花のあとさき ムツばあさんの歩いた道のレビュー・感想・評価
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すんごい山の中にすんごい急斜面 しかも埼玉なんですね ビックリ ム...
すんごい山の中にすんごい急斜面 しかも埼玉なんですね ビックリ ムツおばあちゃん含め他の方々もみんなお年なのによく働いて穏やかだし、お元気で朗らかだなと思いました 内容はボツンと一軒家か秘境に暮らす人みたいでしたけど、凄いのは20年位追ってるんですね 庭や近くも手入れをしないとすぐに草だらけになるので山中ならもっと大変!苦労はよく分かります お盆にみんな集まったり、氏神様(?)祀るのなんかは田舎あるあるなので祖母のいた頃を思い出しました 人生なんてあっという間だよ、と仰っておられましたが、花木はずっと残るのでいいですね 後ずっと引き継いでいってほしいと思いました
畑に花を植える発想がいい
限界集落で最後は誰も居なくなる山奥の急斜面にある家と畑。 昔は養蚕と炭焼で生計を立ててたようでそこそこ栄えてたようだが、今はどちらも成り立たなくなってるのが実情。 子供たちは生家を離れ戻ってこないが、不便だし仕事が無いのだから仕方ない。 これから離島や山奥の家って人が居なくなって、猿やイタチよような動物のすみかになっていくのだろう。 人口が減っていく日本を象徴するような作品だった。 そんな中、歳をとって面倒見れなくなることを考え畑に花を植えてきたおばあちゃんの発想が素晴らしい。 人が入らなくなっても、遠くから眺めても、美しい花に癒されるだろう。 ほのぼのとする良いドキュメンタリー作品でした。
もとはTVドキュメンタリー
平成13年に初めてムツさんに焦点を当てたドキュメンタリーを撮り、その後も思い出したかのように埼玉県秩父市吉田太田部楢尾を訪れた百崎監督。監督の名前も桃咲満春と漢字を変えれば見事にこの情景にフィットしてしまう。 養蚕と炭焼きがこの集落の主な収入源だったが、後継者は都会へと移住し、残されたのはわずか9人、平均年齢73歳。数年ごと取材するたびに人数が減っていく様子もリアルで哀しい。 生活する人々はみな素朴で優しい。花を植えて山に返すことを生きがいとするようになったナツさん。毎日歩いたり、屋根に登ったりで元気な様子。そのほかにも住民の方が描かれていて、自然の中での生活の苦労も見えてくる。鹿、ウサギ、イタチなどの動物、それにツバメも巣作りにやってくる。 たまにやってくる彼らの子どもたちや、獅子舞などの祭り、お盆など・・・特に桜と桃の花のイメージが残りますが、春と秋の景色の美しさもみな住民たちのおかげ。とにかく優しい気持ちになれる作品でした。
花を見ると、無心になれる。
NHKの番組を見たことがなかったので、おばあさんたちがどのような人か知らずに鑑賞した。 不便でも、離れたくない故郷を持っているというのは、幸せだと思う。 やることがないとつまらないというおじいさんや、花を見ると無心になれるというおばあさんの顔は、いきいきとして穏やかに見え、共感した。 それだけでなく、人間が植樹をした結果、手入れしないことで地盤が弱ったり、他の動物の餌がなくなるということを考えたこともなかった自分が、いかに自然から意識が離れているか分かった。
いいなぁ。
とにかく安らぐというか、ホッとするというか、気持ちが穏やかになる作品。 山あいののんびりとした風景にナレーションの心地よいトーンの声が相まって、最初の20分くらいウトウトしてしまった……。 ムツばあさんてどんな人なんだろうと思ってたんだけど、かわいらしくて小さくて80越えているのにシャキシャキ動いてなんだかユーモアもある、ナイスなばあさんだった。そしてしゃべり口調がドラゴンボールの孫悟空。 ムツばあさんと仲間たちが、土地を耕し花や作物を植え、秘境とも言える土地で自然と共存していく姿に胸を打つ。 自分の田舎の風景と似たところもあり、ニヤリとさせる場面や言動、そして人が少なくなってさみしいけどどうしようもなくて、それでもこの土地が好きでこの生活が好きで、こうやって生きていく、そんな気持ちが溢れた映像だった。 映画が終わってビルが立ち並ぶ街に出て、人混みの中を歩いて家に帰った。
待ちに待った映画
コロナの影響でなかなか見られずにいた、待ちに待ったこの映画! 集落に暮らす人の表情が美しく息を呑む。街で暮らしてる人より肌がつるんと綺麗。ムツさんだけでなく武さんは特に普段の表情から笑みをたたえていて、山の暮らしが合っているんだろうなと。 最後の何十分かは泣きながら見てたんだけど、悲しいだけの涙ではない。 銀座のシネスイッチで見たら、サカタのタネとオリジナル種まき資材をおまけに貰えた。普段は花を育てたりしないけど、ムツばあさんを思って育てよう!
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