泣きたい私は猫をかぶるのレビュー・感想・評価
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泣きたいけど笑顔の仮面をつける
生きる上での仮面の話だ。複雑な家庭環境の中学生女子の主人公が、猫に変身できるお面を手に入れ、好きな男子に近づく。人の顔を隠すお面が重要な小道具として登場する通り、これは「仮面=ペルソナ」についての話だ。
「猫をかぶる」とは、本性を隠して良い子ぶるというような意味だが、主人公は父の再婚予定の相手と一緒に暮らし、常に笑顔(の仮面)を絶やさない。そして、猫のお面をつけて、猫に変身して好きな男子のところに行く時だけは、本心から甘えることができる。人間でいるときのほうが本性を隠す仮面をつけていて、猫になっているときのほうが本心で生きていられるという逆転状況。本当は「泣きたい」のに笑っていないといけない、だから「猫をかぶって」本音で生きる。岡田麿里の作品らしい捻じれ方をしている。
Netflixでの配信となったが、本来は映画館で中高生に見てほしい作品だ。本音で生きることの難しさと大切さをリアルに描いた秀逸な青春映画だ。
ファンタジー中学生日記。 ありがちな思春期女子の現実逃避のお話。 ...
ファンタジー中学生日記。
ありがちな思春期女子の現実逃避のお話。
喪黒福造みたいなしゃべり方の巨猫の目的がよくわからん。長生きしたいだけ?
なんか色んなアニメからのツギハギ感がすごくて既視感高め。
エンドロールのおまけエピローグが良かった。
ファンタジックでど真ん中なボーイミーツガール
採点3.7
前半はムゲの(そもそもこのあだ名に無理がある)キャラや芝居もひたすら気になってしまい微妙でした。
でも途中からはバックボーンを掘り起こしたり、中学生らしい身の丈の悩みや葛藤がよく描かれていました。
泣きたいけど泣けない、だから笑顔のお面をつける。
ヨルシカの歌もピッタリでしたね。
ちょっと砂糖が多めな演出ではありましたが、ファンタジックでど真ん中なボーイミーツガールでした。
とても面白かったです。
コロナの影響大の映画
2024年5月2日
映画 #泣きたい私は猫をかぶる (2020年)鑑賞
自由奔放なことから無限大謎人間を略したムゲと呼ばれる中二の女子
クラスの男子にアタックするが相手にしてもらえないし、家庭では悩みを抱えている
ひょんなことから猫になれるお面を手に入れて・・・
家庭と恋の悩み・・・青春だな
キュンキュンする中学生の恋愛物語
こんな恋愛ファンタジーは大好き。
片思い中のムゲの"日之出サンライズアタック"が印象深い。
ムゲの健気さと幼馴染みの頼子に泣かされた。
どことなく懐かしい場面が沢山。
いろんな作品のオマージュかもしれない。
主人公美代と日之出くんの初々しい恋だけでなく友情と家族愛、動物愛も丁寧に描かれていて、幻想的な美しい映像やキャラクター達のアクティブな動きも楽しめた。
佳作
あまりにも有名なヨルシカによる主題歌に惹かれて視聴。
全体として面白いけれど、話のテンポが微妙に悪い。前半長々と使ってキャラクターの境遇や関係性が描写されるので少し食傷気味になった。
後半からは「千と千尋の神隠し」や「猫の恩返し」的な展開になるが、こちらは世界観の掘り下げが全くなされないので、いまいち入り込めない。最後の展開もあっけなく、冒険活劇的な要素としては中途半端と言わざるを得ないと思う。
前半をもっと簡潔に描き切って、後半に尺を回せたら良かったと個人的には思う。
表題に「猫をかぶる」とある通り「本音と建前」みたいなところがテーマで、奔放で愚直に見える美代の繊細な一面や、学校ではクールに見える賢人の感情豊かな一面など、各キャラクターのギャップを通して描かれていて良かった。
