ゾッキのレビュー・感想・評価
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繋いだ感はありますが
短編を集めて一つの作品にしてますが、知らずに物語を見た時、違和感を感じます。短編ごとの切り替えもなく所々に横軸の繋がりも出てくるので。
ただエンドロールで短編を繋いだってことは分かります。
また物語を同一時間上で描くため10数年の流れが短編ごとに飛ぶので分かりづらいです。
ラストに向かってって感じもなく、短編によってはその後はどうなったの❓ってことも多くあります。
ショートコメディってことなんだけど、それほど笑える感じはありませんでした。
拗らせた人たちとの穏やかなひと時
山田孝之監督の笑いの感覚がとても好きです。(竹中直人と斎藤工も監督をしていますが恐らく山田監督のエピソードだと思います) 福田雄一監督や三木聡監督のような露骨さのない穏やかな笑いが沁みるように入ってきます。共感出来る甘酸っぱい下ネタもキュンとします。 商業作品とは距離を置いた?作風なので、テンポの良い観客を飽きさせない演出や編集に慣れた人には少し退屈かもしれません。 でも思春期を留年し拗らせた人々の生き様は憎めない人間らしさがありました。そしてホットミルクを飲んだ時のような優しい気持ちになれました。 おしっこネタ多すぎ(笑)
ゾッキすぎる
明日吉岡里帆の舞台見に行くので事前にテンション上げようかと思い見に行ったけど、あまり上がらなかった、笑。最初と最後の5分くらいしか出なかったしな。 寄せ集めはわかったけど、寄せ集めすぎですな。相互の関係も中途半端、入れ替わり立ち替わり時間軸もようわからんので見てて疲れる。味はあったし、チャレンジは認めますが、、1つ1つのインパクトも弱めで何が言いたいのかわけわからん感じでした。 ムショあがりの役にピエール瀧を使う勇気はすごい。
想像したとおりの出来映え
漫画は全く存じ上げませんので、世界観とかついて行けず…
3人の監督の物語がそこで繋がっていくんだ…というのは面白いけどね。
有名所が多数出演してるけど、どなたも短くて中途半端になってしまった感が拭えない。特に國村隼さんの件はあれ?終わっちゃったの?もっと観たかったのに(>_<)って感じでした。
福君に至っては、やめてぇ~って感じ。福君を成長過程に使わないで欲しい。私の知らない間に大人になって欲しいから。
と云うわけで、最後は睡魔との戦いでした(((^_^;)
何の為にもならないが何ともクセになる感じ
なんか予告で気になったので観賞
とはいえ予告でも極めて謎だったのですが
不条理系漫画の映画化だそうで
舞台は作者の故郷の蒲郡で
竹中直人・山田孝之・斎藤工がそれぞれ監督した
3話のオムニバスをシームレスにくっつけたような構成
感想としては
派手さはないミニシアター系の雰囲気ですが
淡々としたエピソードながら豪華なキャストもあり
じわじわクセになるとこがある不思議な作品でした
人間秘密がなくなると死ぬと言い出すおじいちゃん
扉を開ける音がうるさい旅に出る男
下着を買おうとする高校生
仕事しない間男
引退したAV女優
他様々なキャラクターがストーリーを跨いで
関わってくる様は伏線というほどしっかりは
していませんがああアレかという脳の体操に
近い感じ(?)
蒲郡もホントなんもない海沿いの街ですが
スクリーンを通すとまあ望郷感あふれる情景で
見えるもんです(確かに竹島周辺とか綺麗ですけどね)
ちょっと男子の猥談的ネタもあり
ご当地キャンペーンとか打っていいのかと
思うところもありますがw
割とお薦めです
【愛知県蒲郡市西浦町をメイン舞台にした”寄せ集め”映画。”奇妙奇天烈な世界観”の解釈が評価の分岐点になります。愛知県西三河地区在住者より、若干の戸惑いと鑑賞して頂きたい複雑な気持ちを込めて・・。】
ー ”ゾッキ”とは・・。古書業界で使われる用語で、”寄せ集め”を意味する。今作は、フライヤーにもある通り、竹中直人、齊藤工、山田孝之が、それぞれ製作した小品を、”微妙に”シンクロさせて、一本の映画にしている。ー ・鑑賞前、多少不安だったのは、竹中直人は8作、齊藤工は3作の映画監督を務めているが、可なり独特な作風の作品が多い点であった。 希望は「DAY AND NIGHT」(秀作である。)の脚本に携わった経験のある山田孝之が加わる事で、どのような作品になるのか・・、一般客層に受け入れられる映画になるのか・・、という一点であった。 ■結論 ・今作の、独特な世界観は、十二分に堪能した。 但し、今作が秀作かと問われれば、"偉大なる実験作"である、と答えたくなってしまう作品であった。 俳優陣の豪華さは、3人の監督の人脈によるものであろう、と思われるが、それぞれの出演時間は短く、中には”えっ、どこに出ていた??”と言う、有名俳優さんも、数名いた・・。 尚、松田龍平、鈴木福、森優作、吉岡里帆は、各掌編の重要なキャラクターとして、しっかりと演技していますよ・・。 ・”もう一度、観るか!”と問われれば、隣市在住者としては、”観る!”と答えたいところであるが・・。微妙だなあ・・。ドキュメンタリー作品「裏ゾッキ」は、観たいなあ。
