劇場公開日 2020年11月6日

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「長すぎる」おらおらでひとりいぐも SUZUKI TOMONORIさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0長すぎる

2020年11月8日
iPhoneアプリから投稿

おしいなあ。映画というものは面白ければ良いのか?に対してイエスと答える立場からすると、長すぎた。
100分にまとめたら面白くなる。
心の中の3人いるのだから、寂しさ1、2、3ではなく、陽気で楽観的な濱田、陰気で悲観的な青木、調整役の工藤にできなかったかなあ。
それを見えない他人は桃子さんボケちゃった?大丈夫?と心配するけど、桃子さん本人は心の中は、ボケるどころか楽しく愉快に、でもときどき老いに直面して昔を懐かしみ、寂しくなったり後悔したりもしながら、日常を過ごしている。
それを理解できる孫と鑑賞者は楽しくて愉快な寂しい桃子さんとの時間を楽しめる。
そんな映画にできたのに。そう思いました。

原作未読です。
評価が高いのは文学性の裏付けも大きいのだと想像するのですが、原作は原作。映画は映画。映画を面白くするのは脚本だよなあと思わせてくれました。

SUZUKI TOMONORI