また合間に描かれるノスタルジックな風景のカットも良かった。
超絶薄っぺらく押し付けがましい
主人公がまさにオタクが考えた青春群像小説キャラという感じ。独りよがりで押し付けがましく、それでいて人間性や背景が絵に描いたような薄っぺらさ。他人に気を使う他人を見ているというような描写の割に最低限の人間観察すらできていない、ぼっちか引き篭もりのような稚拙な視点ばかりで見ていてとにかくゲンナリする。
駿高畑ではないスタジオジブリと細田守、新海誠を足して物真似して超絶薄めたような内容と映像。
とにかく動きやセリフがわざとらしく、こちらもなんだかこういうアニメが好きでしょ?アニメってこんな感じでしょ?という感じで押し付けがましい。
そしてただただ薄っぺらい人間の自己主張を擁護して1人の人間としては扱われず舞台装置のように用意されたサブキャラ達…もうなんかどんだけオタクの"気持ちいい"だけのために作られてるんだろうという感じで気持ち悪い。
SNSとかで人間性を希薄にしてアイコン化と関係性みたいなものだけで人間関係を構築している、ラノベとかなろう系みたいな自分にしか人間性と身勝手な自己顕示欲を振りかざしたい系のタイプの人には刺さるのかもしれないが、まぁとにかく夢見るオタクが描いた私の青春みたいな内容でゲンナリする。
星は1つにしたいが、映像はそれなりにしっかりしてたので星2つで。
白猫が可愛いすぎた♥
<<あらすじ>>
突拍子もない行動をすることで、クラスでは無限大謎人間、略してムゲと呼ばれている美代。実は、彼女には誰にも言えない秘密がある。面を被ることで猫になれる彼女は、密かに片思いする少年へと会いに行っているが、いつしか猫と人間との境が曖昧になってしまう。
■最初は共感できない人間性
ヒロインはいつも明るく謎行動ばかりしてしまう少女です。
両親の離婚に納得できず継母を受け入れられず内心では周囲を嫌っているが
気遣って笑顔で生活。明るく振る舞い突拍子もない行動で内心を隠しています。
親友にすら心を明かさない彼女はある意味、不器用かもしれないですね。
猫になれるというファンタジー要素を加えることで、
立ち直るきっかけを与え分かりやすく演出しており、視聴者側にも彼女の本心が
垣間見れる要素になっており、最初は何だ?この子はwwって思ってたけど
理解していくにつれ共感していきました。
■志田未来さんは声優も素晴らしい!
ムゲちゃんの声って志田未来さんなんですね!
普通に声優さんかと思ってたからビックリしました。ほんと素晴らしい。。
■泣ける
再婚相手の薫さんに気持ちぶつけるシーンや、幼少期のムゲとヨリちゃんとのシーンは
自分と重なる部分があって共感して泣きました。
ムゲちゃんの気持ちも理解できるし・・薫さんもきっとすごく辛いだろうし。
どっちの気持ちにも共感できます。
■手紙取り上げた男子はムゲのこと好きだったのでは??
一瞬見せたあの表情は・・好きだったんじゃないかな??
でもね、好きな子虐めるタイプの男子って・・はっきり言ってモテないよw
■動物になら・・全部本心が言える・・
日之出くんが猫(タロウ/ムゲ)に本音言ったり、モフモフに顔うずめたり・・
私も愛犬がいるから分かる~。
■キナコの気持ち・・飼い主への思い
キナコがムゲとして人間になるという予想しなかった展開で面白かったです。
そして継母と一緒に育ってきたキナコちゃんの愛情深さにグッときました。
■後半の猫合戦はちょっと萎える
後半のお面屋の猫店主とのバトル感は【猫の恩返し】的なファンタジー強めになって
ジブリのオマージュみたいな雰囲気出てきて急につまらなく感じてしまいました。
■ハッピーエンド・・・?
