「カニ歩きシーン」ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)
カニ歩きシーン
シリーズファンへのサービスが良かった。
どれだけシリーズを見てきたかで評価が割れるとおもう
ストーリーとしてはグリンデルバルドの目論見を阻止するという目的に
ダンブルドア一族の話がサブ、わかりやすいものになっている。
前回よりはまとまりがある。
そして物語の重要な要素、各シーンには魔法生物が関わっているので作品コンセプトもOK
良かったところ
・冒頭のマッツミケルセンとの対話シーン
キャスト変更についてここで明示しているのは良いところ
・麒麟
ダンブルドアの象徴フェニックス(≒鳳凰)と麒麟は対比になっていて良い
・ホグズミード
雪のホグズミードは最高にわくわくする。
・列車の中のミーティングシーン
・大戦前夜
作品の雰囲気を盛り上げる。ベルリンの様子はゾクゾクする。
・監獄からの脱出
カニ歩きの間抜けさと命がけ感が面白い。このシーンは本作でお気に入り
・ホグワーツの食堂
・必要の部屋
・鞄で撹乱させる作戦と、罠
ハリーポッターシリーズで出てきた"増え続ける魔法"、クィディッチのボール、怪物的な怪物の本
この辺のファンサービスは最高、ここで加点した
他作品の影響を受けた可能性を感じる点がいくつかあった、
・"律する小指の鎖"(ジャッジメントチェーン)
"血の誓い"はビジュアルも効果も『HUNTER×HUNTER』の念能力そのまま
・「御前を離れず、詔命に背かず、忠誠を誓うと、誓約申し上げる」
麒麟で特定の人物の前でだけ頭を垂れる。任命するというのは『十二国記』だ。
実際影響かどうかはわからないが、面白みを感じた
面白いシーンが組み合わさって出来ているのはハリーポッターシリーズらしい作り
個人的に気に入ったシーンが複数あったので高めの評価