キネマの神様のレビュー・感想・評価
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沢田研二の東村山音頭
109シネマズ川崎で
沢田研二主演(志村けんあてがきキャラクター)「キネマの神様」を見ました。
今の時代の話。
昔のお話。
話が、コロナ発生してから、きちんと変更してあり、妙な現実感がありました。
最初は松竹大船時代の話から始まったので、そのまま行くのかと思いきや…
装飾に湯沢幸夫さんの名があり、へんなところで感動しました。松竹大船の雰囲気を再現されており、昭和平成令和を生きた世代には、ノスタルジーに浸れるだろう。
ただ、すこし、いろんなものを詰め込み過ぎた感はあります。私の個人的な感想ですが。
本作は北川景子の女優としての転換期になるに違いない
個人評価:4.0
夢を追う人たち。映画を愛する男。
虹をつかむ男や、キネマの天地のように、とても好きなテーマであり、心に沁みる。
映画の持つチカラを、とても真面目な作風で、またしっかりと地に足がついた演出で丁寧に描く。
コロナ禍で作られた本作。山田監督はこのコロナが映画界に与えた影響も、本作に刻み込み、映画人の役目も果たしていると感じる。
1950年代の映画を作る人達の息遣いが良くわかり、小津調の様な撮り方や、台詞の話し方など、心地よく見る事ができる。
また驚きなのは北川景子の素晴らしい演技。当時の容姿端麗で可憐な女優を見事に演じ、顔立ちがとても当時の女優とあっていた。
本作は北川景子の女優としての転換期になるに違いない。
ヨゴレのジュリーは見もの
タイトルなし(ネタバレ)
【円山郷直(ゴウ):沢田研二、円山淑子:宮本信子、円山歩:寺島しのぶ、円山勇太:前田旺志郎】家族は円満では無い。若き日のゴウが初監督した「キネマの神様」脚本を孫・勇太(パソコンオタク、引きこもり?)が見つけ二人で「木戸賞(脚本)」応募に挑戦シーンに感銘。寺林新太郎(テラシン):小林稔侍の変わらぬ友情に乾杯!授賞式で代理挨拶を読み上げる円山歩:寺島しのぶ、ゴウが妻の円山淑子:宮本信子への感謝の言葉に感涙。山田洋次監督の人間愛溢れる映画、有り難うございます。エンドロールを見ながらいつも思う、「映画ってこんなに大勢の方々が関わっていらっしゃるのだ、感謝」。感銘したのでパンフレット900円をゲット。映画館で見る映画ってえぇなぁ~!
ベッタベタのベタ。面白かった
20代、キャスティング以外前知識無し。RADWIMPSが好きで役者としての野田洋次郎を見に行きたくなり劇場に向かいました。沢田研二さんも名前しか知らないです。
観ていて思ったのは、驚くほどベタ。悪い意味ではないです。起承転結がしっかりしていて、主人公や友人の葛藤、結末へのフラグの立て方、全てストレートに伝わりました。当方映画館で観ていると涙脆くなってしまい、それもあって心に直接刺さるような感じで10回以上泣いていました。自分が勝手に共感して勝手に号泣しただけなので本来はそんなに泣く映画じゃないと思います。
ここまでアプローチが直接的でド王道の映画を初めて観たので、自分が生まれる以前の昔くさい感じが新鮮で面白かったです。若い人は好きかもしれません。
沢田研二の起用、演技は見事!メッセージ性が強い映画
今さらながらキネマの神様を観た。ストーリー的には不合格だが山田洋次監督が映画関係者、映画ファンに伝えたい事が満載の映画だった。昔の映画撮影風景をあえてストーリーにして昔の映画関係者はこれだけ撮影に熱く取り組んだ。今の映画関係者もコロナ禍に負けない映画を作ってほしい、映画ファンもアニメたドラマの映画化ばかりでなく本当の邦画、洋画を愛してほしいと山田洋次監督らしいメッセージが盛り込まれていると肌で感じた。もちろん、今の新型コロナウイルス禍の現実もストーリーにあえていれたのがプラス。また、当初志村けんさんが出演予定だったのが沢田研二の起用、演技は見事だった。沢田研二が昔寅さんシリーズで出演した縁で抜擢した山田監督の起用も見事。演技も良かった。日本映画はこのような観客にメッセージ性をもった映画の方が逆にいいのかもしれない。後は120分は若干長いのはマイナスだが3.5。合格点はあげたい。
ジュリーのバックに…
志村けんのコメディアン魂を真摯に受け継いだ沢田研二。
昔の妖艶でクールなジュリーが鮮烈なだけに、見始めてすぐはあまりの容姿の変貌ぶりに、もしかしたらこれはCGなんじゃないかと思ってしまいましたが(;^_^A、見終わって気付くと違和感は無くなっていました。
大型電気量販店の大画面テレビでいつも思うんですが、北川景子さんはどう悪くみたとしても、綺麗で、北川景子さんの顔は日本人正義です♪
無事完成して公開出来たのが幸運
いい映画でした
映画を愛する心が涙する
北川景子が往年の吉永小百合のようでした。このレトロ感のある美人女優ができるのは北川景子以外に居ないと思います。
北川景子の演技の素晴らしさだけでもウルっときたのに、加藤旺志郎の孫がまた、いい子!孫と一緒に脚本を書くあたりからは涙が止まりませんでした。
沢田研二の後ろにどうしても志村けんが見えてしまう中、よくがんばったと思います。沢田研二がゲップする度に志村けんの姿が見えました。
受賞が決まって歌うシーンでは、ホントならTOKIOを歌うべきところを、四丁目から行きましょう!と東村山音頭を大サーピス!
