「一言、竜頭蛇尾の映画」ドクター・デスの遺産 BLACK FILE マツキヨさんの映画レビュー(感想・評価)
一言、竜頭蛇尾の映画
映画の冒頭から過去の「安楽死」の名の下に大量殺人を行ったジャック・ケヴォーキアンのエピソードから入り、安楽死の本質を追求する感を期待させる展開を予感させます。ところがこの安楽死の名の下に殺人をしてきたらしい犯人が、自分の欲求のために殺人を繰り返し、自分を追い詰める刑事の家族に毒牙を向け出すと、いきなり安っぽいB級映画の展開になり、主演の綾野剛さん・北川景子さんが可哀想に思えてきます。原作はもっとしっかりした原作らしいのが、脚本家の勘違いなのか、まさに竜頭蛇尾の映画になっています。
犯人役の俳優さんの凄い演技力だけが救いになっています。
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