エルヴィスのレビュー・感想・評価
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才能は搾取される、、、
悲しいかな、才能、天賦の魅力は搾取されやすい
エルビスのことはそんなに知らない
イメージ先行で、偉大な人なんだろうけど良さはわからないかんじ。
でも、マイウェイを出した時、違和感と共感を感じた。リアルタイムに曲を聴いたのはそれだけかなと思うがあの曲を自分の歌として歌うことには大きな意味とチャレンジがあるように感じていたがこの映画では出てこなかったかな。
エルビス役の俳優さんは魅力的で刹那的で信頼できる感じであった。大佐の方は極悪人だが大佐の一人称大佐の独善的目線で語られるから、エルビスの映画というより大佐のカラクリにはまった一人の男、というか、どこまでも悪びれない大佐という悪人の映画だと思った。
それでも、エルビスの子ども時代、教会の音楽ゴスペルに触れ失神してしまう様子、経験なキリスト教徒で母親思い、、と晩年の噂話や太ったプレスリーしか知らない私にとって、エルビスが本当に偉大で、ロック界に君臨する王者であったこと、彼が自由ではなかったこと、しかし彼にはオリジナリティがあったこと、リトルリチャードや他の黒人アーティストとの深いつながり、などいろいろと知れてよかった。
やっぱり、エルビスのマイウェイ、好きだな。彼のやり方で、黒人の戦いに加勢し、才能あるミュージシャンや友達を大切にし、民主主義の危機に対抗していた、知らなかったエルビスプレスリー。
キャスティングに残念感が…?
多くのミュージシャンが利権の犠牲になったが、エルビスもその最たる一人なんだろうな。自身、リアルタイムにエルビスを知らないだけにゴスペルとR&Bの融合に大きな足跡を残したミュージシャンの伝記としても非常に意味がある作品だった。
ただ、トム・ハンクスが濃すぎて映画としては、いささか残念感が残る。あくまで主役はエルビスであるべきだろう。
成功に溺れて破滅していくパターンは多いが、彼の場合は違う。 夢はあ...
成功に溺れて破滅していくパターンは多いが、彼の場合は違う。
夢はあっても鳥籠から出られない鳥のように夢に向かって飛べなかった、だからいろいろなバランスが崩れていった、そんな彼が可哀想だった。それでも自分の音楽を貫きたい想いには心打たれる。やっぱりパーカー大佐のせいじゃないかと思うが。そんな嫌らしいパーカー大佐を演じたトム・ハンクスは凄かったかな。
けれども音楽は残り続ける、それは凄いこと。
色褪せない音楽ですね。
大佐ムカつくー
大佐は腹立つけどそもそも彼がいなきゃスターエルビスは存在しなかったのか?彼でなくてもエルビスは発掘されたのか?出会う必要のない悪魔だったなら不運でしたね。私がエルビスになんの思い入れもないせいか、エルビス役の青年美しくてセクシーでキュート、魅力的でした。
エルヴィスはいい映画に決まってる
最近よく世界超有名人物の伝記的なものが多くて、グッチのやつとか、黒人の女の歌手のとか(題名「リスペクト」)見ましたが、比較になりますが、展開が早くてやや頭が追いつかない場面もありますが、エルヴィスのそっくりさんがよくできててすごいです。
だいたい麻薬とか酒とか女とかで、人生が早々に終わってしまうことが多くて、それに似てはいたが、人種差別と闘っていたんだな。自分は白人なのに。
あと謎のマネージャというかプロモータがエルヴィスを見い出して、有名になっていく過程には、彼の力によるところも多かったんだな。最後はエルヴィスに嫌われてしまったけど。
展開が早すぎなところを、少しわかりやすくしてくれたら★5にはなります。
金が動く
史上最も売れたソロアーティストらしい。
今も、なのだろうか?
