ドクター・デスの遺産 BLACK FILEのレビュー・感想・評価
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どうして?こんなんなったの?
時々、ひどい邦画があるけど、これもそのひとつ。
多分、監督ほか作ってる人だって、わかってるはず。
役者だって、そこそこの演技だし、題材だって良いはず。
日本には、手塚のブラックジャックがあるから、安楽死についての葛藤は、かなりの人々が学んでいる。
だから、なんの、ためらいもなく、患者のために殺したのよ。では、浅すぎ。
主人公ほか、北川も、行動がチグハグで、どうして?
って思ってしまう場面多し。
特に、家族の思い出の場所で、すぐ北川がわかるんだから、
バイクで自分が向かわなくても、地元警察とか本部とか連絡出来るじゃん。
到着してからも、河口湖畔のペンションです!とした言わないし。
原作はなんか良いみたいだから、不思議。
検挙率ナンバーワンと、天才なんだろ?どっかに、そういう描写無いと、納得出来ないし、行動がそう思えないし、
そもそも、犯人がドクターじゃ無いじゃんか。
ナース、デスじゃんか!
映画としてはダメダメdeath
最近のドラマで綾野剛さんにハマり、見に行ってきました。
ツイッターの綾野剛アカでは(フォロワー忖度で)誉め殺してますが、綾野剛主演でなければ映画館に行く気にもなれない駄作感が漂ってます。
まずタイトルがドクター・デスて。まんまですやん。まだBJのドクター・キリコの方がネーミングとしてオシャレだわ。
公開前の怒涛の番宣も、読売系列の必死さは伝わってくるけど、やればやるほど綾野剛、北川景子ファンしか行かない駄作なんだなと思えてくるので逆効果。
で、蓋を開けてみれば予想通りのガッカリ展開。
まるでテレビシリーズであるかのようなオープニングに始まり、そもそもどこらへんがNo.1バディなのかとか、ふたりのキャラ設定とか全く語られないまま、話がどんどん進んで行く。
犬養が鈍足だとか、何故高千穂が運転手と決まってるのか、原作には何かしら言及があるのか知らんけど観客はサクサク置いていかれて「ん?あ、ああそう言う設定なのね」と納得しなくてはならない。尺の関係なのかもしれんが制作側の怠慢にもほどがある。
シークレットキャスト煽りも話題作りとして陳腐だし、こんだけ煽られても結論的に言えば驚くこともなかった。誰がキャストでも、さほど驚きはしなかったと思う。完全に広報の失敗。
脚本も、安楽死の是非なんて答えが出るわきゃないし、結局犯人の動機にもそれほどの狂気を感じることはなかった。
キャストは脚本のお粗末さを除けば皆さん善戦したと思う。子役の田牧そらちゃん、自分は初見だったけれど熱演だった。
綾野剛さんは、完全に役不足(力不足ではなく役が本人の力量に相応しくない)で、あの演出ではただただ粗暴にしか見えない。もっと彼の魅力を引き出せる演出もあっただろうに、もったいないとしか言いようがなかった。
北川景子さんは流石に美しいが、なぜ思い出の場所がわかったのかの説明がないとか、何かの格闘技でもやってたキャラ設定なのか、最後まで立ち位置がよくわからなかった。
怪演と評されてるシークレットキャストさ確かに怪演なんだけれど、過去作品を考えれば特に新鮮味もなく「流石に演技上手いね」くらいの感想しか…。
綾野剛さんの作品は、ファン視点から見れば非常に面白いが映画としては正直あまり良作(ヒット作)に恵まれてないなと思う。
これだけ演技力に定評のある役者なんだから、もっと良い作品に主役として出てほしい。
と言うのが今作の本音でした。ツイッターフォロワーの皆さん嘘ついてごめんなさい。
どうしてこうなった?
