劇場公開日 2020年11月13日

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「俳優陣の演技がせめてもの救い」ドクター・デスの遺産 BLACK FILE ミスさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0俳優陣の演技がせめてもの救い

2020年11月17日
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鑑賞方法:映画館

原作を読んでしまっているせいなのかと思いましたが、原作読んでなくてもたぶん星の数は変わらなかったかも。

CMをみる限りとてもテンポよく、安楽死の是非を問うようなメッセージ性の高いストーリーを期待して映画館へ向かったのですが、オープニングがあまりにチープ(まるで昭和の刑事ドラマ)で期待外れの予感はしていました。

よくいえば、原作は安楽死の是非、人間の倫理観や正義を問うメッセージ性の強い内容だったのに対し、映画はサスペンス要素高めでエンタメ重視の印象。ただドクターデスが本人の意思とは別に安楽死に誘導するなんて原作読んでる身としてはあり得ない。。。

あと音楽も、全体的には無音というか音楽少なめなのですが、たまに流れるBGMが昭和の刑事ドラマ感プンプンで、そっちにもっていきたいの?と思わずにいられない。雰囲気台無しの印象です。

俳優陣の演技はとても素晴らしく、圧倒されるものがあり、また主題歌の歌詞も音もとてもよかったのですが、映画作品としては駄作と言わざるを得ません。

綾野剛と北川景子がやたらと番宣していることに違和感を覚えていましたが、映画を観て納得しました。

原作読んで出演決めた俳優さんもいたと思いますが、もったいないの一言です。

ミス