「もし志村けんさんがやっていたら」キネマの神様 kkhさんの映画レビュー(感想・評価)
もし志村けんさんがやっていたら
もし、志村さんがやっていたら、より情けないオヤジ感が出てよかったのだと思う。 ジュリーは髪の毛もあるし、やはり往年のスターだから情けない感が志村けんよりは、勝手に少なくなると思う。
「情けない借金苦のオヤジだから、家族であっても縁を切れ」と、講師が勧めるクダリがあるが、それが全うなことだと思ってしまう昨今の世知辛さが怖かった。 最後はとりあえずのハッピーエンドで、さすが山田洋次監督の作品。もう彼の作品も残りわずかなのかもしれないと思うと、大変貴重な心が温かくなる素晴らしい作品だった。
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