両想いになれたことはハッピーエンドかもだけど
継母と今後うまくやっていけるんだろうか?と少し疑問。
こういうのは時間が解決してくれる難しい問題かと思うけど。。
■子供向けかと思ったら大人も十分に見応えあり。
大人目線で観ると、中学生の頃の歯痒い気持ちを思い出しつつ、
彼女をとりまく大人達の思いにも共感できる部分があって、
少し複雑な気持ちになりました。
作品としてはファンタジーになりきれずシリアスになりきれず・・
ちょっと中途半端な印象でしたが、決してつまらないわけでもない。
どちらかといえばチョイ面白かったww
なんとなく録画して観た
ものを知らない私の印象としては
ジブリ作品と細田守作品がミックスされてる感じ。
主人公の女の子が今どきのアニメ作品にある感じのハチャメチャなキャラクターなんだけど 共感もなく、好感も持てなかったのが残念。
おもしろいタイトルだ。…まさか本当に猫をかぶるとは(笑) 前半は謎...
おもしろいタイトルだ。…まさか本当に猫をかぶるとは(笑)
前半は謎めいた感じに惹きつけられた。人間カカシ描写も笑った。
しかしあらかた謎がとけた後半はもうただのメルヘンラブストーリー。あっついの〜。もうこっちが小っ恥ずかしくなる。
ラストは日之出サンライズアタックで締めないとダメでしょ。
TVO
かわいいネコみたいならどうぞ
テレビで拝見しました。
主人公達の感情描写がどれも足りておらず、イマイチ共感できない。
暗くなってしまうからカットしたのかもしれないが、ムゲがもっとどん底にいたところから日之出に救われたところが描かれてないと、まじで頭のおかしいストーカー女のコ。
観客からみても何故大嫌いと拒絶されても日之出がよいのか「無限大謎人間」のままです。
逆も然りで、日之出がムゲを助けなきゃってなるほど好きになるタイミングいつあった?って感じ。せいぜい意外とイイヤツ程度では?
でもこれは年取って、「よくわからんけど一緒にいる時間が長くて好きになった」、みたいな甘酸っぱい恋心を忘れてしまったから、理由を求めすぎてるのかもしれません。
一番共感できて、キャラとしても一番人格者なのが飼い猫のきなこでした。きなこすきです。
やっぱり日本のアニメ映画でめっちゃあたりを見つけるのは難しいですね。。(〇〇リは除く)
清川元夢さんを偲んで
『機動戦士ガンダム』のテム・レイや『新世紀エヴァンゲリオン』冬月コウゾウの声でアニメファンには有名
今回はヒロインが憧れるクラスメート男子の祖父の声を担当
本業は舞台俳優
8月17日肺炎のため死去
享年87
監督は『きんぎょ注意報!』のベテラン佐藤順一など
脚本は『暗黒女子』『惡の花』岡田麿里
『全裸監督』が観たくなりネトフリに加入
その前に隣の市のTSUTAYAで貸出中だったこの作品を鑑賞
ネトフリオリジナルアニメだけどなぜかDVD化してる
だがレンタルとして扱っている店は比較的少ない
県庁所在地ならどこかの店に置いているかもしれないがそれ以外だと稀な岩手県宮城県レンタル店事情
猫が人間の姿になるといえば昔りぼんで連載していた高田エミ先生の『ねこ・ねこ・幻想曲(ファンタジア)』を思い出すがこれは逆
猫好きにおすすめ
絵は好き
人間が嫌で猫になったけどやっぱり人間に戻りたい女の子の話
猫店主という化け物に渡された猫のお面を被ると猫になる
初めは猫になったり人間に戻ったり自由にできたのだが大好きな男子に嫌いと言われ大ショック
もう猫のままでいいやと厭世的になったのがいけなかった
猫店主奪われた人間のお面は継母が10代の頃から飼っていた飼い猫がゲットし人間に変身
ヒロインは人間に戻れるのか
ただただ悲しい辛気臭い話でなく少しコメディー的なやりとりがあってそれが救い
クールな男子にピエロな女子
猫抜きならとてもありふれた展開
ヒロインは中学生笹木美代
猫に変身して憧れの男子に甘える日々
雌猫だけど彼は死んだ飼犬の生まれ変わりと信じて太郎と名づけ可愛がる
あだ名は無限大謎人間だからムゲ
この設定は必要なかった
ミヨとかササとかで良かった
極端なあだ名禁止という昨今の教育現場は嫌いだけど
主役に志田未来を迎え声当て専門の人たちで脇を固める構図
志田未来はわりとうまかった
違和感はない
声当ての猛者たちに溶け込んでいた
猫の声はちょっと下手だけど江戸家猫八レベルの必要はなくこの設定ならむしろそれで良い
志田未来のほかに学校の先生役で小木矢作の小木
話題性で声当て専門以外を起用することに難色を示す忌々しいアニメオタクはいるが話題性を求めてなにが悪い?
