エルヴィスのレビュー・感想・評価
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エルビス・プレスリーの一生は興味深かったが、彼の音楽自体は自分の好みでないことが判明
バズ・ラーマン 監督による2022年製作(159分/G)アメリカ映画。
原題:Elvis、配給:ワーナー・ブラザース映画、劇場公開日:2022年7月1日。
ジョン・レノンがかなり影響を受けたと聞くが、それ以外プレスリーのことは殆ど知らず、それだけに幾つか興味深いところはあった。生まれ育った環境から、子供時代から黒人音楽に慣れ親しみ音楽的なバックボーンとして、体に染みついたそれがベースにあること。腰をくねらす動きは有名だが、あそこまで激しいとは知らなかった。確かに卑猥にも見え、当時問題にされたのも良く理解できる。
ただ、人気絶頂ながら、薬に溺れて心と体を壊していった描写は、他のミュージシャン映画と同じで、またかとウンザリとさせられた。後、プレスリーの歌う音楽そのものも、殆ど発売体験で好みではないカントリー音楽の風味を何処か感じたせいか、自分はあまり好きになれなかった。彼の音楽のファンだったら、感想は大きく違ったのかも。
プレスリーの悪徳マネージャー・トム・パーカーをトム・ハンクスが演じていたのに、恥ずかしながらエンドロールが出るまで気がつかないでいた。トムハンクスがああいう悪役を演ずるイメージが無かったことも一因かも。まあ意外性もあるが、ほんとに嫌な奴で、名演技と言えるのかも。
監督バズ・ラーマン、製作バズ・ラーマン、 キャサリン・マーティン、製作総指揮ゲイル・バーマン パトリック・マコーミック、 スカイラー・ワイス、 トビー・エメリッヒ、 コートニー・バレンティ、 ケビン・マコーミック、原案バズ・ラーマン、 ジェレミー・ドネル、
脚本バズ・ラーマン、 サム・ブロメル 、クレイグ・ピアース、撮影マンディ・ウォーカー、
美術キャサリン・マーティン、 カレン・マーフィ、衣装キャサリン・マーティン、編集マット・ビラ ジョナサン・レドモンド、音楽エリオット・ウィーラー、音楽監修アントン・モンステッド、視覚効果監修トーマス・ウッド。
出演
オースティン・バトラーエルビス・プレスリー、トム・ハンクストム・パーカー、ヘレン・トムソングラディス、リチャード・ロクスバーグヴァーノン、オリビア・デヨングプリシラ、ヨラシスター・ロゼッタ・サープヨラ、ションカ・デュクレビッグ・ママ・ソーントン、リトル・リチャードアルトン・メイソンリ、ケルビン・ハリソン・Jr.B・B・キング、
ゲイリー・クラーク・Jr.アーサー・“ビッグ・ボーイ”・クルーダップ、デビッド・ウェンハムハンク・スノウ、ルーク・ブレイシージェリー・シリング、デイカー・モンゴメリースティーブ・ビンダー、ナターシャ・バセットディキシー・ロック、ゼイビア・サミュエルスコッティ・ムーア、コディ・スミット=マクフィージミー・ロジャーズ・スノウ、レオン・フォード、ケイト・マルバニーマリオン・ケイスカー、ガレス・デイビスボーンズ・ハウ、
チャールズ・グラウンズ、ジョシュ・マクコンビルサム・フィリップス、アダム・ダン。
信念は大事だけれど、譲歩も同じくらいに大事。そんなことを考えた映画でした
私、映画と同じく、音楽に関してもいわゆる“王道”というものをほとんど聴かないです。マイナーというかアングラ系の大槻ケンヂによる楽曲が好みだったりしますので。特に歌詞のわからない洋楽系はサッパリです。
劇場で予告編を観て面白いと思った『イエスタデイ』は観に行ったのですが。ビートルズの楽曲なんて「イエスタデイ」と「レット・イット・ビー」くらいしか知らないので、確実に八割は損をした鑑賞だったかな?