一言で言うとどうしてこうなった?残念無念と言わざるを得ない。
私が見に行った時点でこの映画ドットコムの評価が星2.7。
私の中では4.0以上は見て損のない秀作。3.5以上は平均点。
3.5未満は微妙。2.9以下はヤバ目、というように参考にしている。
2.7は相当やばいなと思いつつ、キャストが魅力的だし、怖いもの見たさもあって(東宝の日だし)鑑賞。
結果、これだけ主演級のキャストを集めておきながら、映画の専門学校生、それも成績悪目の生徒が作ったんですか?と言いたくなる出来である。脚本、演出、カット割やカメラアングル、ロケ地の選定などまったくもってプロの仕事とは思えず、もっともひどいのは音楽である。昭和の刑事ドラマですか?と言いたくなるセンスに失笑するレベルである。
だいたい最初からおや?と思わずにはいられなかった。
綾野剛並びに北川景子という主要キャストを紹介するオープニングの編集が、かっこよくしようとおもったのだろうがいまいちなのに加えて音楽がダサいからむしろカッコ悪い仕上がりに。
北川景子の足元が高いヒールの靴なのでそれで犯人追いかけられるのかい?と思ったし、
火葬場ではずっとそこにいたのに、わざわざ一回棺桶を焼場に入れてからドアを再び開け、死体は解剖しますって、いままで一体何してたんだい?
室内、戸外問わず殺風景なロケーション映像に、これ設定どこやねん?どこの地方やねん?と思ったら覆面パトカーのナンバーは品川。おいおい東京だったんかい!と突っ込まずにいられなかった。
さらには中盤戦になっていきなり綾野剛の娘が腎臓の病を患っているといきなり言い出す。ストーリー上重要な設定でしょ?それ。
それもセリフだけでそれにまつわる映像やお芝居はここまでなし。これでは親子の関係性になんの感情移入もできやしない。ちなみにこの後も二人のお互いを思いやるようなシーンは皆無。
最後の最後、北川景子がこの娘のことをよくわかっているふうな台詞があるのだが、ここまで北川景子と娘のシーンなどまったくない。どーなってるのだ、この脚本。
本当に主演級のキャストが出演し、綾野剛と北川景子のバディものという魅力的なパッケージ感なのによくもまあこのような完成品に仕上げたものだと逆に感心する。
長い2時間だった。怖いもの見たさでもあったからその意味では予定通りではあったが。
健気にバラエティ番組で番宣する2人の姿が虚しく映る。
星2つは主役2人と木村佳乃、柄本明をキャスティングした人に差し上げる2点だ。
どうしてこうなったのか、関係者にきいてみたい。
普通のドラマ(ドクターデスの正体には裏切られた!)
本作のテーマは安楽死。俺自身が難病ではないから分からないけど、もしも家族が安楽死を受け入れたのであれば、安楽死してもいいんじゃないかな?と思ってしまう。日本では当然禁止なんだけど、アメリカで安楽死を執行したニュースを聞いたことがある。当事者でないと分からないが、自身が難病で生きることに辛さを感じた場合、それでも生き続けなくてはいけないのか?難しいテーマだなと思った。家族としては長生きして欲しいと願うだろうが、本人が生きたくないわけだから。
皆が酷評している通りで、凄く面白い映画かと言うと違うと思った。映画と言うよりドラマの作りだった、CMの入らない2時間ドラマでした。作品の作り(カメラワークとか)は昭和の刑事ドラマみたいで、余りリアリティーを感じなかった。敢えてなのかもしれないけどカットが古く感じた。それに音楽の入れ方もなんか古い。
脚本(原作が良いのだと思う)は素晴らしいと思う。ドクターデスの正体には裏切られた。目の肥えた方なら、フラグが立ってたとか、ありがちな展開かもしれないけど、俺からしたらビックリだった。ドクターデスの正体が明かされるのは映画の最後ではなく、真ん中辺りなので、割と早い。
木村佳乃と柄本明については、悪役なのでシークレットとされているのだが、二人の演技は素晴らしかった。ドクターデスの正体は雛森めぐみ(木村佳乃)だったんだけど、最初、木村佳乃に気付かなかった。かなり汚い容姿であった。フィフィに似てた。
柄本明は浮浪者なんだけど、かなり汚いジジィになってた。小さいおっさんという感じで、シン・ゴジラで首相を演じてたとは思えない。
主演の綾野剛は良かった。彼の作品は余り観たことが無かったけど、ちゃんとした俳優だった。綾野剛演じる犬養隼人は正義感が強いんだけど、何故か走るのが苦手。映画冒頭で子供を追いかけて転んでしまうし、柄本明を追いかける時も脇腹を抑えて走っていた。今回のテーマである安楽死について犬養隼人は反対の立場である。犬飼隼人は腎臓の病気で人工透析を受け続ける娘を持っているが、娘の事を愛しているし、健康になって欲しいと願っている。俺が父親でもそう思う。腎臓だと移植したら治るみたいだけど、もしも、もっと難病だったら?と思うとどうなんだろう?
