ドクター・デスの遺産 BLACK FILEのレビュー・感想・評価
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この事件、被害者ってどこにいるんですか?
映画「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」(深川栄洋監督)から。
冒頭の「人には生きる権利と死ぬ権利が平等にあるのです」
の文字に、そうだよなぁ・・と頷いてしまったから、
どうしても「安楽死」肯定派の視点で観てしまった。
周りの人の負担を考え「辛い・死にたい」と考えている病人、
安らかに死ぬことを求めている人たちから、直接、依頼を受けて、
願いを叶えてあげることが、どうして悪いのか?と問われたら、
正直、私には結論が出ない。
「この事件、被害者ってどこにいるんですか?
私たちって被害者の無念を晴らし、残された家族の悲しみに
少しでも寄り添うために頑張ってるんですよね。違うんですか?」
の問いに、それを捜査する刑事はこう答える。
「人が死んでんだ。俺たちはホシを挙げる、ただそれだけだ」。
安楽死させられた人も家族も、それを望んでいるとしたら、
加害者・被害者という括りでは、この事件は捜査できない。
だから感情論ではなく人が殺された、という事実だけに目を向ける。
本当に難しいテーマだな、と感じたが「安楽死」は大切なテーマ。
原作の中山七里さんの同名小説、読む必要がありそうだな。
後半30分から失笑
"安楽死"をテーマにした作品。
私自身、安楽死について何度か考えた事があったのでテーマ自体はとても興味深く、前半は楽しみながら観賞させて頂きました。
前半は真犯人のミスリードなど面白く観ていましたが、後半、真犯人である木村佳乃さん演じる雛森めぐみが主人公の警察官である綾野剛演じる犬養隼人の娘に対しサイコパスな本性を出したあたりから一気に失笑に変わりました。
残念の一言。
ただただサイコパスなだけのただの快楽殺人鬼の話かよってなりました。
その後も特に進展なく、予想通りのよくある展開でラストを迎えました。
扱いづらいテーマではありますが、もっと"安楽死"について賛否両論あるような作品になっていたら良かったのにと思います。
え~…
番宣やCMでは面白そうだったので期待しましたが…犯人ずいぶん簡単に分かっちゃったし、主人公頭悪くね? と思ってしまった。
犯人が分かった時点で、娘への危険性は想定がつく。普通は真っ先にそれを考えると思うけど…。
当たり障りのないサスペンスもの
予告編をみると「安楽死という複雑なテーマを扱った社会派作品」と映るが、蓋を開ければ普通のバディものサスペンス。あまり期待せずに観ると十分面白い。
犯人についても一応一捻りはあったので普段あまり刑事物を見ないという人は存分に楽しめると思った。
ただ安楽死という重いテーマを扱った割には動機が本当にただの快楽殺人者というのはいただけない気がした。「安楽死を自体が一概に悪とは言えない」というテーマを語りたいのであれば犯人をただの殺人鬼にするべきではなかったかなぁと思う。
テーマから逃げた関係者を許せない
原作は安楽死の善悪について書かれていたのですが、この映画は悪役を愉快犯にする(原作では使命感を持った人物)ことで、テーマそのものを否定したただの刑事ドラマです。
正直な話、原作を使う必要が無いと言えます。
犯人の出落ち
なんの情報もなく観た。
推理サスペンスものとしてはすぐ今後の展開が読めて、犯人が取調室に居る映像見ただけでおおっ、そういうこと?と分かってしまってがっかりした。そんな過剰な演技させるのはどうかな。
主演の二人以外のあほっぽい同僚刑事も気になって、ポップ路線なのかシリアスなのかわからないまま進んでしまって、とにかく犯人には怪演をさせとけ、みたいなのはちょっとありきたりでどうかと思った。
多分WOWOWやNHKの4,5回もののシリアス刑事ドラマを見過ぎているので、たった2時間で奥深さやシリアスさや不気味さを出すのは難しいのかもしれない。
事前情報もないので、二人の関係性もわからないままバディものとして次回作があっても映画館では観ないかな。
カジュアルにちょっと怖くないサスペンス観たいのなら楽しめるかもしれない。
重厚さと恐怖感を求めた自分が悪かった。
微妙
前半、この映画のテーマが深すぎてどうエンディングにもっていくのかと
ワクワクしていたが犯人がただの自己中な殺人鬼だとわかり少しがっくしした。
でも、テーマである安楽死については考えることが多くすごくいいテーマでした。
時間が足りない
CMを見ておもしろそうだと思ったのと、北川景子さんが出るので観に行きました。
北川さんは相変わらず美しく、スーツ姿も素敵でした。
犯人についてはミスリードに見事にひっかかり、その辺りまではとても楽しめましたが、終わりにかけて失速してしまい、邦画にありがちな薄っぺらい終わり方。
