寄せています。
ムゲちゃんの家庭は、母親が継母という複雑な状況で、それを解消してくれるのが、ケント君という存在のようです。
真面目にアタックしても避けられてしまうので、人の言葉をしゃべる化け猫に、猫の姿にしてもらい、猫の姿でケント君のもとに会いに行く、というのが前半のお話です。
まずですね、ムゲちゃんがケント君に避けられてる意味が不明なんですよ
ムゲちゃんはめちゃくちゃケント君に「スキスキ」アピールしてるのに、ケント君は迷惑そうにしてます。この理由が分からない。
よっぽどブスでない限り、女の子にスキスキアピールされたら諸手を挙げて喜びますよ、普通の男子は。
次、ムゲちゃんがなぜ猫に化けてケント君に会いに行こうと思ったか分からない。
人前でスキ~アピールを平気でするような陽キャな娘が、内気な性格の娘がしそうな「猫に化けて会いに行く」なんてことをしようと思ったのか?人目につかないように手つなぐくらいのことができそうな性格のムゲが、なんで化け猫と契約してまで、猫になったのか?不明すぎる。
それに加えて、ケント君が、猫になら心を開く理由について、なんの説明なくてダメ。
次、ムゲが継母にたいして、作り笑いで対応するシーンが謎。
前述のとおり、ムゲは人前でケント君にアピールするくらい、裏表のない娘です。
なんで、継母に対してだけそんなに素を隠すの?
いや・・・寧ろそういう演出で、継母が嫌いなのを分かりやすくしたのでは?というそこのアナタ
しっかり見れば、やっぱりこの部分の違和感はぬぐえないんですよ。
思いっきり拒否る、例えば「アンタなんか本当の母親じゃないくせに!」とか叫んでくれるくらいがちょうどいいんですよ。
なのに、ムゲは継母を軽い感じでいなしてるのが、やっぱり違和感、感情移入ができないんです。
次、ムゲが二階から飛び降りるシーンで、ケント君がムゲに惚れるシーン。
なぜ???今までさんざんアピールされてもなびかなかったのに、なんでそこで惚れるの?
ここまでで、主要メンバーのムゲ、ケント君、どちらにも感情移入はできなかった・・・。
だって、どっちも不可解で違和感しかなくて、支離滅裂なんだもの・・・
破天荒な主人公でも、絶対に心理的には、観客が共感できるようにしとかなきゃだめ
これは、どんな映画でも鉄則にしてほしいくらい、重要。
とにかくここまでは、登場キャラクターについての不満でした。
次に世界観。
他の作品の名前を出すのはいかがなものかと思うので、出さないが
色々な作品の世界観を、少しずつ摘まんで、固めて、お出しされている感覚。
すると、どうなるかというと…どうにもならないんです
その、いろいろな作品を良いとこ取りしても、全部中途半端になって表現されます
こんなことになるなら、独自の世界観で作ってほしかった。
実際、この映画のレビューで、既視感を感じた方も多かったみたいですね
ここまでが前半。
後半は猫になった主人公が、家を抜け出して、ケント君のもとに…いったいどうなるのか?
というところで我慢できずに離脱しました。
もう無理です。
続きどうでもいいし、今後キャラクターがどんな言動をしても、共感できないであろうことは必至です。
どうせ、あの猫はムゲだったのかー好きだ―みたいな展開になるのがオチです。
全部見てないのに評価下すのは、この作品のファンは納得しないかもしれませんが、後半見たところで、ぜったい評価は揺らぎません、★1つです。
なんなんでしょうね…スポンサーにジブリみたいなの頼むって言われて作ったんですかね?