あの人たちの主義主張は何から何まで共感できない
屁理屈だよ
小木はどちらかといえば嫌いだけど
最初はなにこいつと思ったけど
宇崎ちゃんみたいで
だけどいつのまにかヒロインを応援している自分に気づく
日乃出サンライズ
越中詩郎以来の臀部を武器にする女でも
そういえば中学生の頃に第二次性徴期の高まりか助平なことばかり言っていた女子がいたが10代で母親になったな
だけど両思いに達する強引な展開は興醒め
好きなタイプじゃなくても強く想われたら相手も折れて結ばれることもあるかもしれない
松嶋菜々子は反町隆史のこと好みじゃなかったらしいしそれをわざわざ公表するくらい
エンドロールも続き
脚本に多少の問題あり
好きな異性がいたら想いをぶつけろ
当たってくだけろ
ストーカーぎりぎりでもいい
恥かいてもいい
プライドなんか捨てちまえ
提灯アンコウの雄のように生きろ
どんどんガツガツいかなきゃなにも結ばれないってことだね
スタジオコロリド10周年おめでとうございます!! そんなわけで気に...
スタジオコロリド10周年おめでとうございます!!
そんなわけで気になってたけどタイミングがなかった今作をYouTube特別配信で視聴。
世界観は面白かった。作画も美しく、音楽も素晴らしかった。
ただ肝心のストーリーやキャラクターの心情描写がイマイチだった。主人公の少女を取り巻く環境が複雑で当人もそれをストレスに感じているのは分かったが、何故あそこまで日の出くんに惚れ込んでいるのかの描写がなく、彼へのアピール?も正直見当違いの方向へぶっ飛んでいて主人公への共感要素がなかった。
大人も子供も一緒に楽しめる良作ファンタジー
小学4年生の娘と一緒に見ました。娘の好きなヨルシカが主題歌を担当しているので前から見たかったそうです。子供向けのアニメかな〜と思ってみましたが、結構話も複雑で面白かったです。つらい状況でも無理に笑顔の仮面を被っていると素に戻れなくなってしまう。辛い、苦しい、寂しい、悔しいといった負の感情を無理に抑圧してしまうと本当の自分が分からなくなってしまう、ということを上手くファンタジーに落とし込んでエンターテイメントに昇華していると思いました。子供がどこまで理解してか分かりませんが、大人も子供も一緒に楽しめる良作でした。絵もきれいで猫もかわいい!
人生の後押しになった気がする…
猫をかぶるのが当たり前だった性格の主人公が最終的には本音を言えた物語
本音で生きることの難しさと大切さを描いた青春映画
俺は今高校生だけど小中を振り返ってみれば、この作品の主人公のようにあまり本性を出せないような人間だった
だけど“必要以上に”猫かぶってても仕方がないし、あとから「あの時こうしとけばよかった〜」って後悔するなら、初めから本音で想いを伝えた方がいいと言う事が身に染みてわかった
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