あの頃。のレビュー・感想・評価
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仲野太賀がもっていきました。
面白い映画でした。 松坂桃李が気になって見た映画です。 孤狼の血、ゆとりですがなにか など演技の幅がすごい。ヤクザものから童貞まで。イケメンでありながらマルチにいける。羨ましいぞ! 本作も主人公の優しさや青春感が溢れてました。 それ以上に仲野太賀! すばらしき世界を見た後に本作を観ました。 もう彼は主役を食うぐらいの存在感がある! 良い演技! ゆとりですがなにかでも松坂桃李と共演してたな! すごいぞこの組み合わせ! 以上
35点
映画評価:35点 私とは世代が違うので 懐かしい?ではないですが、 そういう感じ、わかります。 冒頭に出てくるアヤヤのCDを見て アヤヤよりもマエケンを思い出しました。 そして、アヤヤを見て泣いている松坂桃李を見て マエケン似てたなぁと感慨深く感じました。 20年前はオタクやマニアに風当たりが強かったのも思い出しました。 そんな厳しい時代で、 自分らしく生きていく男たちは キラキラ、いやギラギラと輝いて見えます。 現代の生き方の先取り 好きなことで生きていく。 今のYouTuberの様な アイデンティティというやつでしょうか。 個性的な面子に 少し浮いている松坂桃李(笑) コズミン役の演技の上手さ(マジでクs) そんな彼らを見ているは楽しかったです。 ただ、 映画の途中から気がついてしまいました。 これは何だ?と。 見終わってからも 一体あの映画は何だったのかと。 そうずっとモヤモヤしています。 別に見なくても良かった様な気もするし、 見て良かった気もする。 ですので、 かつてアイドルにはまっていた方や、 暇潰しに気軽に見れるものを探している方に オススメです。 【2022.3.2観賞】
この「あの頃」を知らないと、つらいかも。
原作は未読。和製スタンドバイミーのような
映画かなと思っていましたが、違いましたね。
ハロプロにも松浦亜弥にも興味がなかった
という人には、あまり刺さらない作品のような気がします。
劔樹人さんの自伝的コミックがベースだそうですが、
主役は、途中からコズミン。
なんとなく中途半端な印象を受けました。
原作はどうなのか分かりませんが、嫌な友達ですよね、
みんなお互いに。彼女を奪おうとしたり、録音して晒したり、
それでも一緒にいる、という話の展開が共感できませんでした。
お笑いライブ的な
色々詰め合わせの映画 でもそれが悪いわけじゃなく上手くまとめてると思った 最初はバンド映画やと思ってたら全然違うくてビックリw アイドルは詳しくないから分からないけど好きな事の夢中になるのはアイドルでも音楽でもいっしょやなぁって感想 面白かったです でもひとつだけ 大阪が舞台ならロケ地も大阪で撮れよ
中学十年生
音楽仲間には一定数いたのです、アイドルに流れていく人間が。その世界にハマることなく今まで過ごし、おそらくこれからもアイドルにはハマらないのだけれど、自分が通らなかった世界観を垣間見れた。そして頷く、なるほどねと。 イベントでの急なバンド結成の流れが熱い。 「なんで急に?」と思う人も多いだろうけど、音楽とはつまりリビドーなのです。思いつくままに、明確な理由もなく「バンドやろうぜ!」と誰かが叫び、周りに居る人間がずるずるとステージに上がる。舞台では、自分らの胸の奥にある気持ちを、楽器やマイクを通してぶつけるだけ。オリジナルだろうがラップだろうがアイドル曲のカバーだろうが、何でも良いのですよ。これこそ中学十年生の青春劇。 あー、バンドやりたい。 物語に特別に強弱を付けず、悪く言えばだらだらと過ぎるむさ苦しい日常は、今泉力哉監督らしい描き方。伏線だとか起承転結とか、そういったあざとさではなく、他愛のない日常の積み重ねでオタクたちの関係性をじんわり表現する。 そして、現代のアイドルには欠かせないであろう「卒業」という概念は、彼女らを推すオタクらにもやってくる。誰に見守られる訳でもなく、華美な演出も、卒業の舞台もマイクパフォーマンスも用意されない長い長い中学生活からの卒業。濃い十年生の時間を過ごしたからこそ「今が一番楽しい」と言えるのだろう。 今が一番楽しい!と言いたいな。 やっぱりバンドやるかな。