それくらいとってつけたような脚本と世界観でした
後半は今後見ることはないでしょう。
後悔するのが目に見えます。
これ以上、この作品に時間を割きたくないので、レビューは以上となります。
最後に一つ、ムゲにとって興味ない人間が、全員案山子に見える演出、
主人公ムゲが、すごく嫌な人間に見えるからやめた方がいい
醜男は全員、人と見なしてませんよって言ってるようなもんだ。
主人公がキモい感出し過ぎた。
声優、作画などは最高です。脚本がイマイチでした。説明不足感が否めない。お面屋の説明が欲しかった。なぜお面屋が寿命や顔を欲しがるのか?何のために悪役なのかさっぱりわからん!悪役なのかも分からんかった。強そうで全く弱いし、そこを深掘りすれば納得出来ることもあったが薄っぺらく終わり、全く共感出来ないでさらっと終わった。小説かオリジナル脚本か知らないけど監督が悪かったのかな?良かった所は女友達の所だけだね。あとは見るに堪えない作品です。もっと時間かけて作り直せば良い作品になったのに残念です。
主人公が嫌いだぁ~ごめんなさい
話は良かったのですが…
どーしても主人公が好きになれませんでした。
「無限大に謎の女の子」で「ムゲ」というアダ名がついている子。
最初は「中身が猫なのかな?」と思って見ていたのですが、そうでなかったことにびっくりして、それからはしばらく「主人公の行動にドン引き」する時間が続いてしまいました…。
自分の気持ちに素直なのはいいけど、
相手の気持ちを考える想像力はないのか…?
最後の最後に、そこは変化の兆しを見せるものの、
そこに至るまでまったく主人公の恋を応援するきになれませんでした。
主人公につめたい猫、きなこのほうに共感…。
実際の生活のなかで
泣きたい気持ちを我慢してる、
自分の気持ちを素直に出せないタイプの人には
この主人公に共感できないと思う(笑)
でもこの子を受け入れられない自分のほうが
多様性がないのかなー
実際にいたら悪口言ったりいじめたりはしないけど、友達になれるかと言ったらムリだなぁ。
個人的な好みとしてめっちゃ嫌いです、ごめんなさい!!(笑)
主人公の愛情表現、感情が気持ち悪い…
Netflixで配信されてる事は知っていたが、見過ごして
おりこの度一部の映画館で観ることができるとの事で劇場で鑑賞する事となった。
率直な感想としては非常につまらなかった。
というのも主人公の恋人への愛情表現、感情がとても気持ち悪い。多感な時期の中学生とはいえ現実とは少し遠い印象を受けた。
随分と積極的で人とは異端な主人公だが心を開けない、本心を曝け出せない事に悩む描写も淡白且つ雑な為違和感を覚える。
この作品の見どころである猫に変われるところも非常に雑で淡白であり作中の大半が恋人への想いばかりでせっかく猫になれるファンタジーな描写が非常に少なく感じる。
猫になれるという夢のような設定なのに、猫にしかできない事、猫だからこそこういう事ができたらなという行動など皆無。結局恋人への執着心を猫でも続けていただけでとても残念な描写が続く。
良く言えば主人公の年齢設定と同じ中学生くらいの年齢の子供妄想するような話。そこに大人目線の着色もなく映画作品としては非常に残念なものである。
脚本が足を引っ張っている
作画:★5、声優:★5、主題歌:★5。
予告見てそれだけはわかったから凄く期待していたのに…見たらすっきりしない。
脚本が★3で、そのせいで全体的な印象も★3って感じ。
青春映画を見せたいのか、ファンタジーを見せたいのか、人間関係の再構築を見せたいのか、どれも中途半端で伝わってこない。
猫の世界に行くのが、残りの尺1/3辺りって時点で明らかに時間足りなくない?