うーん。
観なくても良かったかな、という印象。
原作があるかもよくわかりませんが、きっと原作小説があってすごい練られているもので、そのため2時間くらいじゃまとめきれなかったんだなあと感じました。
ハッピーエンドなのは良かったんですが、観ている人に疑問を投げ掛けるような終わりかたがよかったなあと思いました。
俳優さんたちの演技はとても良かっただけに残念。
都合がよすぎる
警視庁No1の検挙率と頭脳No1の刑事二人が安楽死による連続殺人犯を追うサスペンス映画。
原作は読んでいません。刑事捜査ものだったので視聴しました。
PVで検挙率と頭脳がNo1だったけど、なぜ検挙率が高いのかがわからなかった。北川景子さんの高千穂も頭がいいという設定だったが、特別高いような描写がなかった。
一番変なのが、ドクター・デスが難病を患っている主人公の子供をどうやって病院から連れ出したのかがわからない。セキュリティガバガバでなんじゃこれと思った。
死も生も語るにも何か欠落くした時代
死も生も語るにも何か欠落した時代を象徴した作品と観ました。少しうがった見方か?何故生きるか?死ぬ権利があってもいいんじゃないか?語るにも、、、何をしても報われない寂しい時代を生きる。
綾野剛のゲームをいかさまする。ハイは一回と娘にたしなめられる。容疑者を恫喝する。警察官としてのモラルの低さ。しかし焼場で棺桶を引っ張りだす。愛娘に仕事の合間会いに行く。子供の無垢には弱い。人としての行動。論で何故生きるかでなく。どう生きるか。を観る側に投げかけ。
木村の権力側の北川景子が鼻を覆いたくなるような職場で働き。苦しむなら死を選択と考えるなら何故自ら命を断たないのか?と思いたくなる。死を肯定しながら否定しているかのさまは死ぬ権利を放棄しているかのよう。で本当に楽な死はあるのか?を疑わせる。原作は未読ですが。
原作の面白さが一切無い!安楽死の理由が描かれないなんて!
原作への冒涜でしかない、クソ映画です。
なぜ犯人が安楽死に導くのか、原作ではとても深く悲しい理由が書かれているのに、映画では一切描かれないなんてあり得ない。
犬養刑事を情けないイメージに仕立て上げられているのもショックです。
しょぼいバディーものの刑事ドラマを作りたいのであれば、この原作をネタにする意味はないと思います。
難しいテーマを扱って異色な大作と思いましたが
鑑賞前にこちらの点数だけチラ見して
意外な低さに、?となっていたのですが、
話が進んでいくにつれ、
成る程な、、と。
ドクターキリコとブラックジャック並みの
やり取りがなされるのだろうと
医療とは尊厳死とはと
深く悩まされる綾野さんを期待していのに、
直ぐにキレる思春期の青年のようでした、、
非常に細やかな演技の出来る方なのに、なんと勿体ない。
原作は未読ですが、
犯人はサイコパスでは無いのでは?
途中で脚本を変更させられたとしか思えず
残念です、、
ただ、柄本さんの嗚咽が胸に響きました。
あれだけは、本物でした。
苦しみを体現していました。
前知識なく観ました
映画の日だったので映画を観ようと思いつつ大作系が全然ない感じで
キャスティングに惹かれてこの映画観てみました
内容としては原作ありきの物語らしい
ドクターデスという終末治療を受けてるような人達の安楽死をする医師が暗躍してるのが
ある事件をきっかけに発覚する
自身も難病治療をする娘を抱える刑事が事件を追っかけることになるのだが・・・
と言った内容
難病に犯された人の価値観、死生観やその人を取り囲む人たちとの関係などを
描いていて考えさせられる
特に序盤の『この事件の被害者ってどこにいるんですかね?』って言葉は刺さった
後半は普通の警察ものの犯人と警察の関係になっているが途中までは考えさせられて
良かったな
あとは直接映画と関係ないところで何かテレビドラマみたいなノリだったのが残念かな
それ以外は普通に観れました
可でも不可でもなく普通な映画でした
なんかいろいろ残念
もっと面白く出来そうな題材で、無駄に色気のある綾野剛に父親をやらせて、そんな奴いないだろとツッコミたくなる美しさの北川景子に殴ったり殴られたりをさせておいて、まさかの仕上がり。
柄本明にいたっては、完全な無駄遣い。
子役が可愛かったが、あんなにすぐ知らない人を信用するだろうか…
ドクターデス自身のポリシーというか、それもブレすぎ。さやかちゃんに向けたのは、単なる復讐心を弱者にぶつけた殺意でしかない。何が神だ。
こんなマイナスばかり書いておいて、点数は3点。
さすがに2点台では、大地くんの勇気が可哀想。
期待してたものと違っただけかも知れませんが
原作未読ですが、安楽死や尊厳死を真面目に捉え、消化させてくれる作品を期待してたのですが
途中から、『なんだ、これ?!』状態でした。