Michaelさえ及ばないのだとしたら、当時の環境を思えば驚異的で神がかってる。
その本人とELVISにそんな伝説を与えたプロモーターの物語だった。
壮絶だった。
語り部をプロモーターにした構成が、裏と表を対比させ物語に厚みをもたらしてるように思う。
観客に向かうELVISと、彼を通し金に執着するプロモーター…ドリームではない現実を映し出す。
商売であり、金が動き富を産む事が原則であり、真理であると言わんばかりだ。
全編通して楽曲が鳴り響く。
前半は台詞の方が少ないような印象だ。その旋律に誘われ作品世界に引き込まれていくような…熱狂の渦中に埋没していくような感覚があった。
昨今、アーティスト達の生涯を描く映画を何本が目にするけど今作の主人公も素晴らしかった。
トランス状態とでもいうのだろうか?
アーティスト達が意図しない領域で発言した表現やアクションを再現してみせる。
彼らの中には明確な筋書きが前提としてあるのだ。脚本が。ここでこうなるという指示が。
…悪魔の如き才能だ。
本作の公開事、別にエルビスに興味もないしなとスルーしてた。他に観たい作品を優先してた。
すっごく後悔。映画館の大音響の中で観るべきだった。彼の功績を。彼の残した影響を。
まだまだ差別が根強く残っていて、当時は人種融合防止策なんてものがある程に分断されていた社会。
それは音楽にも適用されている。そこに彼は爆弾を投下した。カントリーとR&Bの融合。
牧歌的なカントリーミュージック。それはそれで良いのだけれど、きっと黒人が歌う事は許されない。
それと同様に躍動的なR&Bを白人は蔑み歌う事もなかったのだろう。
数奇な運命を経て、彼は白人でありながらR&Bを歌う事に躊躇がなく、そして声を持っていた。
禁忌の境界を破壊したロッカーが彼だった。
驚く事に、当時のELVISの楽曲を全く古いと思わない。どころか今の楽曲と何ら遜色がない。ルーツはELVISにあったのかと思うくらいだ。
ベガスのホテルでアドリブなのか何なのか、ピアノソロから始まるJAZZとも思える楽曲はとてもとても楽しい。座して観てるのがもどかしい程に感情を揺さぶられる。下着をステージに投げ込む女性たちの心理が分からんでもないのだ。
あてられる。
その旋律に、歌声に、そのパッションに。
これが…音楽の力なのかと思う。
昔とは社会の構造が違うから、ELVISのようなアーティストは生まれにくいのだろうけれど、それを差し引いたとしても不世出のアーティストだと思う。
そして、今なおカバーされ歌い継がれる楽曲たち。
ゴーストの主題歌とか、ハウンドドックとか、題名は覚えられなくても知っている音楽の多い事多い事。
ちょっとセクシーなもみあげのおじさん等と認識してた過去の自分が恥ずかしい。
ラストのシーンは、ELVISの最後のステージの映像なのだとか。喋ってる時は明らかに不調を思わす声なのだけど、歌う時は全く違う。
口の50cm先から声が出てるのかと思う程、パンチがあり明瞭でかつ、とてつもなく甘く優しい。
あんな歌声、聴いた事ない。
彼の後にも先にもELVISは存在しないのだと思う。
生の彼の声にあてられたら…どんな体験をしたのだろうかと、そんな事をふと思う。
その影を担ったトム・ハンクス。
さすがであった。
このプロモーターも天賦の才があったのだろう。晩年は金に狂わされたみたいだけれど。
私物化してると言われても仕方がないようなエピソードの数々で…だが彼がいなければ稀代のアーティストも誕生しなかったのだろうと思う。
当時の社会情勢も興味深くて、ケネディ暗殺により生まれた楽曲のエピソードとか、よく出来ていて…キング牧師が「苦しい時にこそ、歌え」と言った事から発想して曲ができる。
白人の大統領が殺された時に、黒人の指導者の理念を元にアーティストとして成すべき事を成す。
図らずも差別の境界線の上にたつかのようだ。
麻薬をやった事はないけれど、まるで麻薬のように彼のステージに吸い寄せられたりもするのだろう。
現に彼の歌ではなく、歌声を聴きたいと欲する自分がいる。生命力と反骨心…ホントにソレと思う。
見事な作品だった。
あの男さえいなければ・・・