北川景子の作品も余り観ないんだけど、ちゃんと役者をやってた。顔は綺麗だなと思った。演じた高千穂明日香は似顔絵を描けるし、格闘も出来て優秀だ。舞台挨拶をライブビューイングで拝見したんだけど、犬飼隼人と高千穂明日香のペアは警察の中で最強のペアと呼ばれている設定だそう。
※舞台挨拶の内容は下記。
舞台挨拶は30分。綾野剛、北川景子、監督の3人が登壇。
北川景子は綾野剛より速く走ることが大変だったそう。綾野剛は30%で走っていたらしいけど。
シークレットである柄本明と木村佳乃の事が言えてスッキリ。公開前のインタビューでウッカリ名前を出してしまったそうだけど、収録だったからばっさりカットした。
寺町亘輝(柄本明)を追いかける綾野剛は、わき腹を抑えて辛そう。寺町亘輝を捕まえた後は吐くところまで演じていたそうだが、監督は最強ペア設定だと聞かされてそのシーンはカットした。
木村佳乃は直前までおしゃべりしてたりして明るいのだが、撮影に入るといきなり役に切り替わって凄いと感じたそう。
撮影中に北川景子の夫、DAIGOが差し入れでシュークリームを持ってきた。シュークリームは冷えていて、夏の撮影だこらあっという間になくなった。DAIGOは監督に自分を売っていて、俳優を狙ってるとか。
※ここまで
犬養隼人が取り調べてドクターデスの話が出た時に真顔だったけど、俺なら笑ってしまうだろう。
最後に高千穂明日香がバイクで犬飼隼人の居場所に辿り着くのだが、どうやって居場所が分かったんだろうと不思議だ。
ストーリーざっくり。
男の子(馬籠大地)が父(馬籠健一)が殺されたと警察に電話で話した。事情を聞くため、刑事の犬飼隼人と高千穂明日香は馬籠家を訪れる。男の子から父が亡くなった日に別の医師が自宅を訪れた話を聞く。葬儀の日、馬籠健一の火葬直前に犬飼隼人と高千穂明日香は遺体を鑑識に回すことを決断し火葬を防いだ。
鑑識の結果、血液中のカリウム濃度が異常に高く、塩化カリウムによる殺害が疑われた。
犬飼隼人と高千穂明日香は大地の母、馬籠小夜子を取り調べると、馬籠小夜子はドクターデスに安楽死を依頼したことを告白した。
ドクターデスのキーワードからウェブサイト『ドクターデスの往診室』の存在が発覚した。サイトの情報から?過去に安楽死を依頼したと思われる人物が洗い出される。(正確には覚えてません。)
犬飼隼人と高千穂明日香は安楽死を依頼した北条正宗(お金持ち)の家を訪れる。北条の息子は音楽家だった。北条の息子が撮影したビデオデータを犬飼隼人は何度も鑑賞し、ふとこの動画を撮ったのは誰だ?車椅子を押すのは誰だ?と考えた。動画の中で北条の息子が乗る車椅子を押している人物がグラスのようなものに反射して映っているので、その画像を画像解析したところ、女性であることが判明する。
また、安楽死に関わった遺族から、医師の似顔絵を複数枚作成するが、顔が一致しなかった。
養鶏場で働く雛森めぐみの取調べを行う。(なぜ特定出来たか覚えてません。)
雛森めぐみは元看護師であったが5年前に病院が潰れ、それからは別の仕事に携わっている。養鶏場で働くようになったのは2年前からである。取調べの中で、雛森めぐみは関与を認めたが、自身はタナカイチロウに雇われた、痛み止めだと思っていたと主張する。似顔絵を見せるも、医師の顔に似た似顔絵は無いようだ。(タナカイチロウと言ってたと思うが、wiki見ると寺町亘輝)
この事件に関わる刑事らはタナカイチロウを調べるも特定出来なかった。
高千穂明日香は以前、犯人の似顔絵を描く仕事に携わったことがある。犯人の顔を正確に描かせないようにするために、嘘の特徴を供述する人がいるが、顔が似ていないと安心するようで後半は本当の特徴を述べると学んでいた。そこで、タナカイチロウの似顔絵を作成した警察官らに後半に聞いた特徴を聞いて、似顔絵を再作成した。
高千穂明日香が描いた似顔絵を北条正宗に見せると、この男で間違いないと認めた。
刑事らは似顔絵の男を探す。男が現れた場所には特徴的な砂があり、それに含まれる藻から、3箇所の河川敷に絞られている。
犬飼の後輩刑事の沢田圭が休憩中のタクシードライバーに聞き込みすると、似顔絵に似た人物を見たことがあると応える。
沢田は本部に連絡し、犬飼隼人と高千穂明日香が現場に到着する。沢田はあそこだと示すのは河川敷内に建てられた浮浪者の小屋。犬飼と沢田は小屋を挟むように近付く。沢田が寺町亘輝に声をかけると、寺町亘輝は逃走する。遠くから監視していた高千穂明日香は寺町亘輝を待ち伏せて捕まえる。