なのでこの作品も、ミスチョイスっちゃぁミスチョイスだったのですが。
一応劇場でフライヤーももらってきていた作品ですし。
アマプラで見つけて無料で視聴できるので、ふとした思つきから吹き替え版で鑑賞スタートです。
エルヴィス・プレスリーといえば、私の中では野性的なまでに、ふてぶてしいといったイメージでした。
ところが本作でのエルヴィスは、真逆に、繊細でセクシーといった描かれ方でしたが、不思議と、そこに違和感を覚えませんでした。
現実でも「きっとそうだったんだろうなぁ…」との説得力すら感じました。
劇中でも述べられていたように、まさに「欲情と性的倒錯」といった雰囲気を醸し出していて。
同時に彼の“己を貫く反骨精神”もたっぷりと。ここの描写が痛快で素敵でした。
大切なテーマっぽいのに、難しい話はよくわからないのですが。エルヴィスは、きっと音楽を通してアパルトヘイトと闘っていたんでしょうね。
そんなさまがオースティン・バトラーによって、大変魅力的に表現されていたように思えました。まつ毛長っ!
マイクスタンドを巧みに操ったヴォーカルパフォーマンスは、リーゼントと相まって多くのシンガーの教科書になったんだろうなぁ。
てか、もみあげの大きさはカットごとに自由自在みたいだったから、貼り付けの偽毛だったの?浪速のモーツアルトこと某・キダタ〇ー先生の頭みたいに。←ホンマのことでも、あからさまにそんなん言うたらアカンやないか!
この“もみあげ”を我が国で継承したのが、尾崎紀世彦だったのは想像に難くなく。
思いっきりパク…もとい!リスペクトしていたもの。ふたりでドアをしーめてー♪ふたりで名前けーしーてー♪←何歳?
リーゼント&もみあげの&白タキシードで歌うシーンなんて、まんま尾崎紀世彦が継いでいたもの。
試しに“和製エルヴィス・プレスリー”で検索すると、出るわ出るわ、たくさんの人が“まんま”を演じていらっしゃいました。吉幾三は、ちょっとちがうけど(笑)現在に至るまでも残る影響力ぱねぇ。
そんなエルヴィスも物語中盤に至ってパーカー大佐との齟齬が生まれてきて残念…
エルヴィス、少しは大佐に譲歩したれよ!と思ったのは事実。己を貫くんもええけど、波風立てずに他人と付き合うんも、おんなじくらい大事なんやで。←それで失敗した人が書いています。
てか、トム・ハンクスお腹でかっ!役作りで大幅増量したのかな?それともこちらも詰め物の偽腹?某・グラドルの乙牌みたいに?←そんなん言うたら色んな人を敵に回しすぎるぞ!
なんで波風立てずに、大人しくレビュー書けんかなぁ。
今回は真面目に書こうと思っていたのに、またこの有様だよ…
軌道修正です。
インターナショナルホテルでのショーは、まさに圧巻の見せ場でした。ジ・エルヴィス・プレスリー・オーケストラといった風情で。
エルヴィスと大佐のお互いの最期は悲しいものでしたけれど。
お互いがお互いに譲歩しあっていれば、悲劇も回避できたと思うのに。
エルヴィスは信念のために歌い、大佐はもっぱら金のために奔走し。
良きパートナーだったはずの、大佐の素行の悪さは目に余ると思った私です。
大佐にとってのエルヴィスは、もはや、ただの“金の生る木”といったビジネスの道具扱いで。
エルヴィスに波風立てずに譲歩しろ!って言った口で言うんですが。
大佐も他人を思い遣る心を持てよ!って話です。
もはや噛み合うことのない歯車になってしまった二人、特に家族との別離のエルヴィスを見るのがつらかったです。
そんなエルヴィスと大佐の齟齬が、ドロッドロの確執を生むまでに発展してしまうさまを描くのかとかと思いきや、お話は美しいままに終るのですね。
それでよかったかも。
人の恥部や暗部を見せられても、楽しめないし。そんなの悪趣味なので。←どの口が言うてるねん!