向こうの住人について深掘りもなく、住人との交流も含め世界観の描写も少なく、悪者のお面屋退治もあっけない感じ。
中盤まで猫になるようお面屋が何度も催促してくるが、それが作品に影を落としていて気分が暗くなる。
そこに使ってる時間とかを削って、猫の世界とお面屋退治に時間を割くべきだった。
長々と書きましたが、
予告編見て満足してるのが良いかもしれません。
大筋は良かったけど
テンポも良く、見やすいストーリーの流れとお決まりのハッピーエンド。
オトナには少し退屈な内容かも。
あと最初のヒップアタック的なシーンで冒頭から私は激しくドン引き。
あんなこと靴を脱いで実際にやる少女がいたら気がふれているレベルではないか。
靴を脱ぐ必要性がわからない。アニメではよく靴を脱ぐシーンが多いけど
実際には靴がないなんて、地面には危険がいっぱいなのに破傷風になったらどうするんだ、
ということばかり気にしてしまいますよ。。
中盤は盛り上がってきて、思春期の葛藤や「戻れない?」という不安があって良かったんだけど、
ラストが王道すぎていい子ちゃんな終わり方。
どなたかのレビューに、当初はムゲが猫として10年過ごして成仏して終わるという対談の話をされていて私も見に行ったのですがそのラストの方が衝撃があって、作品自体の個性も出てよかったんじゃないかなぁと。アニメだからこそクライマックス悪者と戦って倒して一気にエンディング、という流れは正直超食傷気味です。
感情描写が拙く、惜しい作品
ストーリーは、視聴者を置いてきぼりにしないよう分かりやすく作ってあったと思います。
昨今は制作者の「見せたい」気持ちばかりが先走り、「見やすさ」を蔑ろにした無駄に難解な作品も多い中、いい意味でシンプルな作品に出会えました。この作品は、流れや目的がハッキリしています。
ただ、問題はキャラクターの描写です。
正直自分の目から見て、なんじゃこりゃ? と思うような行動や発言が多々ありました。キャラクターの人間味が薄く、登場人物のほぼ全員が無神経で薄っぺらく感じます。
◎主人公のムゲの、日之出に対するイタズラ(公衆の面前で「日之出サンライズアタック」と言ってお尻にお尻をぶつける)の度が過ぎていることの気持ち悪さ
◎しかも上記のイタズラは、猫に変身したムゲが日之出と関わることで好意を拗らせた末の行動という不気味さ
(日之出は猫の正体がムゲだと知らないので、相当に不気味だったはず……)
◎このままじゃダメだと一念発起して書いたムゲのラブレターが、クラスのクズ男子に奪われその場で音読された際、日之出はその内容に対してノーリアクションで誤魔化すこともできたろうに、ギャラリーやクズ男子が見ている前で「俺は恥ずかしい」「大嫌いだ」と大声でエグい公開処刑を行った無神経さ
(ここは本当に冷めました)
◎そんな酷すぎる無神経極まりない公開処刑をされたにも関わらず、一ミリも変わらない好意を日之出に向け続けるムゲの違和感
(もはや恋愛というより依存では……?)
◎家出したムゲの情報を聞きに学校に出向いた父の再婚相手(新妻)が、教師が目の前にいる状況で確信もないのに「あなた娘と付き合ってるって聞いたけど、あなたのところに行ってない?」と日之出に問い出したという空気の読めなさ
◎新妻と前妻が言い争って殴り合い掴み合いに発展したシーンで、そんな姿を見たらショックを受けそうなムゲが「あちゃー」といった感じの軽い反応しかしなかったことの意味不明さ
(しかもシリアスな展開のはずなのにコミカルなBGMが流れていたあたり、女性どうしの争いをバカにするような制作側の意図を感じて萎えました)
◎EDにて、ムゲがラブレターを音読したクズ男子に普通に挨拶していたことに驚愕
(あんなことされたらトラウマになって卒業後も恨まれてもおかしくないのに、早々に許しただけでなく、自分から挨拶するってのはどう考えてもおかしい……)
などなど、登場人物たちのメンタリティに対して疑問点やツッコミどころが満載。
それに加え、主人公のムゲが日之出を好きになり始めたキッカケが一切描かれていないこと、日之出がムゲに惚れた理由が浅く感じることなどが、人物描写の薄っぺらさに拍車をかけています。
あと、猫のお面屋ですが、あれはいったい何だったんですかね……? ただ単にそういう職業ってだけだったんでしょうか? それとも、何かのキッカケでお面の力を手に入れたんでしょうか?
