配信開始日 2020年2月28日

「【”人生の淵”に立つ、少女と少年が相手を想い、労わり合う姿が忘れ難き作品。】」最高に素晴らしいこと NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”人生の淵”に立つ、少女と少年が相手を想い、労わり合う姿が忘れ難き作品。】

2020年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

幸せ

原題:All The Bright Places

■印象的なシーン

 1.冒頭、ぼんやりと橋の欄干の上に立つ少女バイオレット・マーキー(エル・ファニング)の横に、静に並んで立つ少年セオドア・フィンチ(ジャスティス・スミス:素敵な若手男優見つけた・・)の姿。
 少年から少女に差し伸べられた手・・。
 ーこの後の二人のストーリーを、仄かに示している。ー

 2.二人が学校の課題で、パートナーになり、徐々に距離を深めていく姿。そして、色々な”名所”を訪ねる姿。
  ・州で一番高い高所383M地点での遣り取り
  課題が終わった後も、
  ・小さなジェット・コースター”ブルー・フラッシュ”に楽しそうに乗る姿

 3.山間の湖の淵にある大岩の上でキスを交わした後、下着で飛び込むシーン。そして、バイオレットがフィンチの腹部の傷を見て”いつも、どこに行っているの?”と心配そうに尋ねるシーン。
 -哀しいが、この場面が後半、じわりと効いてくる・・。-

 4.バイオレットが”自分で車を運転して”、訪れた場所。建物の壁面に残されたメッセージ。
 そして、ゲスト名簿をめくると書かれていた ” I Was Here T・F" と一際大きく書かれたサイン・・。

<そして、少年セオドア・フィンチは愛する少女バイオレット・マーキーを”人生の崖っ淵”から救い上げた・・。
 エンドロールで流れるメッセージが”大切な言葉ではあるが”、哀しく沁みる作品。>

NOBU
マサシさんのコメント
2023年10月27日

良い意味でてんこ盛りの映画ですね。主役の彼女が白人として美し過ぎる。しかし、語る事は現実。
しばらくぶりで迷いました。
しかし、貴殿のレビューには共感いたします。

マサシ