ですが、大きな謎が残りました。
ラストコンサートでの激太りエルヴィスは記録映像だったのか、それともオースティン・バトラー以外の俳優が演じていらっしゃったのかが???でした。
が、某・知恵袋様の力をお借りして、謎解きをしました。
葬儀のシーンも含め、どうやら記録映像だったようですね。
調べてみると、私の好きなカート・ラッセルも『ザ・シンガー』でエルヴィスを演じていらっしゃったのですね。
残念ながらアマプラには上がっていませんでした。
【余計な追記】
HOLLYWOODの看板ってあんなふうにできてたんだ。思っていたよりもショボっ…←ハリウッドにまでケンカ売りやがった!
トムハンクス演じる
マネージャーの話に焦点を当て過ぎた感がある。少年の頃に憧れた黒人音楽をマスターして世界をひっくり返した歴史的な成功をもっと時間を割いて描くべきだった。「ボヘミアンラプソディー」はフレディーの人生は悲しいことも沢山あったけど、やはり歌うことの喜びに満ちていた、と描いていたから感動する。この「エルヴィス」も、悲しいこともいっぱいあったが、短い人生を誰よりも輝いて駆け抜けていったと描くべきだと思う。この映画は騙されたこと怒ったこと悲しいことばかりに時間を割いていて、これでは可哀想な人生を送った人という鑑賞感になってしまう。そのような描き方でいいとは思わないし、エルヴィスはそんな人ではなかったと思う。
さすがはバズ・ラーマン監督 ド派手にキメた!
バズ・ラーマン監督の世界感は本当に良い!大人向けハードおとぎ話よろしく、ド派手なゴージャス感が日頃のストレスを吹き飛ばしてくれる(笑)
撮り方がすごくきれいで小気味良くスタイリッシュだし、役者陣の好演技も見ものだ。特に、エルヴィス役のオースティン・バトラーを初めて本作で意識して観たわけだが、いやぁ~最高にシビれました!同姓の私でも思わず叫びそうになったほど刺激的!キャ~(笑)
世代ではないため今までエルヴィス・プレスリーをあまり掘り下げたことはなかったが、本作により興味津々になるほど影響力抜群の作品だ。そしてエルヴィスの光と影が心に刺さる。ラストのアンチェインド・メロディも良かったなぁ。
映像・演技・音楽・ストーリーのどれをとってもド好みで、本作は迷わず満点評価だ。
寵児か翻弄か
少年エルヴィスが黒人音楽に出逢い、42で非業の死を遂げるまでが描かれていますが、特にマネージャーのパーカー大佐(トム・ハンクス)とエルヴィス(オースティン・バトラー)の関係が軸になっている印象でした。以前、ドキュメンタリーで観たエルヴィスは、人間的な魅力に溢れ、一瞬で魅了されてしまいましたが、今作ではそういった感じよりもショウビジネスにおける光と闇に焦点が当てられているように思えました。彼をスターダムの座に導くお膳立てをしてくれた名マネージャーであり、金の亡者のような人物に絡め取られてしまったエルヴィスの半生は、観ていて辛かったです。死の6週間前に収録されたコンサートで「アンチェインド・メロディ」を本人が歌うシーンのオーラに圧倒されました。「ボヘミアン・ラプソディ」(18)でもラストに出てくるフレディーの映像がすべてをもっていくような印象でしたが、カリスマ的人物の伝記映画の宿命のように感じました。
エンタメ作品として面白い。
エルヴィス・プレスリーは世代ではないのでほとんど知らない。それでも全く関係ないほどに面白かった。
もしかしたらプレスリーを知らないからこそ楽しめたのかもしれないと思うほどに、実在の人物ではなく映画の中のキャラクターとしていきいきしていた。
バズ・ラーマン監督は良作が多いけれど、その中でも「ムーランルージュ」は印象的だ。高いエンターテイメント性で内容の悲しさと離れたところに楽しさがあった。