公共機関が勧める様な映画ではありません。
愛知県先行上映で子供を連れて観に行きました。 撮影現場の公共機関がこの映画を推していますが、 不謹慎な表現があり不快を感じました。 子供に見せる様な映画ではありません。 撮影した市はこの映画の内容を確認していますでしょうか? 良い映画だと思って子供と映画を観に行ったのですが、残念で仕方ないです。
他愛もないのに、なんかクセになる
タイトルの『ゾッキ』の通り、いくつかの短編を「ひとくくり」にした群像劇。オムニバスでありながら、同じ街の人たちが微妙につながり合う構成になっている。(かと言ってストーリーが絡み合っていくというほどではない) いま勢いのある映画クリエイターとしての齊藤工と山田孝之に、竹中直人という異色の監督3人体制という企画だけでも気になりすぎるが、俳優陣も一癖も二癖もある組み合わせばかり。 エンドロールで確認できるが、それぞれが監督したエピソードを組み合わせながら繋いでいる。 それぞれは正直とりとめもない話なのだが、登場人物たちがなんとも愛くるしい。キャラ立ちさせるキャスティングと演出にこだわったか。 「おっぱいが肩についていたら…」とか「楽しいと分かっているところに行ってなにが楽しい?分からないところに行くから楽しい」など、妙に腹落ちしてしまうセリフが散りばめられていた。 個人的には石井克人監督っぽい雰囲気を感じた。
オムニバス映画にすれば?3人の監督の色が見えず
良作か不作かで言ったら、不作のボーダー。短編集が原作らしいので、地続きにしない方がかえって良かったのでは。 そもそも、ゾッキ=寄せ集めって言っているのだから、寄せ集めたものを作れば良かったと思う。同じ町で起きたあれこれを展開しているからそういう構造にしたと思うが、どうも分からないことが多すぎる。個々で区切ってもあのラストなら納得できるし、3人の俳優監督が撮ったことを売りにしているのだから、そう立てるべきだったんだと思う。なんか、ダラダラしてて勿体ない。脚本家はひとりってこともあってか、軒並み同じような空気。違いが分からなかった。 また、エロと思春期みたいなエピソードしか残ってないけど、独特な匂いを発することには成功してた。男子の頭ん中って割とこんなもんって思いつつ。放課後を誇張したような感じ…と例えてみたけど、違うか。笑 と言いつつ、キャストはアンサンブルしてることもあって良かった…気はする。コウテイの九条ジョーのヒトリ勝ちではあったけど。人脈をありありとみせられた様なクレジットで面白かった。 なんだろう、結局何にも残ってないんだよな…。好きな人が原作をリスペクトした、内輪ネタみたいな作品なんだと思う。だから伝えようとしてこない。正直、試写で良かった。
やっぱり人って愛おしい
竹中直人さん、斎藤工さん、山田孝之さんという大活躍の3人が共同監督した不思議なヒューマンコメディ。
三監督のそれぞれの個性や持ち味を生かしながら大橋裕之さんの漫画原作を巧みに紡ぎ合わせて、ひとつの作品として完成させている意欲作。
脚本・倉持裕さんの手腕が光る。
松田龍平さん、鈴木福さん、森優作さん、吉岡里帆さんをはじめキャスティングが秀逸。
竹原ピストルさん、倖田來未さん、石坂浩二さん、松井玲奈さん…出るは出るはの豪華助演俳陣とピエール瀧さんの復帰。
三監督の人徳の賜物でしょう。
斎藤工監督が見つけた逸材・コウテイ九条ジョーさん演じる伴くんが強烈!森優作さんとのやり取りに涙が出そうになった。
山あり海ありのロケ地蒲郡市の魅力に溢れ、バックに流れるCharaさんの音楽も良い。
ゆるりとフンワリと面白く…温かな眼差しで人びとを包み込むような映画。
やっぱり人って愛おしい。
素晴らしい監督たちと脚本で起きるケミストリー。
★第33回 東京国際映画祭 ワールドプレミアム上映にて鑑賞。 ゾッキというなんともシュールな漫画を原作に 作者の故郷である愛知県蒲郡市にて全面ロケ。 蒲郡市も全面協力。 まずは、竹中直人さんが これは!映画にしたいと!声をかけた山田孝之さんと斎藤工さんの3人で監督して完成。 ゆるくてシュールな物語に音楽監督はCharaさん。 出演も、松田龍平さんや鈴木福くんに、まぁ…皆さん個性的でクセモノ揃い。 どーなる?どーなる? と思いながら… 気づいたら終わってた(笑) めっちゃ声を出して笑いながらも、なんとなく切なくなる。 いろんな意味で、オススメする人を選びかねない作品。 でも、本気で傑作です!! 映画の歴史の1ページに立ち会った気分でした。 個人的には、別府ブルーバード劇場等のミニシアターでは是非とも上映してほしいし! というか… ブルーバード映画祭で竹中直人監督はじめ…皆さんに舞台挨拶して欲しいくらいな感じの作品でした(笑) 【罪の声】で…ずどーーん となったとこを、爽やかに【ゾッキ】でお口直しな感じですかね(笑) というか・・ サプライズで3人の監督たちのQ&A舞台挨拶にも感動でした。 サービス精神旺盛な竹中さんに感動でした!!
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