この映画の登場人物はハロプロのファンなのかもしれないけど、オタクではないと思うし、ハロプロを仲間になるきっかけに使っただけのような気がした。
自分もアイドルオタク気味なので興味があり見に行った。 でもアイドルオタクの話なのかと思って見に行ったけど、思っていたのと違っていた。 なんとなく期待していたのはNHKドラマの『だから私は推しました』とか『トクサツガガガ』みたいな映画だった。 オタクを掘り下げていくようなものが見たかったのに、この映画は単なる特殊な仲間内の話だった。 アイドルオタクっぽいのは初めのところだけで、後は何か違う話になった。 この映画の登場人物はハロプロのファンなのかもしれないけど、オタクではないと思う。 初めは個人的に関西の人のノリについていけないのかな?と思っていたけど、これは関西の人のノリというより芸人のノリだと思った。 芸人みたいなキャラばかりだったから多少笑えたけど、それはあまり期待してなかったので、面白いというより違和感がすごかった。 個人的にハロプロはあまり好きではなかったし、ハロプロに関しては特に懐かしいという感じもしなかった。 でも、映画の前半の松坂さんを見ていたら、ちょっと前のアイドルファンはこんな感じだったな、という感じでは見れた。 昔はアイドルは手の届かない存在で、憧れと、疑似恋愛がほとんどだった。 個人的にはこの頃は全くアイドルに興味はなくて、ハロプロはもちろん、アイドルなどいなくなってしまえばいい、欧米のように実力のあるバンドだけいればいいと思っていた。 それが変わってきたのはAKBの登場した頃。 相変わらずパフォーマンスは酷かったけど、AKBは手の届かない存在ではなかった。 特に行ったことはなかったけど、劇場があったし、握手会もCDを買えば行けるみたいな感じで、ももクロのキャッチフレーズじゃないけど、今会えるアイドルだった。 それにイメージにこだわらず、なんでもやってやるぞという感じがすごかった。 個人的にもっていかれたのは『マジすか学園』。 不良が喧嘩するドラマなんだけど、アイドルの人がこんなドラマやるんだと驚いて惹きつけられた。 この頃は世間的にアイドルに対する憧れもあまりなくなって、本物に近いような感じの強力な疑似恋愛のみになっていったような気がする。 そのAKBも衰退し、現在はまた違う時代になったけど、前半の松坂さんのところだけはちょっと懐かしいようなノスタルジックな気分にはなった。 全体的にはあまり面白くなかったけど、松坂さんが倍率が高そうな抽選に当たり、あややの握手会行くシーンだけはちょっと感動した。
歌が酷くて無理だった
話題になった頃、面白いのかと思って楽しみにしてたんだけど、最初から最後まで徹頭徹尾、無理だった。 松坂桃李 仲野大賀 出演者全員 割と好きな俳優さんだったのにダメだった。 そもそもアイドルにまったく興味ないし アイドルは日本の音楽を貶めたと、当時思ってた。 しかしその後その反動で今があると思えばあれもまたひとつの時代だったのかなと、言えるほどには復活していると思う。 正しい姿と言えば言えるくらいに日本の音楽シーンは今 多岐にわたっていて 国民みんなで楽しめる年末の音楽会はもはや無理。 年寄りの歌は若者は聞いた事がなく 若者の歌は年寄りに響かない。というか知らない。 その分岐を作ったのがあのアイドルブームだったのではないだろうか。 なんだか若い子の歌はわからない。 そういう年寄り だからと言って若い人々がみんなモーニング娘。や、ましてAKBとかその他の派生グループに興味あるかっていうと キモオタと蔑んでいる人の割合も相当。 それに並行してジャニーズや韓国アイドル まったく人の好みがてんでバラバラになった。 そこにセカオワ 髭ダン あいみょん 米津玄師 その他もろもろ もっとあるんだろうけど私も全然わかりません。 と言った日本にあって あの懐かしい時代を といういい作品を期待したが、作品としての面白さは何も全然 わからなかった。 実話だと言うので、まあなるほどねと思う。 これは 仲間内で楽しむ映画だったのね。 私はまったくの部外者だった。