その「ムーランルージュ」をそのまま持ってきたかのような娯楽性が本作にも存在した。
実際は「ムーランルージュ」ほどの勢いがなかったので比較するならば「ムーランルージュ」に軍配が上がるけれど、それでも充分に楽しめるエンタメ作品だったと言える。
そもそも伝記系の作品はハズレが多いからね。当たりだったというだけで価値を感じてしまう。
ミュージシャン系は歌うからその分面白くなりやすいのかもな。
才能は搾取される、、、
悲しいかな、才能、天賦の魅力は搾取されやすい
エルビスのことはそんなに知らない
イメージ先行で、偉大な人なんだろうけど良さはわからないかんじ。
でも、マイウェイを出した時、違和感と共感を感じた。リアルタイムに曲を聴いたのはそれだけかなと思うがあの曲を自分の歌として歌うことには大きな意味とチャレンジがあるように感じていたがこの映画では出てこなかったかな。
エルビス役の俳優さんは魅力的で刹那的で信頼できる感じであった。大佐の方は極悪人だが大佐の一人称大佐の独善的目線で語られるから、エルビスの映画というより大佐のカラクリにはまった一人の男、というか、どこまでも悪びれない大佐という悪人の映画だと思った。
それでも、エルビスの子ども時代、教会の音楽ゴスペルに触れ失神してしまう様子、経験なキリスト教徒で母親思い、、と晩年の噂話や太ったプレスリーしか知らない私にとって、エルビスが本当に偉大で、ロック界に君臨する王者であったこと、彼が自由ではなかったこと、しかし彼にはオリジナリティがあったこと、リトルリチャードや他の黒人アーティストとの深いつながり、などいろいろと知れてよかった。
やっぱり、エルビスのマイウェイ、好きだな。彼のやり方で、黒人の戦いに加勢し、才能あるミュージシャンや友達を大切にし、民主主義の危機に対抗していた、知らなかったエルビスプレスリー。
キャスティングに残念感が…?
成功に溺れて破滅していくパターンは多いが、彼の場合は違う。 夢はあ...
大佐ムカつくー
エルヴィスはいい映画に決まってる
最近よく世界超有名人物の伝記的なものが多くて、グッチのやつとか、黒人の女の歌手のとか(題名「リスペクト」)見ましたが、比較になりますが、展開が早くてやや頭が追いつかない場面もありますが、エルヴィスのそっくりさんがよくできててすごいです。
だいたい麻薬とか酒とか女とかで、人生が早々に終わってしまうことが多くて、それに似てはいたが、人種差別と闘っていたんだな。自分は白人なのに。
あと謎のマネージャというかプロモータがエルヴィスを見い出して、有名になっていく過程には、彼の力によるところも多かったんだな。最後はエルヴィスに嫌われてしまったけど。
展開が早すぎなところを、少しわかりやすくしてくれたら★5にはなります。
金が動く
史上最も売れたソロアーティストらしい。
今も、なのだろうか?
Michaelさえ及ばないのだとしたら、当時の環境を思えば驚異的で神がかってる。
その本人とELVISにそんな伝説を与えたプロモーターの物語だった。
壮絶だった。
語り部をプロモーターにした構成が、裏と表を対比させ物語に厚みをもたらしてるように思う。
観客に向かうELVISと、彼を通し金に執着するプロモーター…ドリームではない現実を映し出す。
商売であり、金が動き富を産む事が原則であり、真理であると言わんばかりだ。
全編通して楽曲が鳴り響く。
前半は台詞の方が少ないような印象だ。その旋律に誘われ作品世界に引き込まれていくような…熱狂の渦中に埋没していくような感覚があった。
昨今、アーティスト達の生涯を描く映画を何本が目にするけど今作の主人公も素晴らしかった。
トランス状態とでもいうのだろうか?
