劇場公開日 2020年11月13日

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「ちょっと偉そうな事言って申し訳ないが」ドクター・デスの遺産 BLACK FILE ハバネロ入りカレーさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0ちょっと偉そうな事言って申し訳ないが

2020年11月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

テーマが『安楽死』という倫理の専門家でも扱うのに物凄く難しいのは分かるが、にしても、もっと何かできなかったのかな?と、
そして、どんな話もなにがなんでもハッピーエンドにしないと気が済まない邦画の悪い所がまた出たな~!と、言う印象が強く残りましたね!

ドクターデスの正体が判るまではまだ何とか観られたが、判ってからは失速感がハンパなかったな
正体判明の前と後のドクターデスの仕事ぶりの落差の大きい事に唖然

ドクターデスが安楽死を悪用して大量殺人事件起こし、綾野剛が演じる犬養刑事等がドクターデスを追い詰めていく…という発想はいい、でも、それだけでしたな~

とても難しいテーマであるとはいえ、上手く扱いきれなかった監督や脚本に力量
が足りなかったと言わざるを得ない

綾野剛・北川景子の熱演や、柄本明・木村佳乃の怪演、及びその他のキャストの頑張りも結局、報われなかったね

内容がちゃんとしたものであれば、安楽死について、そして、生と死について、もっといろいろ考えさせられたりする事ができていたのにと、残念でならない気持ちでいっぱいでした

ハバネロ入りカレー