寺町亘輝を取り調べるも、証拠が無いだろうと応える。
養鶏場で働く雛森めぐみを監視していた刑事らが、雛森めぐみが消えたと犬飼に一報が入る。犬飼隼人と高千穂明日香は雛森めぐみの自宅を訪れる。雛森めぐみの住むアパートは区画整理で立ち退きが進められていて、雛森めぐみ以外の住居者はいない。
雛森めぐみの隣の部屋のドアノブが新しいことに違和感を持った犬飼隼人は、ドアを蹴破ると部屋の中に安楽死した人達の写真が飾られていた。ドクターデスの正体が雛森めぐみであったことが判明する。
雛森めぐみはカウンセラーとして犬飼隼人の娘、沙耶香が入院する病院に現れる。沙耶香は腎臓病を患っており、移植するしか回復の方法がない。雛森めぐみは沙耶香にお茶を飲ましながら、父、犬飼隼人が沙耶香のせいで苦しんでいると伝えると、沙耶香は気を失ってしまう。
沙耶香は目を覚ますと、机の上のタブレットに『ドクターデスの往診室』が表示されているので、アクセスしてしまう。沙耶香はサイトから自身の安楽死を依頼する。ドクターデスが最後の場所として希望の場所があるかを聞くと、沙耶香は父といて一番楽しかった場所と回答する。
雛森めぐみは病院の屋上から犬飼隼人に電話する。刑事らが音声を解析すると建物の屋上らしいことは分かったが場所の特定は出来なかった。
沙耶香はドクターデス(雛森めぐみ)が待つ病院の地下駐車場に向かうと、父に電話をする。電話の内容はほとんど無く、『ごめんなさい』を繰り返す。
犬飼隼人と高千穂明日香は病院に向かったが、沙耶香の姿は無かった。再び沙耶香から電話が入るが、電話をかけたのは雛森めぐみであった。雛森めぐみはこれから沙耶香を安楽死することを犬飼隼人に伝える。そのため、沙耶香の一番楽しかった場所に一人で来るように要求される。
犬飼隼人は高千穂明日香の腹を殴り、一人で雛森めぐみの場所へと向かった。高千穂明日香は回復後、直ぐに犬飼隼人の後を追った。
犬飼隼人が雛森めぐみと沙耶香の居場所に到着すると沙耶香はベッドの上で眠っていた。沙耶香には点滴の針が刺してある。犬飼隼人は沙耶香の所に近づこうとすると、雛森めぐみから電話があり沙耶香に近付くとスイッチを押して、塩化カリウムを注入すると脅す。雛森めぐみは犬飼隼人を脅したものの、スイッチを押して塩化カリウムを注入しようとする。犬飼隼人は沙耶香から点滴の管を抜き塩化カリウムの注入を防ぐが、後ろから現われた雛森めぐみに首に注射される。(塩化カリウムによる殺害において、塩化カリウムの注入前に注入する溶液。具体的に何かは不明。)
犬飼隼人は弱ってしまい危機的な状況となる。そこに高千穂明日香が駆けつける。雛森めぐみが今にも犬飼隼人に塩化カリウムを注入する所で、雛森めぐみを蹴り飛ばす。雛森めぐみは気を失う。犬飼隼人も高千穂明日香が駆けつけた時には気を失っていた。
雛森めぐみは独房の中で安楽死を望んだ者を殺害してきたこと感謝の言葉を思い出し、満足そうである。
北川景子なしでも描ける
オープニングかっこいいね。昔の刑事ドラマみたいな感じ。曲がいいの。クライマックスでもこの曲が流れて疾走感でるから良かったな。
「安楽死を認めるか?」っていう重いテーマを背景に、事件解決のために犯人を推理してって、飽きないつくりだよね。
似顔絵が5枚出てきて「全部バラバラだ」って言ってたけど、なんとなく雰囲気にてるじゃんと思って観てたの。そしたら北川景子が「この中に犯人がいる」っていって書き直すと「柄本明が犯人だ!」って思うのね。それまでのシーンで「柄本明かな?」って思ってたからやっぱりって感じなんだけど。
そしたら「木村佳乃が犯人でした!」ってことでビックリなんだけど、まあ木村佳乃だしてあんな端役で使わないよねと思うから、そこまでのヤラレタ感はないの。
そして綾野剛が木村佳乃とやり合って、追い詰めて、最後やられそうになると北川景子が来て、大団円と。
全体に、北川景子が活躍しないよね。似顔絵描き直すところと最後の助けるところはまあまあだけど、ほぼ綾野剛と犯人の対決で話が進んでくの。焼き鳥のシーンなんかでキャラは起ててるんだけど、よっぽど前野朋哉と青山美郷の方が本筋に噛んでくる感じ。
木村佳乃は良かったね。綾野剛の娘を半ば催眠状態にして追い込むところは「恐い、恐いよ」と思いながら観てた。最後の「ちょっと待ってね。いま殺すとこだから」も良かった。
特になにもない映画だけど、テンポも悪くないし、安楽死については考えるし、いいと思ったよ。
死の救世主…?