アーティスト達が意図しない領域で発言した表現やアクションを再現してみせる。
彼らの中には明確な筋書きが前提としてあるのだ。脚本が。ここでこうなるという指示が。
…悪魔の如き才能だ。
本作の公開事、別にエルビスに興味もないしなとスルーしてた。他に観たい作品を優先してた。
すっごく後悔。映画館の大音響の中で観るべきだった。彼の功績を。彼の残した影響を。
まだまだ差別が根強く残っていて、当時は人種融合防止策なんてものがある程に分断されていた社会。
それは音楽にも適用されている。そこに彼は爆弾を投下した。カントリーとR&Bの融合。
牧歌的なカントリーミュージック。それはそれで良いのだけれど、きっと黒人が歌う事は許されない。
それと同様に躍動的なR&Bを白人は蔑み歌う事もなかったのだろう。
数奇な運命を経て、彼は白人でありながらR&Bを歌う事に躊躇がなく、そして声を持っていた。
禁忌の境界を破壊したロッカーが彼だった。
驚く事に、当時のELVISの楽曲を全く古いと思わない。どころか今の楽曲と何ら遜色がない。ルーツはELVISにあったのかと思うくらいだ。
ベガスのホテルでアドリブなのか何なのか、ピアノソロから始まるJAZZとも思える楽曲はとてもとても楽しい。座して観てるのがもどかしい程に感情を揺さぶられる。下着をステージに投げ込む女性たちの心理が分からんでもないのだ。
あてられる。
その旋律に、歌声に、そのパッションに。
これが…音楽の力なのかと思う。
昔とは社会の構造が違うから、ELVISのようなアーティストは生まれにくいのだろうけれど、それを差し引いたとしても不世出のアーティストだと思う。
そして、今なおカバーされ歌い継がれる楽曲たち。
ゴーストの主題歌とか、ハウンドドックとか、題名は覚えられなくても知っている音楽の多い事多い事。
ちょっとセクシーなもみあげのおじさん等と認識してた過去の自分が恥ずかしい。
ラストのシーンは、ELVISの最後のステージの映像なのだとか。喋ってる時は明らかに不調を思わす声なのだけど、歌う時は全く違う。
口の50cm先から声が出てるのかと思う程、パンチがあり明瞭でかつ、とてつもなく甘く優しい。
あんな歌声、聴いた事ない。
彼の後にも先にもELVISは存在しないのだと思う。
生の彼の声にあてられたら…どんな体験をしたのだろうかと、そんな事をふと思う。
その影を担ったトム・ハンクス。
さすがであった。
このプロモーターも天賦の才があったのだろう。晩年は金に狂わされたみたいだけれど。
私物化してると言われても仕方がないようなエピソードの数々で…だが彼がいなければ稀代のアーティストも誕生しなかったのだろうと思う。
当時の社会情勢も興味深くて、ケネディ暗殺により生まれた楽曲のエピソードとか、よく出来ていて…キング牧師が「苦しい時にこそ、歌え」と言った事から発想して曲ができる。
白人の大統領が殺された時に、黒人の指導者の理念を元にアーティストとして成すべき事を成す。
図らずも差別の境界線の上にたつかのようだ。
麻薬をやった事はないけれど、まるで麻薬のように彼のステージに吸い寄せられたりもするのだろう。
現に彼の歌ではなく、歌声を聴きたいと欲する自分がいる。生命力と反骨心…ホントにソレと思う。
見事な作品だった。
あの男さえいなければ・・・
スーパースターの光と影…
長年連れ添ったマネージャーのパーカー大佐の語り口で始まる。正直、エルビス・プレスリーをあまり知らなかったから、ブラックミュージックで人気を博したのも知らなかった。彼の歌いながら踊る姿は当時としては珍しく、女性を熱狂させた。それが社会問題になるほど。その後、キング牧師やケネディ兄弟の暗殺などアメリカの負の歴史がどうエルビスに影響を及ばしたかは実際分からないが、何でもありの時代、何が起きていたとしても不思議では無いと思う。パーカー大佐に縛り付けられ、働かさられ、金も毟り取られ、精神も蝕まれていく、そして益々薬に頼るようになり、妻や子供も離れていく。スターの伝記映画はほぼ薬に頼り、命を落とすがエルビスもとても若くして死んでしまう。エルビスの収入を搾取したパーカー大佐の責任は重いが、彼でないとエルビスをここまでのスーパースターにできなかったかも知れないとも思う。
お腹いっぱい&大満足
骨盤
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