シンプルな筋で無駄がなく、映画への愛が溢れていました。
山田洋次監督だからこそ、集まった宮本信子、寺島しのぶ、小林稔侍など名優たちの演技もそれぞれに素晴らしかったなあ。
菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎の三角関係、北川景子も入れると四角関係もキュンポイントでした。
志村けんの死と、コロナ禍という枷があったからこそこのような化学反応が生まれたと考えられ、計算を超えての偶然の積み重なりがこの作品を作り上げていると思われます。
人生の晩年で、一発大逆転したものの、トータルでは妻を幸せに出来ていなかったと悔いる主人公に、お前が幸せなら妻も幸せなんだと言い切る友人の姿に涙腺崩壊しました。
エンディングのRADWIMPSと菅田将暉の曲まで全てにおいて楽しませてもらいました。
志村けんで撮影したフイルムに関してはお蔵入りさせずに、DVDとブルーレイが発売された暁には初回購入特典にして見せてください!是非に!熱望します。
期待していたのに
20代です
元々寅さんシリーズが大好きで
山田洋次作品と言うことと
志村けんさんも好きだったので絶対に観に行こうと思っていましたが残念なことに亡くなり
どうなることかと思っていましたが
まさかのジュリー(沢田研二さん)の代役発表があり
大爆笑の志村さんとの鏡のコントや男はつらいよを思い出し
やはり観に行かないと!と思い前売り券を買い楽しみにしていましたが
ストーリーがあまりでした
原作を読んでいないのでどこまでが原作通りなのか分かりませんが
コロナでストーリーの変更があったのは確かなんだと思いますが
主人公が映画から逃げ出したのは理解しましたが
現代になった時あそこまで落ちぶれたのが一切描かれないのは唐突過ぎて全然感情移入出来ませんでした。
もうちょっと説明が欲しかった。
それにあの終盤の賞を受賞、映画観ながら亡くなるってのはベタベタで何だかなあと
結局主人公の借金もギャンブルだったぽいのも実は映画関連に使っていたみたいな展開を期待していたので益々どうしようもない主人公に最後に亡くなっても無感情になりました。
良かった点はジュリーが東村山音頭を歌ったシーンでした
あのシーンは泣きそうになりましたが
映画とはまったく関係ないと言っていいレベルの山田洋次監督のサービスだと思うので評価になるのかな??
コロナが無ければもう少し素直に観れたんでしょうかね?
色々と残念でした。
神様に願おう、ビール片手に映画鑑賞できる日を
価値観をアップデート出来ない巨匠、酷い描写が目に余る
旧来の価値観から映画を語ってくる感じがしてハマれなかった。もちろんあの主人公に共感しようとは思ってないけど。昔の映画も知らないしなんだか…。
観る前に両親が観ていたのだが、言っていた通り、ちょっとゴウの価値観が看過できない。言えば物が出てきて、ギャンブルやっててもお構いなし。そこに対してのアプローチも粗末。コロナ禍も入れたことでバランスも悪くなっている。終盤に出てきたセリフにも少し引いたし。もろもろ価値観が合わなかった。それを平然と書いてる山田洋次もちょっとキツイのではないか。サンモニの喝さんと似ている気さえしてくる。
それでも映画をフィルムで撮っていたころはやっぱり新鮮に映って楽しい。そこに宿る緊張感とか、セットでタバコを吸っていても問題ないとか、賃上げを求める動きが作中に落とし込まれていたりとか…。重みを感じるし、そこに至る汗は美しい。ただ、そこにも人間関係の薄っぺらさがあったりして、とことんズレていく。とにかくゴウに振り回された人たちの心情もあまり見えなかった。
志村けんが亡くなったこともあり、沢田研二の演技は一段と気合が入っていて、ダメ男ぶりが滲む。ただキャラ的には志村けんで観たくなかったな…と思うこともあって、割と良かったかも。
たまに行く川越スカラ座がガッツリ出てきて嬉しかった。いろいろな映画製作映画が今年出てきているが、映したいものに良さを感じなかった。やはり既成の価値観で物事を言う年上は、今古いままな気がする。
上映回数が減ってきたので
もし志村けんさんがやっていたら
もし、志村さんがやっていたら、より情けないオヤジ感が出てよかったのだと思う。 ジュリーは髪の毛もあるし、やはり往年のスターだから情けない感が志村けんよりは、勝手に少なくなると思う。