その点をもっと詳しく描写していれば、物語に深みが出たんじゃないかなと思います。
お面屋の正体をいろいろ予想しながら見ていたため、そこは特に何も補足がなくてちょっとガッカリでしたね……
お面屋もかつては人間で、他の人間から人のお面を奪わないと人間の姿に戻れない(だからムゲを甘い言葉で必死に騙した)みたいな設定の方が面白かったのでは?
ムゲのお面を被って偽ムゲになったのが、新妻の飼い猫のきなこって……そこは絶対お面屋だと思ったのに。何でだ。
作画は最初から最後までとても綺麗でブレがなく、演出もよかったです。それだけに、上記の難点が痛いんですよね……ほんと惜しい作品だなと感じました。
ただ、アニメ作品にありがちな「無意味な性的誇張」や「過剰なキャラ萌え要素」もなく、純粋にいい物語を作ろうという気概を感じて好感の持てる作品ではありました。
この制作陣なら、ちょっと工夫すれば世界でも勝負できる作品が作れるんじゃないかという期待はあります。
自分の好きなタイプの題材と導入で展開にわくわくしながら見始め、中盤...
自分の好きなタイプの題材と導入で展開にわくわくしながら見始め、中盤までは王道青春ものなストーリーであった。しかし、猫島に行った辺りからあれ?と思い、この映画の世界観が一気にわからなくなった。個人的には、ファンタジー要素は最低限にして王道青春ものとして勝負していればいけそうな感じなのになぁ、といった感じ。
結果的には起承転承転結のようなストーリー構成となり、一番大事な場面で諸々の疑問が頭に湧いてきて処理が追い付かなかった。恐らくこのストーリーの争点は猫になることのメリット、デメリットを天秤にかけて最終的には人間になることを選ぶ、みたいな葛藤があると思う。が猫島の猫は外見が猫なだけの猫人種であり、かつて人間であった猫たちもパッとしていない始末。これでは猫になるメリットがいまいちわからない。
魅力的な登場人物と題材と導入なだけに惜しいな、と思いました。
モヤモヤ感
●気になったところ
①日の出君がムゲのことが好きになる理由が曖昧だったこと
記憶ではそうだ俺もムゲに救われてたみたいなセリフくらいだったと思います。
②日の出君の悩みがわかりづらい
過保護な母親っていうのはわかるのですが具体的に日の出君が何に悩んでいて、そしてどういう風にムゲに励まされていたのか、ここがわかりづらかった為後半入っていけませんでした。
日の出君にもっと明確な苦悩を与えて、それを猫になったムゲが毎日のように励ましに来る
ムゲが毎日猫になってまで励ましてくれているのを終盤で日の出君が知って
→俺もムゲに救われていた
だったなら行動にも好きになるのにも違和感はなかったと思います
③ムゲの手紙をぐしゃった後の日の出君
教室で嫌な二人組に手紙をからかわれた後、日の出君が手紙をぐしゃぐしゃにして大嫌いだと言ってしまうシーンがありますが、その後日の出君が自分が言ってしまったことについてムゲに何もフォローがないのが個人的にはすごくモヤモヤした
その後廊下で謝らなきゃなと言っていますが結局ムゲに謝っていませんし
それがなかったのでラストシーンのお互いに気持ちを言って希望を語るシーン見ながら、いや…まずムゲにひどいことを言ってしまったことについて解消しないとダメだろ…とモヤモヤしてしまいました
・ムゲが失踪した後のシーンで親友の頼子ちゃんが一発日の出君をぶん殴るとか
・あの時は恥ずかしくてつい強い口調が出てしまったと言うとか
・ラストシーンで面と向かって謝って二人とも泣きながら抱き合うとか
そういうフラストレーションを解消できる描写が一つでもあったらこんなにモヤモヤしなかったと思いますしそのせいで日の出君が嫌な奴に見えてしまいます
ムゲが猫になる直接的なきっかけでもあるのでそこのフォローというか見せ方はしっかりしてほしかった
④離婚した理由
作中で察せられる部分があって見落としていたら申し訳ないですが、ムゲの母親が家を出て行った(作中では娘を捨てたとも言われていました)理由とは何だったのでしょうか?
