「長澤まさみはどうしてこういう役をやりたがるのだろう。何もかも中途半...」MOTHER マザー えみりさんの映画レビュー(感想・評価)
長澤まさみはどうしてこういう役をやりたがるのだろう。何もかも中途半...
長澤まさみはどうしてこういう役をやりたがるのだろう。何もかも中途半端で、思考が短絡的で続かず、依存的でずるい女性的要素と暴力性がよく演じられていた。彼女の性的コミュニケーションは、コミュニケーションの回路がそこにしかないからだということはよくわかる。ちゃんとした家なのに、どうしてあそこまでひどい人格に育つのか、物語が見えない。
長澤は、エロスのある役は出来なくて(コンフィデンスマン)、アクティングアウト、外傷系ばかりに出てたアメリカの女優を思い出すけど、そこまで、生歴に外傷がある感じでもなく、インタビューとかにはそこまで教養が感じられず、カンのいい人なんだと思う。演じることが好きなのか。しかしどこまでだらしない役をやっても、嘘には見えないけど、本質にも見えなくて、最後のシーンの虚ろな瞳のように、空白なのだろうか。そう言う役をやることに快感を持つようなので、すごく不思議な人。
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