バズ・ラーマン監督の演出完璧、オースティン・バトラーの演技完璧、ただマネージャー役のあの俳優の演技がチョット・・・。ヘアスタイルとか、体型とか、顔のラインとか、気合が入りすぎていて、アメコミ映画のヴィランに見えてしまう‼️もうちょっとうまく演じてくれるか、別の俳優さんだったら満点にしてたかも
スーパースターの光と影…
長年連れ添ったマネージャーのパーカー大佐の語り口で始まる。正直、エルビス・プレスリーをあまり知らなかったから、ブラックミュージックで人気を博したのも知らなかった。彼の歌いながら踊る姿は当時としては珍しく、女性を熱狂させた。それが社会問題になるほど。その後、キング牧師やケネディ兄弟の暗殺などアメリカの負の歴史がどうエルビスに影響を及ばしたかは実際分からないが、何でもありの時代、何が起きていたとしても不思議では無いと思う。パーカー大佐に縛り付けられ、働かさられ、金も毟り取られ、精神も蝕まれていく、そして益々薬に頼るようになり、妻や子供も離れていく。スターの伝記映画はほぼ薬に頼り、命を落とすがエルビスもとても若くして死んでしまう。エルビスの収入を搾取したパーカー大佐の責任は重いが、彼でないとエルビスをここまでのスーパースターにできなかったかも知れないとも思う。
お腹いっぱい&大満足
2時間39分という長さを感じさせない。
「エルヴィスとその周囲の裏側、全部見せます」な濃い内容。
歌は知らないと言いつつも、実は聞いてし。
どんな時代を生きたのか、その背景が結構詳細で。
人種隔離法の時代に、黒人音楽を歌うエルヴィス。
新しいことを始める人は、いつも反発を生むよね。
成功者の周囲も、いい人ばかりじゃない。
そんなショービジネス界の、怖い面も出てたな。
愛を歌ったシンガーが、一番愛に飢えてたという悲しさ。
ラストの歌の歌詞を見て。その42歳という若さが痛々しい。
その歌は、きっと同世代なら聞いたことのある曲。泣いちゃった。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「世の中が危険なときは、歌に託せ」
骨盤
エルヴィスの腰の躍動感に勃起する女性達。衝撃をうまく伝えるバズラーマンの腕。キャリア後半の昭和感溢れるスターな出立は正直古く、イメージを刷新するには至らぬところ。少し長いが、彼のキャリアを伝えてくれる。
輝いているほど影が大きい。 これだけ愛されていれば、それだけ負担に...
輝いているほど影が大きい。
これだけ愛されていれば、それだけ負担になる。
偉大なシンガーに敬意
あと、トムハンクスは名演技すぎてわからなかった
タイトル「パーカー大佐」じゃダメだったのか?
トムハンクスの大佐っぷりは、想像していた本人そのものだっただけに、作品タイトルもパーカー大佐で良かったような気がする。オースティンバトラー扮するエルビスは、どうしてもモノマネ感が否めず終始集中できなかった。
エルヴィスプレスリー
世界で最も売れたギネスを持つ男の人生。オースティンバトラーの色気が、自然とエルビスに重なり、まるでエルビス自身が歌ってると、勘違いする程に見事な演技でした。
エルビスの人生が初めから困難な状況に置かれていたのを映画ではじめてしる。
トムハンクスの演じる悪徳辣腕マネージャー役は見事でした。
オースティンバトラーを勧めたのはデンゼルワシントンとか、今回オスカー取れなかったけれど、彼なら遅かれ早かれ取るんだろうな。
オースティンバトラーお見事でした👏近年見た映画ではかなり好きかな。
夢は人生歩む道のりを照らす灯台のようなもので、決して到達点ではないのだよ。
アレサやB・Bの忠告に耳を傾けながらも大佐の口車にまんまと乗ってしまうエルビスは言葉に言い尽くせぬほどの愚かな40男だったのだろう。負債を背負うことを恐れてはいなかったと思うけれど孤独を極端なまでに恐怖したのは想像できなかった。実像はどうあれ人間が人間対し抱くことの愛は苦しみなしに与えたり受け取ったりできない。スクリーンに向かってそっちへ行ってはいけない・・・・と、何度叫んだことだろう。
それだけこの映画の中に入り込んでしまった証ではある。