そこが曖昧なので結局どうしてムゲが両親を信用できなくなったのか、薫さんはいい人なのかどうか、元母親はどんな人なのか、父親はどういう人なのか、そこが謎のままでした
ラストでムゲは家族を好きになろうと決意しますが、理由によっては「いや、そんな両親を好きになる必要なんてないよ…」って思ってしまうものかもしれません、そこは明確にしてほしかったです
全体的に日の出くんの行動原理が、(描写不足のため)理解できず話に集中できませんでした。ここがはっきりしていたらもっとスッと話も入ってきたと思います。
●良かったところ
きなこのシーンは好きなところが多かったし今回の映画では一番好きなキャラ(猫)でした
薫さんとの絆が感じられるシーンでもあったのでお気に入りです
きなこがムゲになり替わる動機も家庭がうまくいっていなくて悩んでいる薫さんを安心させたい、幸せにしたいという動機ですごく理解できるし泣けました
(リビングで父と薫さんが話し合ってる所を聞き耳だてるムゲをきなこがひっぱたくシーンも愛ゆえの行動だったのかと(笑))
ムゲはつらい現実から逃げたいという理由で猫になりますが、きなこは愛する人を助けたいというこの作中では珍しい前向きな理由で猫になっていますよね
見終わった後はエンドロールとかよかったですしいい映画見た~感はありました。
ただ後半の展開の急さや描写不足がどうしても気になってしまいました
映画を観て「感じたい」人たちにはオススメしない
脚本が岡田麿里さんということで初スタジオコロリド。
簡単に全体的な感想を言うと、前半まあまあ、後半退屈でした。
「無限大謎人間」略してムゲ(さすが岡田さん 笑)と呼ばれる女子中学生の笹木美世は、ある日の夏祭りをキッカケに同級生の日之出賢人に恋をする。
アプローチの仕方がめちゃくちゃオープンで、現実味はないけれどこんな子いたら自分は好きになるなとか、猫に変身できるアイテムがお面という心擽られる設定に、実写映画では受け付けない要素を楽しく観られました(設定はともかくキャラクターがアニメーションでないと観てられない)
ただ、ラストになるにつれて確信めいた事を幾度も繰り返すので、観ていて疲れたし、その割には画的な力強さが物足りなかった。
これは、お面売りの猫店主に問題があるね。人間に戻りたいというムゲと、ムゲを完全に猫化させて寿命をもらいたい猫店主、利害関係的に悪役ではあるのだけれど、そもそもこの人間から寿命をもらう行為は猫の世界では良しとされているのかどうか?猫店主は、猫の世界ではどういう存在なのか?これらがわからないままだったから、ラストの展開が盛り上がりに欠けたのだと思う。
まあ、ラストで言いたい事は、「家族とちゃんと向き合いたい」、「日之出にちゃんと想いを伝えたい」、この2つの回収がわちゃわちゃってなってたね 笑
良い事を書いてなかったけれど、きなこが自分を心配する薫さんを「見ること」で、ムゲになって薫さんに尽くすよりも、たとえ想いを伝えられない猫のまま、きなこのまま彼女のそばにいる事が1番大事だと気付いたシーン、ああいう演出こそが映画の醍醐味だと個人としては思ったね。
あと志田未来ちゃん声優上手!岡村明美さんに声似てない?笑
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