中山七里さん作品の映画化ということで、楽しみにしていましたが、作品的には今一つ。多分、原作を読んだ方が、真犯人に迫る緊迫感やミステリアスな事件性が、より伝わってきたのだと思う。その一番の原因は、やっぱり配役かな…。
北川景子と綾野剛は良しとしても、その他の周りを固める脇役が、あまりにも貧弱。最初の犯人と思わせる役者も、その独特の声ですぐわかるし、その後の真犯人に辿り着く場面も、他にその役者しかいないでしょ…って感じで、結末が見通せる。
また、殺人に使われた塩化カリウムの入手ルートやせっかく捕まえた事件の重要容疑者を、あまりにも簡単に釈放し、最後に犯人逮捕の場面も、あんな蹴りの一発であっけなく幕引きとなってしまうし…。突っ込みどころも満載。サスペンスとしての、緊迫感や重みは、伝わってこなかった。
残念ながら、内容的にはB級で、2時間ドラマでも十分な内容と展開だった。もっと見えない犯人・死の救世主としての猟奇性や、サイコパスな事件場面を、『クリミナル・マインド』風に、クローズアップすれば、観る者をもっと引き込んだと思う。
ただ、北川景子の復帰映画ということで注目を集めたが、子供を産んだ後も、その美しさは、相変わらず。やっぱり綺麗ですね。また、犯人役のそれぞれの役者さんの妙演は、流石と思わせた。
昭和?
綾野剛さんと北川景子さん主演で勝手にスタイリッシュな感じかと思っていたのに、冒頭から感じる昭和臭。
あれなんか違う?地道な捜査お疲れ様です。でも河川敷でのシーンも昭和っぽい。極めつけは劇中の音楽がもろ昭和。もうちょっと笑ってしまった。それが狙いですといわれればしょうがないけど。犯人が一人で来いって言って、一人で行っちゃうのもテレビドラマならまあいいけど、捻りもなしか!
安楽死ってテーマは重いし、犯人側に引きずられる展開になるのかと思いきや、そうでもない。
綾野さんは役によって印象が変わると思っていたけど、某ドラマの刑事役と丸かぶり。髪型くらい変えるべきだった。仕事と看病で疲れているならもっとボサボサでよかったと思う。
そして、あなたのお父さんよりかっこいい人はそうそういませんよ。
え。原作はどうなん?
