「安楽死と殺人…でも結局は殺人」ドクター・デスの遺産 BLACK FILE sakai midoriさんの映画レビュー(感想・評価)
安楽死と殺人…でも結局は殺人
世間では、安楽死についてのニュースで議論が行われていますが、私的には綾野剛さん演じる犬養刑事の言うように、「殺人」だと思い観ました。
幾つかのレビューを拝見しましたが、確かに映画として観るならば、少々刑事ドラマっぽいとも思いました。
ただ、このご時世において綾野剛さん、北川景子さん始め、沢山の出演者達が安楽死というものについて考え、作り上げた作品なのではないでしょうか。
否定的でも肯定的にもなれませんが、私個人の意見なら、安楽死と言う言葉は一見綺麗な言の葉の様に聞こえるが、それは誰かに委託して殺してもらう…結局殺人と何も変わりません。
欧米各国では安楽死が法律で認められているそうですが、それが果たして良いのか、感謝されるものなのか分かりません。
少なくとも、双極性障害の様な症状を患っている私には正常な判断なのか間違っているのか分かりませんが、日本では例えその行いをしても結局は捕まるわけです。
映画の中では刑事の中で少し語られるような、若しくはそういう風に仕込んだ作品になっていましたが、現代の日本社会はコロナの第3波で大変でしょうがこの問題についてもしっかり議論してもらいたいです。
皆さんの演技、素晴らしかったです。
考えさせられる内容でした。
コメントする