最高に素晴らしいことのレビュー・感想・評価
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たとえ闇の中に居ても、いつか輝く世界が待っている
過去に起こったことが忘れられず、一歩踏み出すことが恐い。自分の価値を見失っている。生きることが恐い。何かを感じることに恐れている。そんな少女と少年が自分自身と向き合い葛藤しながら、相手を大切に思い助け合おうとするそんな作品でした。
今を生きることが辛くて、周りから貼られたレッテルや向けられた視線に怯える自分が嫌になる、楽しいことが何にもない、そういう風に感じている人はたくさんいると思います。そんな人に「こんな時代でも、自分が探しに行けば、素晴らしい世界がある」そう少しでも何かに向けて一歩を踏み出す勇気を与えてくれる作品だと思います。
私自身も頼れる大切な人がいるなら「大丈夫じゃない」って伝えられるようになりたい、助けて貰った分その人を助ければいい、だから迷惑をかけたと自分を責めなくて良いと思えました。そして、大切な人に感謝したいと思えました。
頼れる人がいなくても、心がひとりぼっちでも、この映画はあなたに寄り添ってくれると思います。
【”人生の淵”に立つ、少女と少年が相手を想い、労わり合う姿が忘れ難き作品。】
原題:All The Bright Places
■印象的なシーン
1.冒頭、ぼんやりと橋の欄干の上に立つ少女バイオレット・マーキー(エル・ファニング)の横に、静に並んで立つ少年セオドア・フィンチ(ジャスティス・スミス:素敵な若手男優見つけた・・)の姿。
少年から少女に差し伸べられた手・・。
ーこの後の二人のストーリーを、仄かに示している。ー
2.二人が学校の課題で、パートナーになり、徐々に距離を深めていく姿。そして、色々な”名所”を訪ねる姿。
・州で一番高い高所383M地点での遣り取り
課題が終わった後も、
・小さなジェット・コースター”ブルー・フラッシュ”に楽しそうに乗る姿
3.山間の湖の淵にある大岩の上でキスを交わした後、下着で飛び込むシーン。そして、バイオレットがフィンチの腹部の傷を見て”いつも、どこに行っているの?”と心配そうに尋ねるシーン。
-哀しいが、この場面が後半、じわりと効いてくる・・。-
4.バイオレットが”自分で車を運転して”、訪れた場所。建物の壁面に残されたメッセージ。
そして、ゲスト名簿をめくると書かれていた ” I Was Here T・F" と一際大きく書かれたサイン・・。
<そして、少年セオドア・フィンチは愛する少女バイオレット・マーキーを”人生の崖っ淵”から救い上げた・・。
エンドロールで流れるメッセージが”大切な言葉ではあるが”、哀しく沁みる作品。>
ブルーコースターに乗ってみたい🍀
タイトルからして甘酸っぱくキラキラ輝く青春ストーリーだと思いきや・・
「あらっ!?」それぞれが闇と病みに絡まされ何だかグレーで重たい「青い春」・・💦
舌打ちが出そうになりそうながらも
ポストカードにしてみたい二人が巡った名所の風景・・黄金色に染まる平原からは
すすきの香りが伝わる程・・少~しだけ心穏やかになれました
・・まっ、ミーハーな自分はエルちゃん目当ての観賞でしたので観て損は全くありませんでした❗
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