これ…。ほかの中山七里作品は何冊か読んでるけど、原作って、こんなんなの?? 今のところ、今年一番の肩透かし駄作なんやけど。あれだけの豪華キャストとあれどけの広告うっといて、よくもまぁあんなツマんないももの作れるなぁと。
まず、綾野剛刑事の無意味なバイオレンスさ。今時、あんなのに共感する人おらんよ。予告では「警視庁No.1刑事」といわれてるのに、そんな要素一つもなかった。犯人見逃しちゃう脇役刑事たちも含めてステレオタイプ甚だしい。
若手刑事は相変わらずの演技力不足。(最近よく見るけど何演ってもおんなじ。成長が感じられない)
ストーリーでは、犯人の動機がただただサイコで薄っぺら。誘拐された娘も「死にたい…やっぱヤだ!」てシークエンス、まったく心が動かないのは、犯人の薄っぺらさからなんだろうなあ。あれだけ安楽死によって患者家族から感謝される人物が、あんなのなのかと。
もしかしたら、40年前に公開されていたら良かったのかもしれない作品。
単純に幼稚
暴れて大きな音立てて、感情表現。
走り回って、緊迫感を演出。
主人公たちの中が非現実的。
一番が積極的安楽死の見解がなにもなく、みなさん考えてくださいで終わる、くだらなさ。
ノープランなら、とりあげるべきではない。
本当にそこに直面してる方々に失礼この上ない。
前半テンポが遅すぎて寝てしまった
単純に岡田くんのために見に行ったので、最終からあんまり期待はしなかったが、期待以上にストーリーがつまらなくて、途中で寝てしまった。
ドラマspレベルの脚本と演出で、劇場物にするほどではなかったと思う。
人物の関係性の描写も一切なく、狂気の木村佳乃と、凶暴な綾野剛、北川景子も意味不明…一切共感できないのは、なんなん?
いい俳優揃ってるのに、プロデュースする側本当にセンスなし、キャストのファン向けの金儲けの作品にしか見えない。残念すぎる。
ちょっともやもや
原作未読です。
タイトルに遺産とあったので犯人は苦しむ人の救済のために覚悟や使命感を持って殺人を何代も続けて行っているのかと勝手に推察。
結果、期待値を高くしすぎてしまいました…
犯人が安楽死に拘る理由も薄くシークレットゲストの一人も後ろ姿と一言目で大体察しがついて驚きも少なかったです。でも演技は凄かったです
安楽死は殺人か救済か。テーマが良いのに小さく纏めてしまった印象でした。
それと警察の捜査は証拠を調べたり聞き込みしたりするのは分かるのですが、犯人のサイトがあるのに直接連絡したり依頼して呼び出したりしないのはどうして?と素人考えですが思ってしまいずっともやもやしました…
正直なところ、期待はずれでした😵
安楽死の是非を問う映画を期待してたんですが、残念です💦
劇中でも、高千穂刑事が言っていたように、誰も被害者がいないのに、殺人罪で追いかけるのはいかがなものか、という問題提起はどこへいってしまったんでしょう⁉️
個人的には、本人が死を望み、家族も苦しみから解放してあげたいと願うなら、安楽死は認めるべきだと考えているので、この映画の警察のあり方には全く反感を覚えました😥
この映画も、途中までは、そういう展開になるのかなと期待してたんですが、最後の落ちが全くダメですね😵
せめて、沙耶香ちゃんがお父さんに楽にしてほしいと言って、安楽死の是非を考えて欲しかったです😅
シリーズ物の続編かと勘違いするくらいの説明不足
予告で散々No. 1バディと言っていたがなにが、どこがNo. 1なのだろうか。
犬養と高千穂が軽口を叩きながらも信用し合ってるのはわかるが、ラスト付近の「家族の思い出の場所はここしかない」は一体いつ聞いていたのか?
犬養→高千穂に対して、家族の思い出話をしているシーンもないのにいきなり『知ってました』シーンが入るのは推理映画としていかがなものかと。
医療モノ、刑事モノ、サスペンス、推理、家族愛
色々詰め込もうとしてとっ散らかった感じ。
ドラマにした方が絶対に面白かった。
原作は未読だが、うまくまとまっているのだとしたら2時間程度の映画の尺に納めようと思い立ったのは間違いだったと思う。
綾野剛の演技はうまく、父親役が見たい人はおすすめだ。
ただ犬養は破天荒というより気性が荒く冷静さに欠けるだけだったし、だからといって特別強いというわけでもない。
高千穂は冷静で分析力がある設定だが、解決の糸口になることを発見したわけでもない。
キャラ設定どうした。クライマックスも、別にバディとして行動してる感なかったしあっさり終わった。
オープニングも最後も、あわよくば続編狙ってる感じ(うまく言えないが、コナンのオープニングでコナン映画はじまった!感)でちょっと。
2人の関係性描写も浅いし、娘との描写も引っ張っておいてあっさり。起きてから抱きしめて、何か言うシーン欲しかった。
最近、安楽死が話題になったが無意識に鑑賞者は、安楽死は認められるべきか。良いことか。
ということをこの映画に訴え、求め過ぎた気がする。
この映画(小説)の論点はきっとそこではないのだ。
公開の時期が悪かったかな、と思う。
あと、いきなり机や壁を殴ったり暴れるシーンが多かったので音が大きくなるたびにビクッとした。笑
こういう映画見るといつもそうなるのでそろそろ耐性をつけたいところである。
岡田健史君はMIUで演技力が格段に上がった気がするので、映画の撮影時期はやはり今と比べると少し。
これからに期待の俳優さんだ。
2時間サスペンスのよう
(原作は読んでいません。)
安楽死がテーマだし、ヒューマンドラマ的な感じに近いのかなと思ったけど、しっかり刑事ものでした。
2時間サスペンスのように、殺人事件の捜査が淡々とシンプルに進んでいく感じ。
刑事の娘が腎臓の病があり、ドナー待ちの状態で、犯人と絡めるところもあったけど、なんか無理やり要素入れました感がしたかなぁ。
ただ、シンプルな感じだからこそ、見やすかった。描きかたによっては、重ーーい気持ちになってたかもしれない。
この刑事コンビはシリーズ化してるのかな?