ロック好きの青少年少女たちはこの映画を観るべき映画の1本としてリストに書き入れてほしいものだ。
好きにならずにいられない
2023年3月13日
映画 #エルヴィス (2022年)鑑賞
キングオブロックンロール #エルヴィス・プレスリー の伝記映画
特に、エルヴィスとマネージャーである #トム・パーカー大佐 との関係を軸に描かれている
この男のせいでエルヴィスは世界ツアーを回れなくなったとは
本当に搾取プロモーターって感じ
ピンクのキャデラック
主演男優賞の可能性もあるもんな~などと、アカデミー賞授賞式直前に観ておこうと思ってwowowで視聴。そんな授賞式前夜、なんとトム・ハンクスがラジー賞ワースト助演男優賞を受賞という不名誉な・・・これでオースティン・バトラーがオスカーを掴めば善と悪の両極端映画になってしまう。
音楽伝記映画として、かなり珍しい構成。感動的なライブデビューのシーンから栄光の日々が描かれるものの、真逆であるかのようにギャンブルに嵌まってしまい借金だらけのマネージャー、トム・パーカー大佐をも描く。
ロックンロールというのはゴスペルやR&Bから派生した音楽。反骨精神が無けりゃ魅力を感じない。その点、エルヴィスの生い立ちや南部で育った環境からみても当時最強のロックンローラーだった。男性ファンを増やしていれば、もっと偉大なミュージシャンに成り得たに違いない。
もっとエルヴィスの人となりを早くに知っていれば、ファンになってたかなぁ。モノマネ芸人がスタイルだけを真似してるイメージがこびりついていたのも原因か。
と、書いていたときにファンヒーターの時間延長サインであるメロディ「ラブミーテンダー」が流れてきた。
挑発的な反骨の象徴が、契約に雁字搦めにされていたというアイロニー。
「キング・オブ・ロックンロール」エルビス・プレスリーの生涯をバズ・ラーマンお得意のポップでゴージャスな映像で映画化。
全編奇をてらった作り方。
まずはロックンロールだけでなく、大方ヒップホップとのミクスチャーミュージックが彩るという、エルビスを描く上で常識に囚われない音楽面での大胆不敵なチョイス。少し違和感を感じたものの、ロカビリー自体R&Bとカントリーのミクスチャーであると考えれば、なるほど現在に映画化するのであればこれはこれで面白い。
またプレスリーを搾取し続けてきたマネジャー、トム・パーカー大佐の回想というプレスリーと反対側からの主眼で、プレスリーの人生を語らせていく。50年代の保守体制への強烈なカウンターカルチャーであるロックンロールのカリスマが、商業に飲み込まれて行く様がつぶさに描かれる訳だが、挑発的な反骨の象徴が、契約で雁字搦めにされていたというのは哀しく、皮肉的でもある。ただそういった悲劇的な面を強調して描くあまり、プレスリーの内面の描写が弱いと感じた。電光石火でプレスリーの人生を駆け抜けていくスピード感は悪くないが、もう少しドラマ的な引っ掛かりが欲しいところ。
プレスリーを演じた、オースティン・バトラーのなりきり振りは鳥肌もの。ルックスはそこまで似ている訳ではないのに、話し方、歌い方、佇まいでプレスリーが蘇ったかのような錯覚をさせる大熱演。だからラストでプレスリーの実映像が出てくるのは完全に蛇足だろう。
片やトム・パーカーを特殊メイクでブクブクに太ったトム・ハンクスが嬉々と演じる。狂言回しでもあるので、その辺りはハンクスの安定感のある演技と表現力が物を言っている。
ハデハデな映像絵巻とミクスチャー音楽が彩るコミックのような作品で、伝記ドラマとしての見応えはかなり淡泊。エルビスの人生を観るというよりも、バズ・ラーマンの作家性が過剰に出過ぎた印象の作品だ。
音楽の歴史を塗り替えたレジェンド!
プレスリーの歌声、ビートを刻むギターの音色、独特な衣装、個性的な髪型
熱気の込もったステージでした。
本物のエルビス・プレスリーを彷彿させました。1960年代のレトロ感もかえって新鮮に見えました。
貪欲なマネージャー、史上、最も稼いで
多大な影響を与えたミュージシャンの音楽を
肌に感じることが出来ました。
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