「心のササクレが静まる・・・けど、寂しくならないでね!」おらおらでひとりいぐも bull&hanaさんの映画レビュー(感想・評価)
心のササクレが静まる・・・けど、寂しくならないでね!
かつての田中裕子ファンとしては、敬意を表して観に行かないわけにはいかないのであります。
この映画、いろいろ細かいことで言いたいことが出てくるわけで・・・
1、クドカンさん、演技下手!!!
まあコレは仕方ないかあ。濱田岳さんと青木崇高さんが普通にソツなく上手いということを確認するための、クドカンさんの素人臭さが、ある意味良かったかもね。
2、何と言ってもこの映画で良かったのはカメラワークだったんじゃないかなあ。住宅街の普通の風景、町外れのちょっとした森の光の入り具合、綺麗だった。
3、「おばあちゃん、ゴメンね、気がついてあげなかった」ここで、私はハンカチ投入した(「浅田家」なんか、ずっとハンカチ握ってたからね)。
そうなんですよ、お若い方は、ここんところをちゃんと胸に収めておくべきだけど、この映画のある意味テーマみたいな、つまり、生まれた時から背負っている悲しさ、寂しさ?
4、ちょこちょこクスッと笑える。
「ああ、今、私、心が荒れてるなぁ」って、そんな方は見に行ったらいい映画。荒れた心に塗り薬を塗ってくれるかもよ。
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