綾野剛と北川景子のコンビはカッコイイので、また見たい。
あと、最後の「動くな!」のシーンいるかな?あの前で逮捕、到着、終わりではダメだったのかな?
(↓犯人について)
犯人はキャスト欄にのってない人。
キャストで判断したくなかったけど、出てきたときにこの人かな?と思ったら、その通りだった。
服装やメイクがみすぼらしくて、言動がいつものイメージとは違う感じだったけど、やはりどこかオーラのような凛とした所は隠せていなかったです…私は騙されませんでした。笑
この方のドラマとかバラエティが好きだから余計かもしれない。
ドクター・デスの歪みが残念
無報酬で安楽死を請負うドクターデスをなのる人物とそれを追う警察のお話
このお話すごく興味があった
日本では安楽死は認められないためどんな思いがあろうと殺人になってしまう
だから安楽死をどう扱うのか興味があった
すごく残念なのがドクターデスの歪み
安楽死を賛美する内容と認識されかねないから歪みは予想していたのだがドクターデスが真に患者、家族の魂の救済のために自らを罪人と認識しながらも信念のために警察の挑戦を受けるという思想犯的な人物像ならばどんな物語になっていただろうと思ってしまう
高千穂の『この事件の被害者ってどこにいるんですか?』と拡張型心筋症患者の父親の犬飼に対する『残酷だな』は自称救世主ドクターデスと自分達は正しいと思っている警察の対比として印象深いセリフだと思いました
最初はドクターデスを責められるのかという内容だったのが後半はドクターデスはやはり悪で犬飼側の視点ばかりだったのも残念
とても難しいテーマの作品だっただけにもう少し迷わせて欲しかったです
最後に犬飼さんの謎行動に一言
自分で病院に向かうよりもまず病院に娘の安否を問い合わせるでしょと思いました。
高千穂さんくらいは冷静に対応して欲しかったなぁ笑
※追記
書いてて違和感があったのですが
犬飼ではなく犬養さんでした
遺産とは何だったのか?
ドクター・デスの正体にがっかり。
看護婦が犯人だとわかった際にはおっ!?と思ったけど、その後の展開が安直。
安楽死の是非を問うとまではいかなくも、信念と法律の戦いを期待していただけに、犯人が快楽殺人者であったことが残念。
綾野剛さん演じる刑事が感情任せで乱暴なところも昔の刑事ドラマっぽくて、この映画を安っぽいものにしていた。
後、映画とは関係ないがライブビューイングで見たトークがつまらなかった。
もうちょっと話し内容を考えてきていてよ。
こんな映画で安楽死議論は絶対不可能
予告で何度か見て面白そうかなーと思い観賞
丁度最近安楽死事件実際にありましたし
中々タイムリーだということで観に行く方も
多いんじゃないかと思います
連続不審死事件を追う警視庁No.1刑事コンビが
目の当たりにする思わぬ事件の真相と
問われる生死の倫理…!