ヲタの数だけ人生がある。
開始10分、主人公はひょんなことから松浦亜弥のシングルMクリップ集を見てなぜか涙してしまう。
ここで全て決まったと思った。この感覚がわかるかどうかで非常に賛否が別れる所だと思う。
タモリ倶楽部のハロプロ回で言及されていたが「アイドルは人の弱味につけこんでくる」。
以降の彼は坂道を転がり落ちるように(?)アイドル道を楽しんでいく。
しかしアイドルは偶像。事あるごとに現実が顔を見せる。彼は存在する虚構と現実の間で揺れ動く。
悩み苦しみまではしないが、享楽の最中にいながらなんとなく現実の不安が意識の中に頭をもたげてくるのはリアルだ。
ハロプロアイドルは新陳代謝を繰り返して半永久的に続くので、ずっと虚構に浸っていることはできる。
しかし上京して現実が動き始めたことでハロプロから徐々に離れ、コズミンの死によって決定的に主人公の青春は終わった。
ネット弁慶の彼が今際の際までフィギュアを握っていたのが象徴的だ。
生前葬は現実にやったことらしいが、「あの頃楽しかったよな」で非現実に終わりを告げる寂しさを表現したのは秀逸だと思った。
懐かしい。
ハロプロ。そっか、今でも活動してるんだもんね。オタクの熱さ。壁を感じてたけど、その人たちはとにかく楽しくて、自分の好きなものを純粋に追いかけてる。なんらわたしと変わらない。早く死のうが遅く死のうが、その時が楽しければいい。悔いはない。みんな悲しくはないはず。最高の仲間と最高の時間を過ごしたのだから。
誰にでもあった「あの頃」
あーこの頃ね?って思ったのが初代iMac。懐かしすぎます。 劇中の車もだけれど、今はなきボーダフォンとかよく見つけてきた。mixiとか 大切なものに出会った瞬間って本当あんな感じ、自分もロックンロール初めてに触れた時あんな感じだった。 どうしたってイケメンが隠せないけど、素敵な笑顔は実に良かったです。 あと中学10年生って表現は最高だったな。 同士に出会えたあの「世界が開けた感じ」すっごいうまく描けていたと思います。 それと音楽がとんがっててよかった。まるでオタクが空回ってたり、イキっているみたいですごく作品に合っていました。 また桃李くんのガリガリの裸は実にそれっぽくて良い。 キョどったリアクションもオタクっぽくて、本当演技の幅が広がったと思います。 それとまるで主役かの様なコズミン。彼のネット弁慶っぷりがこの物語を最初から最後まで引っ張っていましたね。 本当、今泉監督はこういった生々しい部分を切り取るのがうまいです。 誰にでもあった「あの頃」、青春グラフティとして素晴らしい作品でした。
オタ活ってメッチャ楽しそう
オタ活ってメッチャ楽しそう。遅れてきた第二の青春みたい。 特に厳しめのバンド活動やってた桃李君が、アヤヤのDVDで目覚めた瞬間が最高! 「これ好きでいいんだ!」みたいな解放感。 かくいう私もPerfumeやBABYMETALが好きではあるけれど、オタ活するような仲間はいない。
共感できれば大当たり
今勢いのある今泉監督の青春モノ。 もう少し笑わせてくるかと思ったけど、トーンはけっこう低めだった。 ハロプロにはまった冴えない青年が、毎日を精一杯生きるという話。あの頃よりも今はもっと楽しい、そんな生き方ができればどれだけ楽しいか。 ただ、自分はアイドルや芸能人にはまったことがないので、この気持ちを共有できなかった。他のひとのレビューを見ると、「あの気持ちを思い出した!」というのがけっこうあり、そういう経験のあるひとにはもっとおもしろい作品なんだと思う。
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