「情けない借金苦のオヤジだから、家族であっても縁を切れ」と、講師が勧めるクダリがあるが、それが全うなことだと思ってしまう昨今の世知辛さが怖かった。 最後はとりあえずのハッピーエンドで、さすが山田洋次監督の作品。もう彼の作品も残りわずかなのかもしれないと思うと、大変貴重な心が温かくなる素晴らしい作品だった。
新型コロナの中で起きた奇跡。
妻に捨てられたゴウさんが昔の映画を見て50年前の自分を思い出しました。
若き日は助監督を務めていた彼は初の監督作に向けていましたが怪我の影響で挫折をしますが50年の時を越え脚本賞で受賞しますがラストのシアターで50年前の大女優スクリーンの中に飛び出すところから泣きそうでした…
この映画は志村けんが主演で予定していたがもし志村けんさんそのままで主演だったらもっと泣きそうでした…😢
(追記:つくばYOUワールド内で2回目の鑑賞)
原作ファンで期待していただけに、、
もともと原田マハさんの小説が大好きで、特にこれはお気に入りでした。
だから見に行ったのに、主人公の大人のゴウと若かりしゴウに違和感ありすぎました。
菅田くん爽やかすぎなんですよ。
競馬にハマってるというシーンはちらっとあったけど、そこまでだらしなくハマってるわけでもないし。
ギャンブル、酒、不倫、というどうしようもない感じは微塵もなかったです。
こんなどうしようもない人について行こうとか思えるほどの魅力が、大人の方には思えなくて、、。
でも、孫と一緒に、執筆に夢中になってるシーンは良かったかな。
若いゴウもそういう好きなことに、夢中になって打ち込んでいる姿がよかったのかな。
北川景子さんは相変わらず美しかった!
そして茅野ちゃんもかわいかった。
そして違和感の二つ目はコロナのニュース、、そしてマスクしてのシーン。
志村けんさんのこともあって入れたかったのかもしれませんが、なんか無理矢理いれた感と時代がなんか合わない感じに見えました。
原作にもないシーンですし、どうしても映画の世界にのめり込めなかった。
それに会話する時にマスク外してたりとか、それいいの?と突っ込みそうになりました。
ましてや映画館で声出して喋るとか作品にも見にきている人にも失礼だし。
原作にそんなシーンあった?
原作手放してしまったから確認できないけど、何度か読み返したくらい好きだったのに、この映画は好きになれなかったし感動できなかった、、。
後から知り,そういう意味でも観方は変わって来たんだよネェ〜
愛があふれてる
本来なら志村けんが演じてたんだよなー
沢田研二かー
少し残念な気持ちで鑑賞し始めました。
でもところどころ志村けんが見えてきます。
ビールを飲む下品なとこ。
水を飲むお茶目なとこ。
(沢田研二の動きが面白い^_^)
若い頃の映画に対する熱い情熱。
自分の想いが周囲に理解してもらえない挫折。
まっすぐに人を好きになる。
幸せにしてもらうんじゃなくて
私が幸せにするという健気さ。
若いなー^_^
自分も好きだけど背中を押してあげる愛。
アルコール依存
(うちの父もそうだったなー。)
家族が向き合う教室に通う愛。
久々に会った親友を向かい入れる愛。
引きこもりな孫を溺愛、隙を見て甘える。
(息子が引きこもった頃を思い出す。)
ダメダメなおじいちゃんだけど、昔の栄光に感心して一緒に創作。
引きこもりの孫が受賞会場に!
受賞のコメントはさすがに涙ボロボロでした。
エンドロールの歌に思わず志村けんを思い出しました。
「夢中になってのめりこんだものがそういやあったよな。眠るのも飯を食うのも忘れて明けても暮れても」
「うまく笑えてるかな鏡の前確かめるけど」
そうだ!志村けんと沢田研二の鏡のコントめっちゃ笑えたよね^_^
若い頃ゴーちゃんとてらしんのように濃い友人だったんですね。
沢田研二で正解!
最初から最後までいろんな愛があふれている映画でした。
うたかた歌歌詞を是非検索してみて欲しいなー。
たくさんの方に見てもらいたいので、ネタバレに気をつけてレビューしましたが、あふれてしまっていたらごめんなさい。
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