劇場公開日 2020年7月3日

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「長澤まさみの魚のような死んだ眼の演技。これは凄いと思う。面白いかどうかは別問題ですが。」MOTHER マザー お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0長澤まさみの魚のような死んだ眼の演技。これは凄いと思う。面白いかどうかは別問題ですが。

2020年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

長澤まさみが、インタビューで「まったく主人公に自己投影できなかった」と言い切ったクズ女(逆か。女の屑)を見事に演じていた映画でした。

どんどんドヨーンと濁ってくる長澤まさみの眼。これだけの汚れ役を演じることができるのは、さすが名女優とは思いますが、お話として面白いのかと言うと、抜群につまらないストーリーだとしか言いようがありません。
なので、誰かにこの映画を勧めるかと聞かれたら、速攻で胸を張って「NO」と答えることができる、そんな映画でした。

長澤まさみの熟練した演技だけを楽しむ、そういう目的であれば、観るのもアリかも知れませんが。

最後のほう、長セリフを一度のまばたきもせずに話し続ける彼女を見て、凄いなと思いました。

というわけで、もちろんCGでごまかしている部分もあるとは思いますが、もしかしたら映画のコアなファンには応えられない作品かも知れませんぜ。
私は推薦できないけど。

お水汲み当番