「それでも指は動かせる --- 多感な時期の歳上同性への憧れ、みたい...」はちどり(2018) よしさんの映画レビュー(感想・評価)
それでも指は動かせる --- 多感な時期の歳上同性への憧れ、みたい...
それでも指は動かせる --- 多感な時期の歳上同性への憧れ、みたいなものすごく分かる。息のつまるような家父長制を体現する家庭で暮らす孤独な主人公ウニが、自分を見つけ世界と対峙するようになるまで。アイデンティティーの揺らぎと窮屈感、と、あくまで個人の物語に織り込まれた社会性。シンプルイズベストを体現するようにカジュアルファッションが格好良い塾の先生、彼女との出会いがウニにとってどれほど大きな意味を持つか。主演の女の子の演技もすごく良くて、また深い共感を呼び起こす。
P.S. 向こうの人ってぺちゃくちゃと食べるのがスタンダードなんですか?普段よく見るような韓国ノワールとかと違って静かさ際立つような作品だったからか、すごく気になったし、気持ち悪かった。
今年映画館鑑賞多分40本目
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