…らしいのですが
感想としては
・今 年 度 ワ ー ス ト 級
・完全に地上波の刑事ドラマのオープニング
・刑事ドラマの1エピソードで終わる内容
・無理矢理な痛いキャラ付けが常に空回り
・安楽死議論以前に色々がおかしい世界
・スマホ機能もろくに使えない警視庁No.1コンビ(笑)
・要らないシーンだらけ
・引き伸ばし演技
・すぐバテる
もう挙げだしたらキリが無いくらいひどかった
子供の父親が殺されたという通報から
警視庁No.1刑事コンビがわざわざ現場へ向かうと
父親は火葬されかけており通報した子供から
いつもの在宅医療の医師と違う男が去った後父が死んだと聞き
犬養刑事はその母親の制止を振り切り棺ごと鑑識へ持っていきます
たったこれだけのシーンでもなぜか走り出す子供を追いかけて転ぶとか
火葬される寸前の棺をいきなり取り出すとかムダにムダを重ねたシーンが
続いた後にどっからどう見てもドラマのにしかみえないショボいOPが入るなど
冒頭から頭痛がしてくる展開です
解剖の結果被害者は肺がんで寝たきり
家族の介護負担もかさんでおり安楽死させるための注射を打たれ
解剖しなければ皆心不全と診断されるものだったと判明します
そのような死亡例が他にも何例かあり話を聞くと
闇サイトで安楽死を提供してくれる「ドクター・デス」という
存在に依頼し安楽死させたとのことで被害者の家族は皆
感謝しており詳細を語ろうとしません
ち ょ っ と 待 て
って事は被害者の家族達は安楽死させることを
わかった上で申し込んでそれをドクターデスにさせたわけですから
完全に「殺人幇助」になりますよね
でもこの警視庁No.1コンビとやらはそこには全く触れません
職務放棄してんじゃねーよ
あとその闇サイトのサイバー犯罪捜査も何もしません
しろよ
一番違和感を感じたのはそれらの事件は
自殺とでも処理されていると思ってましたが
死ぬことを美化するようなビデオを皆残しています
後のことがどうこうとか遺書っぽくもありません
捜査パートも現場を歩き回ってどうこうより
こういう場合の捜査は推理はとやたら「経験則」による
行動ばかりしていき「科○研の女」でやれよと呆れます
ひどいのは似顔絵を他人に描かせてそれがバラバラだからと
ウソをついていないところを描いた人に事情聴取し
ウソを見抜いて自分が描くと書き直していくところ
どんだけ回りくどくして尺稼いでるんだと
だったら最初からお前が描かんかい
でまたこの合間に焼き鳥屋で刑事コンビが
私たちの仕事は被害者に寄り添ってどうこうだとか
ボンボチが食べたかったとかどうでもいい会話する
シーンをしつこく入れます
全体的に刑事ドラマのレギュラーかってくらい
キャラ付けを強調してくるんですが
別にストーリーに絡んでくるほどの重要性は
なく空回りしぱなしでここもいちいち
イライラします
こんなんばっかで結局犯人は医師と看護師の二人連れと
突き止めますが医師は雇われのホームレス
看護師が「ドクター・デス 」の正体とわかります
その看護師は死を美化する快楽殺人者だったのです
その行動を全否定する犬養の臓器移植待ちの娘を
ターゲットにした復讐劇に変わっていきます
後半に向かってこのやっすい快楽殺人者が正体と
わかりどんどん話がショボくなっていきます
もう安楽死の是非とかどうでもいいんですね
ダメ映画によくある
「てめーで掲げたテーマを全然理解できてない」と言うやつ
ドラマっぽいチープな演技演出といいどんなスケールの話を
やりたかったのかサッパリわからん映画でした
モデルになった実在の殺人犯もさすがに迷惑でしょう
カネ払ってみる映画じゃないです
配信でも見なくていいです
元看護師の実話のサスペンス
私も看護師をしていて、医療に通じる映画と予告で知り観ました。最初はドクター・デスは遺族たちの証言から完全に男性の医師だと思ってました。まさか、看護師だったとは。
看護師も看護観って人それぞれだけど、自分の歪んだ考えを患者家族にいいように言いくるめて安楽死にもってくのはただの殺人にしかならない。安楽死の選択は押し付けるものであってはいけないと、考えさせられました。
アヤノ・デス
すんごいペラッペラっな内容でした。
なんか無理に映画にしたみたいな。
ドラマでもっと濃い内容で話が進んでいくと面白いんだろーなーって思い残念でなりませんでした。
あと緊迫のシーンがあんま緊迫じゃない。無駄にはぁはぁはぁ息あがるし、わりかし安全運転で娘を助けに行く。本気でヤバイならサイレン鳴らしてぶっ飛ばしてほしかった。
あと最後にまわりが短パンやTシャツ、扇子を仰いでまでいる。恐らく夏の設定だと思うんだけど、暑苦しそうなスーツを着て汗ひとつかがずに捜査って…違和感しかありませんでした。
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