『被害者って何処に居るんですか?』って北川景子さんのセリフから深い話になるのかと思いきや、“刑事は法律に従えばいい。”って流れで、作品中で安楽死や尊厳死をマトモに論じる事はなく、ただの猟奇殺人でした。ってオチ。
あとから、予告編を見直したら確かに『猟奇殺人』って言ってますけどね。(^_^;)
自殺に追い込まれる遺族がいてもおかしくないような、刑事の犬養のセリフとか猟奇殺人と安楽死を混ぜちゃったような展開とか、不愉快になる映画でした。
でもまぁ、北川景子さんは相変わらず美人だし、
不器用な父を演じた綾野剛さんも良かったです。
まぁ観れますよ。
結構評判が悪いので躊躇してましたが、まぁまぁ面白かったです。オープニングはかなりシラケましたけど。踊る大捜査線のパクリもいいとこ。
二人の犯人にあっさりたどり着きスギだとは思いましたが。木村佳乃の怪演はハイハイお決まりのキチガイシリアルキラーって感じです。良くも悪くも。
この映画の最大の悪肝は2つだと思います。木村佳乃が綾野剛と揉み合いになり、北川景子が助けに来たときの木村佳乃のセリフ「今殺すところだから待って」犯人に一貫性が全くなく白けます。その後に留置所で被害者に祈ってるとこは残念。これやるならセリフなくしたほうが木村佳乃を好きになれます。殺人者だけど単純には裁けない所がこの物語の醍醐味では。
もう一つ、ラストの一番目の家族が笑顔でいる朝の風景を見ているシーン、これは殺してくれたから幸せに生きて行こうって見えるのは演出??だとしたら見ている綾野剛と北川景子のリアクションは間違いでは。なにイチャイチャしてんだって思う。
ミステリーでいい題材なのにただのテレビドラマになってるような気がします。日テレが入ってても映画なんだからもう少し攻めた方が。だから邦画がつまらないって言われる。
彼氏は横で爆睡
予告をみて、サスペンスだけど生死観が変わるような泣ける・考えさせられる系?と思ったので観に行きました。開始10分で彼氏は爆睡、私も一生懸命面白いと思えるところを探しましたが、まぁ・・・ボーっと観るには良いかな、みたいな。平日の夕方に放送している刑事ドラマっぽいちょいダサな音楽が流れたときには「え?これ連ドラの映画化だっけ?」となりました。タイトルコール?みたいなのはいらないです。
私の予想では、ドクターデス自身も病気で、とか、過去に家族を安楽死させてもらってて、とか、安楽死にこだわる理由やきっかけがあるんじゃ・・・!?と考えていましたが、全くそんなものはなく、ただの快楽殺人鬼で、それをただただ追いかける二人の刑事ってだけ。「追いかけてはいけない」みたいに書いてあったので、刑事二人も病気になって安楽死に手を伸ばしたくなる展開に・・・!?とかも思いましたが、むしろ真剣に追いかけるべきシンプルな殺人鬼でした。
原作の解説・ネタバレをみると、原作には、そういう深い何かがあって安楽死させるようになった、っていうのもきちんと描かれているようですね。それが全無視だったのであんな安い刑事ドラマ(映画)になった、と。
北川景子さんが綺麗なので最後まで目には良い映画でしたが(笑)、初めてこんなに面白くない映画に出会いました。オススメしません。
俳優さんに期待して
観ましたが、面白いかと、きかれたらイマイチだったけど、木村佳乃さんの演技は上手すぎて圧倒されました。衣装さんやメイクさんの腕も凄いんだと思いますが、1人の人間なのにまるで別人。セリフで何となく気付いてしまったから そこら辺がちょっと、もっと驚きたかったかな…と思いました。
問いかけたいのか面白くしたいのか。。。
なんとも微妙。安楽死について問いかけたいのか、面白くしたいのかが絶妙にどっちつかず。安楽死について問いかけたいなら、なんでドクターデスが安楽死殺人をしたのかを深く掘り下げるべきだと思うし、面白くするならドクターデスはもっと快楽殺人者であるべきだったと思う。感情移入しきれない。あと遺族ももっと守る態度見せてもよかった気がする。なんかあれ?あっけなく言うやん。見たいな。
展開と役の二人のうまさと最後の歌で星2かなー。クソつまらんとは言わんけど全てが勿体なさすぎ。サブスクで暇つぶしに見るくらいが丁度いい。
後から見間違いだと思うんだけど沙耶香ちゃんの名前最初のカルテのやつとちがいませんでした?最初、紗耶香だった気がしたんですけど。
ここ何年かで最低作品
自分に合わない作品とかのレベルではなく何もかもが酷い。先進医療の発展に伴う延命治療と安楽死の問題を真面目に捉えた映画かと思ってたが唯の猟奇殺人犯が自分を勘違いして犯した案件という…
細かい作りも適当で礼状もないのに焼き場の遺体を勝手に持ち帰ったり部屋に踏み込んだり論うとキリがない。主演の綾野剛は物ばっかり蹴ってるし他に感情表現出来ないほど大根だったっけ?
美しい北川景子に免じて星ひとつだけ入れときましたw
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